この連載ではノウハウ0の状態からMax9で音に関するソフトウェアの自作を目指します!試行錯誤をしながら一緒に無限の可能性を探っていきましょう。
こんにちは。梅田店スタッフタムラです。今回から少しステージチェンジしまして、Max for Liveに触れていこうと思います。普段からAbleton / Live を使っていますので普段の制作に活かせるようなモノを作りたいですね。
以前の記事にてふわっと触れましたがMaxにちょっと慣れて解像度が上がったので改めてご紹介します。
Max for Liveは略してM4Lと呼ばれます。名前の通りAbleton LiveのためのMaxとの解釈で間違ってないと思います。
今まで扱ってきたMaxとの一番の違いはAbleton / Live 内でMaxが動作すること。Live内で動作させるMaxデバイスを作成したい場合はM4Lで作成した方が理にかなっているようです。(M4Lでしか扱えないオブジェクトもあるようです)
Maxを持っていなくてもM4Lは扱えますが、付属するのはSuiteのみとなりますのでご注意を。
早速M4Lを開いてみます。Live を起動後、Max for Live の項目を開きます。新たにMaxデバイスを作成する際は、上からの三つ『Max Audio Effect』『Max Instrumets』『Max MIDI Effect』を開きます。それぞれ名前の通りのM4Lの事前プリセットのようなモノです。その下の項目はAbletonが作成したM4Lのエフェクト等です。(拡張子は.amxd)当然これらもMax for Liveで作成されています。
試しに元々入ってるMaxエフェクトを開いてみます。おもむろに『Mono FM』をインサートしましてなんとも形容し難いマークをクリックします。
maxが開きますのでプレゼンテーションモードを解除して…
既視感のある画面になりました。上記のパッチによって『Mono FM』が動作しているんですね。しかも親切に解説のメッセージ付きです。そしてこの画面が開くってことはお察しの通りこのパッチ、いじれます。
つまり0から作らなくても既にあるモノを自己流にアレンジして使うこともできるんです!
というわけで早速。UIの下の部分が寂しかったので
(大嘘)
Maxと比べてLive内で動作する性質上、フィードバックのスピードが早くて作っている感があります。それに普段使っている完成されたパッチを簡単に研究できるのも面白いですね。
次回は簡単なパッチを組んでLive内で動作させてみます。
では。