前回は、「エンジニアになりたい」と思ったらまずおすすめしたい音楽を聴く環境のスピーカー選びについて書きました。その続きとしてADAM Audioに行き着いた理由から書きますね!
2018年11月から約1年という期間、Rock oN Companyのサイトでブログを書いていました。毎週投稿をしつつ、渋谷の店舗にも足を運ぶ事もしばしばありました。
お店では奥にありますリスニングルームで、取っ替え引っ替え各社のスピーカーを聴きまくっていました。その中で見つけたのがADAM Audioでした。
コロナの自粛期間はとにかく音楽を聴くようにしていました。
その期間に助成金を利用してライブハウスで音楽ファンと一緒に音楽を聴くOTOwakeの活動も行う事で、各楽曲のレコーディングエンジニアやトラックダウンエンジニアを調べる時間を作る事が出来ました。
小松氏が主催となり、プロの音楽関係者によるイベント/セミナーを初め音楽情報を提供する団体
そこで見つけたサイトがこちら
アーティスト名を入れて検索するとリリースした音源のプレイヤーやプロデューサー、エンジニアなどが閲覧出来ます。不思議な事に好きなアルバムのトラックダウンエンジニアが同じサウンドエンジニアだったりして「自分はこのサウンドエンジニアの影響を受けて来たんだ」と確信することありました。ちょっと驚きました。
コンサートは必ずメインスピーカーからオーディエンスエリアには空間があるのでヘッドフォンやイヤフォンで音楽を聴くのでは無く、スピーカーで聴いて頂きたい!!
実は、30代の始めに目黒の音楽家の為のマンションを借りて、(サウンドエンジニア数人で)防音部屋で音楽を聴きまくっていました。
80インチのプロジェクターもあって、集まったアーティストと一緒に毎晩レーザーディスクを観て盛り上がっていました。
これは、最高な環境で自分の耳を楽しく育てる事が出来ました。
その空間で将来の展望が生まれ32歳で独立する事も決心しました。
その防音のマンションで話していたのは、世界中のレコーディングスタジオに設置されていた、名高いRey Audioのスピーカーを手に入れたい !!
そんな野望が叶う日がやってきました。
独立して数年が経ち、リハーサルスタジオを平地から建設をしてそのミキシングスタジオに、Rey Audio 7Vを導入しました。
このスピーカーで毎晩音楽を夜中まで聴いていた至福の時間は一生忘れません。
このスタジオでリハーサルのミックスをしたり、レコーディングエンジニアを経験したりと自分の耳を育てる時間でありました。
エンジニアの腕は知識と経験の積み重ね。次回はPAにおいて重要なボーカルマイクの選択についてご紹介します。
≪ K.M.D Sound Design Inc.(Youtubeチャンネル) ≫