音楽を作っている方の中には、自分で自作曲のプロモーションビデオを作りたい方やユーザーへ映像配信をしたい方など、案外いらっしゃるのでは無いでしょうか。とはいえどんな機材を揃えればいいのか分からない方も案外いらっしゃると思います。
そんな方向けに、Rolandから映像コンテンツ作成機材を一台にまとめた「VR-1HD」がおすすめです!
ちょっとだけ使ってみましたが、動画と音に関することは「VR-1HD」一台でなんとかなってしまいます。今回はVR-1HDをご紹介いたしましょう。
VR-1HDは以下の機能を備えています。
・3台のカメラ入力に対応したビデオスイッチャー
・マイク2系統、ステレオ入力に対応したオーディオミキサー
・オーディオエフェクター
・サンプラー
・USBビデオキャプチャー
・USBオーディオインターフェイス
まずVR-1HDにはHDMI入力によりカメラが3台接続することが可能です。フロントパネルにはカメラを自由に切り替えることができる3つのINPUT PAD、ピクチャーインピクチャーやスプリットをプリセットし映像効果を付け加えることが出来る5つのプリセット・ボタンが搭載されています。
映像信号はこれらのボタンを操作して自由に切り替えるのですが、VR-1HDの面白いところは音声と映像がシンクして切り替わる自動切り替え機能が搭載されていること。この面白い機能は以下の通りです。
マイクに向かって話している人の音量を自動的に判断して話をしている人物の映像にカメラが切り替わる
演奏やDJパフォーマンスの音楽テンポに合わせてカメラを自動的に切り替える機能。演奏のテンポが変わるとそれに追従して映像の切り替わるタイミングもテンポに追従します!詳しくは動画にて。
あらかじめ決めたタイミングで順番に映像ソースを切り替える。ランダムも可能
映像機器とはいえどもさすがRoland、音にもぬかりはありません!VR-1HDにはマイクインプットが2系統、RCA形式のLINE IN/OUT、PHONESがそれぞれ用意されており、HDMIを経由して入力されるカメラの音声以外にも動画の中に音声を挿入することが可能です。
これらのサウンドにはEQやゲート、コンプレッサーなどレコーディングでも頻繁に利用するものが用意されていますが、今まであるようで探すと見つからないのがボイスチェンジャー機能です。男性の声を女性に、またその逆やロボットボイスなどプリセットを選ぶだけで予め設定された効果を利用することが可能です。
ボーカリスト向けのボーカルエフェクターは多いのですが、手軽に使えるボイスチェンジャーは中々無いんですよね。そういう意味ではVR-1HDに搭載されているボイスチェンジャーはかゆいところに手が届いています!細かくエディットもできますし。
VR-1HDにはポン出しで使える、サンプラーも搭載されています!オーディオはUSBメモリーを経由して自由にアサインすることができ、デフォルトでは拍手とBGMのサンプルがアサインされています。これらも使い方次第では面白くもカッコ良くにもなりそうですね。
駆け足になりましたが、複数のカメラとVR-1HD一台あれば、カメラワークの凝った映像を作ることが可能です!
またボイスチェンジャーやサンプラーなど愉快な機能も搭載しているので、動画を作りたい方には強くオススメできる機材となっております。
Roland
https://proav.roland.com/jp/products/vr-1hd/