今回は商品レビューをお届けします。
LEWITTのハンドヘルドマイク、MTP W950をアーティストの方にライブハウスで実際にお使い頂きました。
MTP W950はハンドヘルドではありますがコンデンサーマイクです。
これまでもMTP 550 DM(ダイナミックマイク)、MTP 350 CM(コンデンサーマイク)など、ライブ向けのハンドヘルドマイクは既に4機種ほどリリースされていて、全体的にクリア&パワフルな音質はお試し頂いた方からの評価も高いです。
今回はどこが違うのでしょうか?
答えは構造です。
このMTP W950はカプセル部分がパカっと外れるようになっており、SHURE系のワイヤレスのボディに付け替える事が可能です!
通常であればXLRのハンドマイクとして…ワイヤレスの現場にも音質を変えずにサクッと対応出来るのは非常に便利ですね。
また、コンデンサーマイクの弱点であるカプセル部分への吹かれも対策されており、二重の保護がされているようです。破裂音だけでなく、湿気にも効果を発揮するとのこと。
名前も今まで「MTP⚪︎⚪︎⚪︎DM」とかだったのが何やら新しい命名ルール?な気がしていたのですが、なるほど「W」はWireless の略だったんですね。
レビューを調べてみると、MY FIRST STORYなどのライブ現場で使われているそうです。
ラウド系で使われているとなるとハウリング耐性や被りのリジェクションの性能に信頼が持てそうですね!
付属のセミハードケースは持ち運びしやすいサイズ感でありながらスポンジの厚さも十分確保されていて好印象です
早速レビューだ!と思いましたが、ライブ系の機材は店頭で自分の声で「マイクチェックワンツー」とやっても正直いまいち掴みきれない部分もあるので、アーティストさんにお願いして、ライブハウスやリハーサルスタジオで使ってみていただきました。
ライブ会場は渋谷La.maamaで、アコースティックギターを弾きながらの弾き語りのライブです。
開始から感じたのは、圧倒的な抜けの良さ。
弾き語りなので、最初から埋もれたりはしない編成ですが、明らかにボーカルのディティールがいつも聞く会場備え付けのSM58よりも繊細です。
これまでライブハウスで聞こえてくる歌声は、歌詞がちゃんとわかるというよりも、音色としてのストレスの無さを優先しているように感じていたのですが、いい意味で覆されました。
ニュアンスをたっぷり拾い上げながらも冷たい印象にならないのは、レコーディング用マイクばりの大きさを備えた1インチのダイヤフラムのなす技でしょうか。
声を張り上げる部分でも、潰れたり質感が変わってしまう事はなく安定しています。
シンガーの方もライブが終わった後に「凄いマイクだ!」とおっしゃっていただきました。
いつも使っているダイナミックマイクよりも、かなりパワフルで自分の声が聞きやすかったとの事です。
曲中、口笛を吹くフレーズがあったのですが、吹かれが少ないので、いつもよりずっとマイクに近づけたともおっしゃってました。
ちなみに今お使いのマイクも、数年前にロックオンでたくさんの試聴機の中から選んで頂いた一本でしたので、決して今のマイクに不満があったという訳でもなく、それだけMTP W950のパフォーマンスに驚きました。
弾き語りでのライブで優れた音質と利便性については分かったので、次はバンドリハで使ってみます。
本サイトの別の記事で取り上げたZOOM H6でバンドリハを録音する企画で、MTP W950を使って頂きました。
その時の記事はこちらに貼っておきます。
[ハンディレコーダーでバンドを録る時に試して欲しいアイデア]
楽曲; 「ゆびきりげんまん」 by 丸橋ミケ
私はその場でギターを弾いていましたが、やはり抜けの良さは強く実感します。
比較的ギターアンプの近く、生ドラムのすぐそばという厳しめな立ち位置で、全員に十分歌が聴こえるほどの音量で出力するもハウリングを起こす気配はなし。
パラで録った音はこんな感じです。
一緒に演奏する側の立場になると、ボーカルが常に充分聴こえていると「どういうニュアンスで弾いたらいいか」という部分に自信を持って演奏出来るので、バンドによっては全体のパフォーマンスが良い方向に変わる可能性があるんだな、と気付きました。
あと単純に耳が疲れにくい!
「歌いやすいし、自分の声が聴きやすい。ニュアンスがよく出てくれるのにゴマカシも効くからレコーディングもこれでやってみたいかも」と、100点満点な印象の言葉を頂きました。
モニターしやすい音抜けの良さは演奏時のリラックスを、ハウリングへの高い耐性はライブ会場、機材との広い範囲の相性をもたらしてくれます。
吹かれにも強く、ワイヤレスのボディへの載せ替えも出来るので対応力は他のマイクよりも一つも二つも飛び抜けています。
ハウリングにも強いので、会議、講習等でのスピーチにも良いでしょう。
もちろん、聴いている観客にもパフォーマンスが届きやすいマイクです。
これはぜひお試し頂きたい一本です!