ソリューション

用途別マイクスタンドの選び方

2024.08.22

1.はじめ

こんにちは、複数本のマイクで録音をそんなにしないのに気づいたらマイクスタンドが6本所有してしまい置き場所に頭を抱えているスタッフOです。
今回は、マイクスタンドを自宅やスタジオで導入したい方に向けて、選び方のコツをお伝えします。ぜひ最後までお付き合いください!

2. 使用用途によって大きさを決める

まず最初の選ぶポイントは、どんな用途で使用したいかを明確にして、必要な大きさを決めるところです。以下に具体的な例を挙げます。

・ドラムのトップやアンビエンスなど高い位置での録音 

オーバーヘッド向けの2m以上高さ調整できるマイクスタンドがオススメです。

商品例:K&M 21021(ブラック)

                              

・バスドラム、カホンなど位置の低い楽器の録音

30cm~60cmくらいのショートブームスタンドがオススメです。

 商品例:TAMA MS205STBK

                              

・ボーカル録音やアコースティックギター 

標準ブームマイクスタンドがオススメです。大体長さが90cm~160cm+ブームの長さです。

商品例:K&M 21020(BLACK)

                    

           

・家でポッドキャストをしたい場合

場所を取らない卓上マイクスタンド、もしくはデスクの端に取り付けるタイプのアームスタンドが適しています。特にアームスタンドは、録音中にマイクの位置を簡単に調整できるため便利です。

商品例:RODE PSA1K&M 232B

                               

                               

3. ブームのありなし、もしくは後付け可能か考える

マイクスタンドにはブームというパーツがあります。ブームとは、マイクの位置を柔軟に調整できるアームのことです。ブームがあると録音したい物に対して、ピンポイントで位置を狙いやすいです。

ブームマイクスタンド(ブームあり)

→ 基本的なマイクスタンドの構成です。スタジオ録音やライブ演奏など、多様な用途に対応できます。例えば、アコースティックギターやピアノの録音時に、マイクを理想的な位置にセットできます。またマイクによってはブームなしのスタンドに取り付けるとマイクケーブルが干渉してしまう物もあるので、基本的に初めて購入するマイクスタンドはブームありのマイクスタンドがオススメです。

商品例:KIKUTANI MS-203B

ストレートマイクスタンド(ブームなし)

→ ブームが無いので垂直方向のみに調整できるマイクスタンドです。シンプルなボーカル録音やポッドキャストなど、固定された位置での録音に最適で、例えば、スピーチやプレゼンテーションの際に安定したマイク位置を保つことが可能です。

また、リフレクションフィルターやスピーカーでマイクスタンドに取り付け穴がある製品があるのですが、大体ストレートマイクスタンドがオススメなことが多いです。

基本的にそれらの製品は角度は一定で、高さを変えたいことが多くてブームマイクスタンドでも取り付けは可能ですが、重さで傾いてしまったりするので、この場合はストレートマイクスタンドの方が使いやすいです。

商品例:ULTIMATE SUPPORT MC-05B

後付け可能

→ 既存のスタンドに後からブームを追加できるかどうかも考慮すると、用途が広がります。例えば、最初はボーカル録音用に使っていたスタンドに、後からブームを追加して楽器録音に対応させることができます。

また、TRIAD OBITのマイクスタンドは独自の規格を採用しており、ブームを含むいろんなパーツがワンタッチで取り付け可能です。

なので、今後拡張したい、一本のマイクスタンドでできることを増やしたい方にオススメです。

商品例:TRIAD-ORBIT T2TRIAD-ORBIT O1-L(ブーム)


4. 意外と大事な足

マイクスタンドの足も重要な要素です。安定性や移動のしやすさに大きく影響します。以下に具体的なタイプを紹介します。

三脚型の足タイプ

→ 基本的なスタイルの足です。安定性が高く、屋外や不安定な場所での使用でも使用しやすいです。

商品例:TAMA MS736BK

円形のベースタイプ

→ 円形のベースのため三脚型よりも省スペースで設置が可能です。そのため室内での使用や設置の移動がやりやすいです。

商品例:Quiklok A988

キャスター付きタイプ

→ あまり種類はないですが、スタジオ内で頻繁に位置を変える必要がある場合に便利です。

例えば、複数の録音ブースを持つスタジオで、マイクスタンドを簡単に移動できるため効率的です。

商品例:T3C TRIAD-ORBIT

5.意外と忘れがちネジ規格のチェック

マイクスタンドには3/8規格と5/8規格が存在します。それぞれのマイクやアダプターが対応する規格を確認し、適切なスタンドを選ぶことが大切です。

6.まとめ

マイクスタンドを選ぶ際には、使用用途に合わせた大きさ、ブームの有無、足の形状を考慮することが大切です。これらのポイントを押さえることで、自分に最適なマイクスタンドを見つけることができます。自宅やスタジオでの録音環境をより快適にするために、ぜひ参考にしてみてください。

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記事内に掲載されている価格は 2024年8月22日 時点での価格となります
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