自宅レコーディングや音楽制作の機材選びにお悩みの方へ向けて、Rock oNスタッフがホームレコーディングに必要な機材をご紹介!!
DTMやDAWを使うシンガーソングライターの方、デモ仮歌を自分で録音したい方、ナレーションを録音したい方など、ボーカリストやナレーターさんがマイクを選ぶ時、何を基準に選べば良いのでしょうか? マイクの種類や相性の良いジャンル、音の違いなどを踏まえて、Rock oNスタッフが選んだお勧めマイクをご紹介します。
マイクの動作原理は色々とありますが、大きく2つに分ける事ができます。
ダイナミック型マイク
メリット:主にマイクから近距離の音を録音するので、自分の歌以外の余分な音が入りにくい。音圧感のある力強い音。故障の心配が少なく手軽に扱える。価格が比較的安い。
デメリット:感度が低いので繊細な音の録音が苦手。低音が少なかったり、高音が少しこもってしまう。マイクのボリュームを上げた時に、「サー」や「シー」といったマイク本体のノイズが目立ってしまうモデルもあります。
コンデンサー型マイク
メリット:感度が高いので繊細な声から大きな声まで正確に録音できる。ダイナミック型に比べ特に高音が綺麗に録音できるほか、普段意識していない極低音も集音します。
デメリット:感度が高いので空調や機器のファン音、声が部屋に響いている音なども拾ってしまう。衝撃や強い風圧、湿気に弱い。価格が比較的高い。ミキサーやオーディオインターフェースからのファンタム電源の供給が必要。
「これ1本あれば何にでも使える完璧なマイク」があれば良いのですが、実際はプロの方でも用途別にマイクを使い分けている事がほとんどです。上記の基礎知識をふまえて、初心者の方へ向けたマイクの選び方をご紹介します。
![]() マイクの種類によって得意・不得意なジャンルがあります。たとえばこちらのジャンルでは ロック ラップ、ヒップホップ ボイスパーカッション デスボイス → ダイナミック型マイク 基本的に大きな声でパワフルに歌い上げる系にはダイナミック型がお勧めです。バンドなど、楽器の音が大きい中でボーカルが負けない、芯のある太い音が録音出来ます。マイクは集音部分に口を近づけるほど低音が強くなって行きますので、なるべくマイクに口を近づけて歌う事がポイントです。ボイスパーカッションなどはその特性を上手く利用しています。 最近はダイナミックマイクの性能が上がり、コンデンサーマイクに匹敵するモデルもあります。部屋の防音環境が悪い場合には、部屋の響きなど環境ノイズを拾いにくいダイナミック型を選ぶというのも一案です。 ライブステージなどでも使用する前提であれば、ダイナミック型をお勧めします。 |
![]() そのほか、こちらのジャンルではバラード ジャズボーカル オペラなどの声楽 シンプルな編成や伴奏の音が小さい音楽 ナレーション 映像のアフレコ → コンデンサー型マイク 繊細な声から頭に突き抜ける発声まで、声の抑揚と表情を正確に捉えたい場合はコンデンサー型です。音の感度が高く、歌に奥行き感や立体感を感じる事が出来ます。また、ナレーションやアフレコなどのダイアログ録音にも使用されます。コンデンサー型は基本的にオールジャンルで使えるのでレコーディングスタジオではほぼ間違いなくコンデンサー型が使用されています。ボリュームの大小レンジが広く集音できるので、録音後にコンプレッサー処理などミキシングのノウハウが必要になる場合もあります。 |
高いマイクほど高性能ではありますが、高いマイクほど自分に最適とは限りません。
マイクは値段じゃないね、これは安いけど音が超好み!
という方もいます。
高いマイクの特徴を具体的に表現すると、
・マイクに近い音と遠い音の違いが分かり、立体感を感じる
・小さい音から大きい音まで、音圧に対応できる幅が大きい
・低い音から高い音まで綺麗に聞こえる
・音のぼやけ、濁りがなく、音の違いがはっきり聞き取れる
・実際に鳴っている音と録音した後の音が限りなく近い
・「サー」や「シー」といったノイズが鳴らない。これはボリュームを大きくした時に分かります。
マイクは人間に例えると耳の「鼓膜」に相当します。鼓膜の感度と聴こえる周波数の広さがマイクの価格に反映されますので「高い製品ほど高性能」とはいえますが、用途や声との相性、予算と性能のバランスをどう取るかが重要です。
これまでのダイナミック型のイメージを払拭するクリアーな音質で、ライブで使用する超有名アーティスト多数。ダイナミックマイクのネクストスタンダードモデルです。ロック向きな太いサウンドを求める方や、まずはダイナミックマイクから導入したいという方にはe935です。このマイクはとても頑丈なのもポイントで、ぶつけたり落としたりしても簡単には壊れない設計になっています。(程度にもよりますが、、)いつでも使えるように、制作機材の周辺に置いておける気軽さも良いです。
これまでのダイナミック型のイメージを払拭するクリアーな音質で、ライブで使用する超有名アーティスト多数。ダイナミックマイクのネクストスタンダードモデルです。ロック向きな太いサウンドを求める方や、まずはダイナミックマイクから導入したいという方にはe935です。このマイクはとても頑丈なのもポイントで、ぶつけたり落としたりしても簡単には壊れない設計になっています。(程度にもよりますが、、)いつでも使えるように、制作機材の周辺に置いておける気軽さも良いです。
これまでダイナミックマイクの定番は Sure SM58で、下は50ヘルツから上は15キロヘルツまで集音可能でしたが、このe935は下は40ヘルツから上は18キロヘルツまで可能。ホームレコーディング用途で考えた場合、より伸びのある高音と低音が録音可能なe935がお勧めです。
機材は壊れないのが一番! 丁寧に扱うに越した事はありませんが、万が一落としても簡単には壊れません。そのタフネスさもロックです。
ダイナミックマイクでありながらコンデンサーマイク並のパフォーマンスを兼ね備えた非常に優秀なマイクです。単一指向性でワイドなダイナミックレンジ及び周波数特性を誇り、ボディはラバーラミネートでハンドリングノイズを抑え、ダイアフラムの音色はオープンでワイド、ミックスの中でも埋もれることなく存在感のある音が期待できます。
M80の最大の特徴は新設計ローマスボイスコイル及び超薄型マイラーダイアフラムとAMI/TAB-Funkenwerk社製のカスタム出力トランスにあります。この新設計のダイアフラムは今までの『重い』ダイアフラムとボイスコイルで失っていた『音色』を変化させることなく高効率で電気信号に変換する事ができ、またAMI/TAB-Funkenwerk社製の出力トランスは古き良きアナログオーディオの独特の暖かみのありながらプレゼンスのある音を出してくれます。低域の近接効果も程よくコントロールされておりボーカルはもちろんの事、ドラムやベースなどの録音にも非常に優秀なマイクとなっています。
この値段でこのサウンドが録れるなら本当に御の字ですね。質感こそダイナミックらしい吸収力がありますが、M80のレンジ感はDPAと逆の表現になりますがダイナミックっぽくない。ラージダイアフラムで録ったらもっと暴れがあるのですが、M80はダイナミックらしくピークを吸収し、それが歌い手の歌いやすさにもつながっています。しっかりオンで録ったら今聴いてる音よりもローの質感も増すはずです。
豊富なデザインも魅力ですが、ただボーカリスト諸君はLIVEで使うには重いと言っていましたね。音は抜群だと思います。
ワイドなダイナミックレンジ及び周波数特性はコンデンサーマイクに匹敵! にもかかわらず耳に痛いピークを抑えた暖かみのあるサウンドが絶賛されており、ある意味ダイナミックとコンデンサーのハイブリッドのような秀逸なサウンドです。
TELEFUNKENは1903年、シーメンスとAEGが合併して設立され、1900年代を通じて無線通信、テレビ、ビデオカメラ、真空管、プリアンプ、マイクなど数多くの分野で世界のテクノロジー産業をリードしてきました。世界最高レベルのマイクロフォンを提供し続ける伝統ブランドTELEFUNKEN Elektroakustik。M80はそんな伝説級メーカーから生まれたダイナミックマイクのサラブレッドなのです。
ボディとグリルのカラーを自由に選択して自分だけのオリジナルM80を作れます。見た目はテンションに影響しますので、とても大事です。
sE2200 は受賞歴を誇るカーディオイド・コンデンサー・マイクロフォンの最新バージョンで、Amy Winehouse使用モデルの後継機になります。ボーカル、アフレコはもちろん、様々な楽器との相性も良く、その滑らかで洗練されたサウンドは sE Electronics の評価を決定的なものにしました。ボーカルの存在感を押し出してくれ、オケの中にボーカルが埋もれてしまう事はありません。実力派やプロフェッショナルにはこちらがお勧めです。購入時からショックマウントとポップフィルターが付属しているのもポイント。
Amy Winehouseのような世界的ボーカリストとの共演を通じて名を広めた sE2200 はクラシックなスタジオマイクの魂を蘇らせ、今日もなお世界中で愛用されています。始めにこのマイクを導入して、ボーカル用、楽器用、と長く使い続けられる信頼の1本としてお勧めです。
-10dB / -20dB の切り替えが可能なパッドスイッチを搭載。広いダイナミックレンジを提供し、ヘビーなエレキギター、パワフルなブラス、重いキックドラム等、音圧の高い楽器を含む幅広いソースへの対応と、音源にギリギリまでマイクを近づけるテクニックを可能にします。80Hz / 160Hz から選択可能なローカットフィルターは、低周波の濁りや不要な足元のノイズ等を軽減し、マイクに近づいた際の過剰な近接効果を軽減させることに役立ちます。
sE2200 には “Isolation Pack” も付属しています。振動によるノイズを軽減するショックマウントはシンプルな構造で、マイク本体と簡単に取り付け/取り外しが可能です。また、絶妙に湾曲した金属製のポップフィルターは垂直方向に調整可能で、破裂音の軽減に役立ちます。
作曲からミックスまで、田辺さんのノウハウを垣間見ながら、その中で制作風景や気になるクリエーターを紹介したり、最新の機材をいじっちゃうというこの企画。第82回目は田辺さんと Rock oNスタッフの SCFED伊部が、上記4モデルを初心者女性ボーカリストを想定して比較試聴しました。ぜひマイク選びのご参考にして下さい。
このほか、男性ボーカル、女性ボーカル各17本ずつ、合計34本分のマイク試聴比較した企画 「HEAR THE REAL TONE 2018 Mic 編」 もマイク選びの参考にご活用下さい。
コンデンサーマイクの特徴として挙げた 「感度が高いので空調や機器のファン音、声が部屋に響いている音なども拾ってしまう」 というデメリットを改善する便利グッズがありますのでご紹介します。