みなさんいかがお過ごしでしょうか?
最近アプリやコンテンツなどでダミーヘッドやバイノーラルマイク関連が注目を浴びており、価格も踏まえラインナップも豊富になってきました。
そこで、そんなネタを作られている方へ、今回は当店取扱のある代表的なダミーヘッドを4つを収音してみましたので、サウンドとお値段を比較しながらレビューしていきたいと思います。
まず今回の撮り方ですが、真ん中にカメラを置きつつ、その周り(できるだけ近く)にマイクを並べていきます。若干演者達の近づき方で左、右との距離が変わり、音量レベルが異なってきますが、それでもだいぶ違いはわかるかと思います。
そしてDPAは実際に人が耳にかけてつける形になりますので、Rock oNスタッフ・バウンス清水に装着をお願いしております。きっとこのヘアースタイルでいいサウンドが収録できたのではないかなと思います。
続いて動画の説明に入りますが、4つのマイクを通しで再生を行なっていきます。
NEUMANN KU-100、DPA CORE4560、HEADREC BINAL2、ZOOM H3-VRの順番となっております。
基本的に非常にゆるい動画内容ですが、ここはあまり気にせず。私のちゃちゃと演者達の不安な気持ちを盛り込みつつ、途中でギターをぶつけてしまったり、モニタースピーカーが入っているケースをおもむろに開けたりと自由な流れで収録しております。見て頂くとわかりますが、ギターをぶつけてしまった時の瞬間、あなたは左を向いてしまうかもしれませんので、それも楽しんでいただければと思います。
基本的にはヘッドフォン、イヤホンをしての視聴をおすすめしますので、ぜひ確認をいただければと思います!
お値段とともに、ダミーヘッドの代表的なマイクといえばKU-100です。以前にPVを撮影した際にも非常に多くの反響をいただきましたが、今回もやはり申し分ないクオリティーで録音できていることがわかります。
なおここで悩みどころとしては、これだけいいマイクとなるとマイクプリもどうしたらいいのか?というお声もいただきますが、どうもインターフェースなどに直接繋いでマイクプリをしない方が結果が良かったりと、無駄に味をつけない方が良さそうです。
なお今回はAntelope AudioのDiscrete 8 Pro Synergy Coreを使用しています。
KU-100のすごいところは、雑音も含めて部屋内のノイズさえも非常に綺麗に収録できている点です。それでいて音域のレンジもどこかに突出している感じもなく、非常にナチュラルなサウンドなのがすごいところ。ですが皆さんもご存知の通り、お値段もそれなりにお高く、気軽に使うにはちょっと敷居は高いかなと思います。
そしてKU-100は本体の首下、頭のてっぺんにマイクスタンドの設置が可能です。部屋の真ん中でスタンドに立ててもよし、もしくは天井から吊るすという方法も可能です。5PinからXLRへ2つに別れるケーブルは付属、延長のケーブルも入っておりますので、設置にはあまり困らないかなと思います。また、このマイクはインターフェースからファンタム電源を取るか、もしくはアダプターが内蔵しているので、外でファンタムがない場合でも使用可能です。
こちらは直接人間の耳に装着するマイクになっております。動くと少しガサガサしてしまうのですが、非常に素晴らしいコンセプトのマイクかと思います。少し最初は付け方に戸惑いますが、慣れれば問題はないかと思います。こちらは先ほどのNEUMANN KU-100とは違い、実際の人間自身が反響なども計算され、反射なども含めて録れる形になります。きっと人によって録れるサウンドは変わるかもしれないのがこのマイクの面白いところかなと思います。
ただ物理的に装着することから、ケーブルの引き回しがありますので、本人が動くとノイズが入ってしまうのは扱いの難しいところかなと思います。したがって髪の長い方ですとかぶる部分が多くなるので、面白い違いが出てきそうですが、注意が必要そうです。
なおDPA CORE4560はMicro Dotの端子になっておりますので、変換でXLRにそのままインターフェースに接続も可能です。XLRにはDPA DAD6001があればベストでしょう。そして前述同じくAntelopeのインターフェースで直接収録しましたが、ここでMMA-Aを使用すればiPhoneにも接続が可能で、iOSアプリにより制御しつつ、録音も可能にします。
非常にポータブルで場所も取らないところも魅力的なので、もしかすると移動式でイベントや会場の雰囲気など収録するにはぴったりなマイクではないかなと思います。または実際に映像に対してのサウンドメイキングをする際には、バッチリ活用できるのではないかなと思います。
本体マイク内蔵型のレコーダーことZOOM H3-VR。こちらはインターフェースに繋げるのではなく、本体のmicro SDカードにて録音をいたしました。サイズは手のひらサイズになりますので、軽くコンパクトなのが特徴的です。気軽に持ち運びも可能ということで電池での動作も可能で、録音ボタンを押せばすぐにレコーディング開始という操作性も非常にシンプルで”その場で!”というシチュエーションにはぴったりかなと思います。今回のダミーヘッドカテゴリーの中では価格帯がもっともお求めやすく、まずいろんな場所でのバイノーラルを録られたい方は、まずはH3-VRからというのがおすすめかなと思います。
さらにH3-VRのすごいところはこの本体でアンビソニック形式での記録することも可能。さらにはZOOM Ambisonics Playerを使用すれば、アンビソニック形式からステレオや5.1chへのコンバートも可能なので、コンパクトながらも非常に強力なレコーダーとも言えるかなと思います。ちなみに一見こちらを使用する際に注意したいのが、「どっちが前でどっちが後ろ?」というとこですが、録音ボタンがある側が後ろで、ZOOMのロゴがある側が前になります。なので、自分が手に持って録音ボタンを押したその姿勢で喋ると、後ろから語りかけている状況になっております。
なお実際に動画を見てわかるかと思いますが、空気感もしっかり録れておりますので、自然音など野外にはぴったりではないかなと思います。付属でウィンドスクリーンもありますので、まさに外に持ち出してどこでも録ってください!というコンセプトかと思いますので、是非に皆さんはH3-VRを一人一台、ポケットにしまっていつでも録れる状況に構えていただければと思います。
いかがでしたでしょうか?価格なところで収録されている素材ははっきりと出ておりますが、用途とコストに合わせてご検討いただければと思います。
もちろん普段楽器を弾かれる方、音楽を作られる方も、違う視点でサウンドメイキングやネタを作る上で、このダミーヘッドの導入をご検討いただければ嬉しいです。ご参考いただければ幸いです。