パラダイス

「あのラボ」シリーズ第4弾!DIとDI inのある機材を46製品徹底的にチェック編!

2025.07.09

ワタクシ「あの澤田」とゲストで一つのテーマをしっかりかつサクッと掘り下げるあのラボシリーズ。

第4回目である今回は、ベーシストでもある「Vツイン多田」と共にお店中にあるDIとDI inのある機材を徹底的にチェックして見ました!

なんと総トラック数46ch!(202506現在)

今回初お披露目の製品もありますので、ぜひぜひCheckしてみてください!

ちなみに新製品が届き次第随時追加予定です!

RockoN渋谷が現在の場所に引っ越した頃から、竿もののレコーディングはDI使った方が絶対いいよと言い続けて20年近くになるDI好きな澤田のちょっとだけ小話を。

当時ちょうどGuitar Rig3やAmpiltubeなどのプラグインが実用的になって来たけどCPUが追いついてない頃で、Fractral、Kemper、Positive Gridなどの今の定番はもちろん存在せず、PODの黒いのがあったかな?まだXTだっけかな?くらいでした。

色んな意味で発展途上中で、どうしても一味ハードを足さないとしっくりこなかった時期でもありました。PalmerとKochからパッシブのキャビネットシミュレーターが発売されており、持ってるヘッドアンプにつなぐというなかなかの大掛かりでしたが、それがないとちゃんとした音でのライン録音ができずみんな試行錯誤(というか四苦八苦)してた時期でもあります。

たまたまベースのレコーディングの際に使ったRADIALのDIをギターでも使ってみたら一気に視界が開けまして、それ以来DIは必須アイテムになってきました。繋いだ時よりも外した時の喪失感(特にローミッド)がすごく、同じことをやってるのにこんなに差が出るならやらない選択肢はないなとライン録音時の定番になった次第です。

勝手な記憶ですが、当時DIってベースのレコーディングかLIVEで使うものという認識が大半で、今の様にギターのライン録音で使うなんて発想は珍しかったらしく、僕が薦めてもなかなかユーザーは増えなかったのですが、今や一般的な機材になってるので面白いものですね!

ということで、本編突入です!

使用システム

DAW:Presonus/Studio One 7
I/O:AVID/MTRX STUDIO
Reamp:Umbrella Company/SIGNALFORM ORGANIZER

①個人的に絶大な信頼をおいているSIGNALFORM ORGANIZERを使用して、Vツイン多田のフレーズを32/96Khzで収録。

②テイクのムラを防ぐために①で収録したフレーズをまたまたSIGNALFORM ORGANIZERを使用してReampします。パッシブタイプなど、機種によっては後段でゲインを稼ぐ必要があるため、SSL/Pure Drive Quadを用いて一定のレベルで録音できる様に調整しました。

純粋な比較試聴というよりは各機材の特徴が聴き比べられたらなと思います。

では早速行ってみましょう!

立ち並ぶアウトボードの壁!

収録中!

繋いではREC、繋いではREC、、繋いではREC、、、繋いではREC、、、、この手の企画が基本自分との戦いです(苦笑)

●Bassのみ

Drum Loopと合わせて

試聴を終えて

まとめ

いかがだったでしょうか?

ベーシスト出身のデザイナーさんが作るDIは不思議とドラムとの噛み合わせがいい位置に音像がきたり、生粋のサーキットデザイナーが設計した場合は、後は用途に応じて調整してくればいいからクリーンでフルレンジの音ですっという製品があったりと、マニアックな面白さがあるので、ソロで聴いた場合とドラムと一緒に聴いた場合でも印象が変わったりします。

もちろん「そこまで違いがわからないな」って意見があっていいと思います。

ただ人間は意外と高性能でして、この「ちょっとの違い」がプレイヤーはもちろん、リスナー側の受け取り方が変わってしまうんですよね。歌でもそうですが、技量が上がるほど聞こえている音に合わせて体が無意識な調整を加えてたりするもんですよね。だからこそこだわりたい「後ちょっと」の世界でした!

個人的な経験でいうと、どうしてもプリの方がいいなって機種もなくはないのですが、DIのキャラクターはマイクプリのキャラクターにかなり似ています。なので、マイクプリを選ぶ時にもご参考にして頂ければと思います!

今回、録音に間に合わなかった製品がもう3機種くらいあるので、手元に届き次第追加する予定です!そのうち1製品は本邦初公開なので、お楽しみに〜。

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記事内に掲載されている価格は 2025年7月09日 時点での価格となります
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