\音響良技録店、初めます/
「プロの音質に近づきたい」「PAの質を高めたい」そんな願いを叶えるため、現役プロがノウハウと厳選機材をご紹介する新連載「音響良技録店」がスタート!アマチュアからプロ志望まで、あなたの音響技術を磨く情報をお届けします。
第1回となる今回は、僕が音楽と出会って、サウンド・エンジニアになるまでのストーリーを書きますね!
その中から良きヒントがあればと思います。
小学校の頃、ラジオから流れる曲を聴いて音楽に目覚めました。
その後、兄の影響もありアコースティックギター、エレクトリックベースを弾き初めました。
ふとしたきっかけでサウンド・エンジニアの存在を知って(高校3年生頃)専門学校に進みました。
その頃はレコーディング・エンジニアになるのか!?コンサートエンジニアになるのか!?
分かりませんでした。
ある時、PA会社のアルバイトで簡単な高校生のミュージカルのPAをさせてもらいました。客席は感動の空気に包まれていて、横にいた学生が涙していました。そんな様子を見てこの仕事を目指そうと決めました!!
今でも、コンサートでオーディエンス達が発するアンコールの渦の中にいますと初心の気持ちに戻り、高揚感を感じます。この仕事をやっていて良かったって!
現在は、年間200本の本番を受けて、150本以上のコンサートミキシングをやっています!
そんな今の自分があるのは学生時代の修行にあります!!
専門学校の裏にあった港区図書館のアナログレコードを毎日4枚聴いていました、週末は8枚です。
ジャンルは、
以上の4つのジャンルを、AからZまで借りて聴いていました。しかも1曲も飛ばさず最後まで聴くのが自分が決めたルールでした。
今、思うとその時に良きスピーカーで聴いていればもっと耳が育ったと思います。
ちなみに僕がオススメするスピーカーは、ADAM AUDIOです。
1999年に設立されたドイツ・ベルリン発祥のスピーカー専門メーカー。革新的な技術を駆使して開発されたADAM Audioのモニタースピーカーは、世界中のアーティストやサウンドエンジニアが大きな信頼を寄せています。これまで築き上げた独自の技術により「正確な音、原音に忠実、高解像度」という、一聴して分かる音のキャラクターを確立しています。
ちなみに私の愛用のスピーカーはS2Vです。
ADAM Audioの誇るフラッグシップ・シリーズ。1999年の会社設立以来、モニタースピーカーのリーディングカンパニーとして培ってきた技術をすべて投入した最高峰モデル。新開発のウーファーユニットとミッドレンジドライバー、優れた放射特性を実現するウェーブガイド、最先端のDSPエンジンなど、モニタースピーカーの性能に関わるすべてにおいて最高品質を提供するSシリーズは唯一無二の音楽体験を提供します。
ADAM Audioには、手の届き易い価格帯のTシリーズもありますよ。
ADAM Audioの技術が惜しみなく投入された高性能かつコストパフォーマンスに優れた入門機種。初めて本格的なスピーカーを導入する方におすすめのシリーズです。サイズの異なる3モデルをラインナップしており、デスクトップでのカジュアルなリスニングから、ベースサウンドの大音量再生まで様々なシーンで活躍します。
以前には、Tシリーズの5インチで聴いていましたので、音色は保証できます
Tシリーズの5インチ、7インチ、8インチの違いは低音の再生帯域です。
お部屋のサイズに合わせてチョイスしましょう!!
※過去にOTOwake Magazineでご紹介したリスニング環境についての情報もぜひ御覧ください。
最近は手頃な価格でBluetoothスピーカーが購入できますが、ケーブルで接続しないので手軽な分、音は犠牲になるのでおすすめできません。“Oheya Set”を構築する時はいきなり高い機材を購入するのではなく、自分にとって無理のない金額の機材を購入し、その後からオーディオインターフェイスやケーブルなどをアップグレードして音の変化を楽しむのがおすすめです。まずは、スピーカー/オーディオインターフェイス/ケーブルを購入するところからはじめましょう。
今回は音楽との出会いからプロになるまで、そしてADAM AUDIOについてご紹介しました。次回は私の耳を育てた音楽との付き合い方、「PAエンジニアを目指すならばスピーカーで音楽を聴いてほしい!」という気持ちについても綴りたいと思います。お楽しみに!
≪ K.M.D Sound Design Inc.(Youtubeチャンネル) ≫