こんにちは!梅田店スタッフのファジー日下部です!
ライブで同期演奏がしたいかーーーー!!!?!?!?!?!
したいですよね。皆したいに違いないです。
といってもそもそも同期演奏とはなんぞやって方もいらっしゃると思うのでざっくり説明すると、
酷く投げやりな物言いをするとステージにいない楽器を鳴らすものです。
例えばある意味カラオケもその一つになります。
基準となるオフボーカルのオケが流れてそれに合わせて歌う。歌だけであればそれだけで済むのですが、それにギター、ベース、ドラムなどが加われば単純にオケを流してそれに合わせて演奏するだけと言うわけにもいきません。
ギターが加わればギターオフ、ベースが加わればベースオフ、ドラムが加われば…と楽器の数だけそぞれがオフにされた音源を流さなければいけません。
その中でも重要な役割を担っているのがリズムですね。ギター、ベースオフだけであればドラムが音源でなっていればある程度それに合わせて演奏できるかと思いますがドラムがいなければ何に合わせて演奏すればいいの?って話になってきたりそもそも常に全ての楽器がなっているわけではないので、たとえドラムありの音源で演奏していてもドラムが抜けて帰ってきた時に必ずしもテンポがステージ上とぴったり合うなんてことはないでしょう。
その為同期演奏を行う場合、演者はイヤーモニターでクリック(メトロノーム)の音を聞く必要があります。
それに合わせて演奏することで音源とステージが同期した演奏が可能になります。
さてそれではどうすればいいのか?と言う話ですが、これについてはやりたいことの数について必要機材が増えていくと思ってください。
今回は基本的な(Dr,Ba,Gt,Vo)バンド構成を前提にお話しいたします。
同期で流すのはシンセサイザーやストリングスということにしておきましょう。
まず同期演奏する曲の中でドラムが常に叩いている場合はドラムのみがクリック音を聴きながら演奏することで同期演奏ができます。
ドラムがお休みの部分がない限り、他のメンバーはドラムに合わせて演奏するだけで同期演奏は成り立ちます。
その際最低限必要な機材は以下の通りです。
たったこれだけでまずは始められます。
まずパソコンは必須です。外音で流れる同期音声(Stereo)とドラム1人が聞く用の3chが再生できれば良いのでフリー版のDAWでも可能です。
ただ、この後も記載しますが再生する音源を2mixでなくパラ出力したり、またそれらのトラックが多くなるようでしたらフリー版では対応出来ず、パソコンのスペックもそれらが快適に動くスペックのパソコンが必要となります。
先程用意した音源をPAとドラムにそれぞれ出力してあげる必要があります。
何故2outのインターフェイスでダメなのか?という疑問もあるかもしれませんが、2outだと同期音声とクリックの音を切り分けることが出来ず、ライブの外音にクリックが流れてしまいダサいからです。
ということでお客さんにはバレないようにクリックを聞くために別のアウトプットにクリックやボイスカウントなどを送ってあげます。
その為3out以上が必要となります。このアウトプット数は出力したい楽器の数に合わせて増やしていくこともできます。今回の例でいうと、シンセサイザーとストリングスをそれぞれステレオで別々に出力したい場合はクリックと合わせて5out以上必要・・・といった風に計算できます。
最後に、送られてきたクリックをドラムが聞くためにヘッドホンやイヤホンが必要になります。
イヤホンやヘッドホンは原則なんでもいいのですがなるべく外に音が漏れない密閉型やインイヤーのモデルが望ましいです。
またこの場合ドラムがパソコンの再生することになると思いますので手元で簡単に音量のコントロールが出来る小型ミキサーがあれば尚良しです。小型ミキサーがあればPAから返ってきたモニター用の音声も聞けるのである方が演奏しやすいかと思います。
これらが最低限始めるために必須な機種ですが、実はこれではまだまだ不安がいっぱいです。
古今東西どんなに家で完璧に動作したパソコンも往々にしてステージ上で突如機嫌を損ねます。
というのもステージ上で照明に当たり熱を持ったりいつもと違う電源環境などでオーディオインターフェイスが止まったり再生自体が止まってしまったりするのです。
そこでまず冗長性が課題となります。
冗長性といっても何すればええんじゃいということだと思いますが、まずは一番止まると困るパソコンを2台用意し全く同じ音声をサブで流し、もし1台が止まってしまってもサブのもう一台が支えるというシステムを組みます。
とはいっても人間が2台同時に再生し止まった瞬間切り替えるなんて出来ませんので、その為のシステムを作っていきましょう。
実は先程長ったらしく書いた問題もこれ一発で解決します。
PlayAUDIO1Uは同時に2台のパソコンを接続することが出来、またその2台に同時に再生/停止の信号を送ることが出来ます。
これによりメイン/サブの完全に同期した再生とメインPCにトラブルが起こった際の自動的な切り替えが可能になります。
また12outを備える為、パラアウトする楽器やクリックをリスニングするメンバーの数なども増やせます。
さっきのシステムにパソコンを追加し、インターフェイスをPlayAUDIO1Uにリプレイスするだけで冗長性も獲得し、パラアウトを可能にしました。
ただパラアウトが出来る様になったということは同時に扱う音源の数が増えたのでパソコンやDAWはそれなりのものを使用する必要があります。また、パソコンも出来れば全く同じ機種、スペックが望ましいです。
なぜそこまでしてパラアウトをしたいかというと、ライブでは会場やお客さんの数、各楽器の当日コンディションなどによって音量バランスが変わります。その場合現地でのバランス調整が必要になる為、シンセサイザーやストリングスも別々に調整できる方が使いやすいというわけです。
さて実はシステムの基本についてはここまでで習得しちゃってます。
更にプロ向けのシステムを組む場合はアウトプットを増やしたり、サブのサブを用意したり、MIDI CCを使って足元から曲の再生をしたり、逆にギターやベースの足元を曲に合わせ制御したり・・・とありとあらゆるオートマティックなことを可能にします。
マニピュレーターとは実はライブを裏で支えている縁の下の力持ちなのです。
3ピースバンドだけどツインギターで鳴らしたいとか、ドラム脱退しちゃったけどまだライブ残ってるよ・・・とかボーカル熱出たからボーカロイドに歌ってもらおう。とか簡単なことから始められますのでスタジオ練習にも是非導入してみてはいかがでしょうか。