どうも、松本です。最近あまりレビューを書く機会が無かったのですが、せっかくなのでBlackmagic Designのカメラについてレビューを書いていきたいと思います。
Blackmagic Designのシネマカメラの最新モデルがBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proです。これまで4Kモデルと6Kモデルがラインナップされており、次は8Kか12Kか…なんて思っていたところ、BMPCC 6Kをベースとした進化版を発表してきました。
マウントはCanon EFマウント、センサーサイズは6144 x 3456のSuper 35を採用しており、前モデルと共有するところもあるんですが、Proと銘打っているだけ合ってボディはデカくなりました。デモ機にはCanon EF 24-105mm F4のレンズをつけているんですが、中々のサイズ感です。
これだけデカくなっているということは、使っていて便利で嬉しい機能も盛り沢山!今回はポイントを絞ってご紹介します。
BMPCC 6K ProにはNDフィルターがボディに内蔵されました!そもそもNDフィルターって何なのかというと、色彩変えることなく光量だけ低下させるフィルターで、日中の撮影で人物の背景をボケさせたい時などにシャッタースピードを変えることなく光量を減らせます。
通常だとレンズ側で調整することが多いのですが、ボディに内蔵されているのはほんとに便利。
BMPCC 6K Proはチルト液晶を採用しているので、どんな体勢でもディスプレイを覗くことができます。しゃがみながらの撮影が以前のモデルは難しかったので、これも便利ですね。
また別途アクセサリーとしてバッテリーグリップの「Blackmagic Pocket Camera Battery Pro Grip」と電子ビューファインダー「Pocket Cinema Camera Pro EVF」も出ました。デモ機にもファインダーを搭載しているのですが、このファインダー、角度も変えられて明るくとっても見やすいです。個人的には必須かと。
BMPCC 6K ProはURSA Mini Pro 12Kと同じ第5世代カラーサイエンスを採用していまして、6Kとは色の出方や発色が異なります。
6Kのヘビーユーザーの方は気づくと思うのですが、より自然な色味で出力することが想定されているようで、確かに内蔵LUTを当てた時の雰囲気は前モデルとは異なるように思います。
個人的にこの色味は好きですし、色作りもしやすいように思います。
Blackmagic Designのカメラの魅力は色々とありますが、使い勝手の良いBlackmagic RAW、またATEM Miniシリーズとの連携による配信・収録カメラも魅力的な機能の一部です。
配信・収録・編集でこれらを性能をフルで発揮するには機材をBlackmagic Designに統一する必要がありますが、個人的にそれもアリだと思います。
Pocket Cinema Camera 6K Proの増設された機能をメインにご紹介しましたが、人とは違う映像作品を作りたい方、またATEM Miniでライブ配信している方は是非ピックアップしてもらいたい逸品です。
Blackmagic RAWについては、どこかで改めてご紹介いたします。
今回ご紹介したカメラはBlackmagic RAWで撮影できますので、シネライクな映像作品ももちろん作ることはできると思います。色々と書いてきましたが、結局どのカメラを選べば良いのかわからない…そんな時は是非Rock oNにご相談ください!