みなさん、こんにちは バウンス清水です。
スタジオ標準DAWであるAVIDのPro Toolsですが、Ultimate、Studio、Artistの3バージョンが存在します。どのバージョンがいいのか、考えどころですが用途に応じてどのバージョンが良いか選びやすいように違いをみていきましょう!
まず大きく違うのが扱えるトラック数です。
Pro Tools Artistでは扱えるトラック数が非常に少なく思えますが、ヴォーカルレコーディングをPro Tools でやりたいという用途でしたらこのトラック数でも問題ないかもしれませんね!
トラック数の少ない曲でしたら作曲もこれで可能です。
Videoトラックが扱えないので、映像を貼り付けて音の編集をしたい!ということになるとStudio以上が必要になります。
また複数の映像を貼り付けたいとなった場合はUltimateが必要になります。
それだけのためにUltimateにされている方もいらっしゃいますよね。。
サイズ違いとか作るのにいちいちセッションを行き来するのは面倒ですもんね、、、
さらに映像切り貼り等の編集ができるのもUltimateのみとなっております。
続いて使用できるハードウェアも重要なポイントになりますね。
HDX / HD NativeといったPro Tools HDが必要だったハードウェアについてはUltimateのみ対応となっています。
Pro Tools | Carbon、Carbon PreはUltimate、Studioが対応しています。
MBOX StudioはUltimate、Studio、Artist全てのバージョンに対応しています。
また、MTRX IIとMTRX StudioはThunderbolt 3 moduleを搭載すれば、Ultimate、Studio、Artist全てのバージョンに対応します。
機能面でも違いはあります。
Dolby Atmosやサラウンドミックスを行えるのはUltimate、Studioとなり、VCAやClip FXなどミキシングの際よく使う機能もUltimate、Studioとなるので、ミキシングを行いたいのであればStudio以上を選んでいただくのが良いと思います。
まとめると!!
・ヴォーカルレコーディングを個人で行いたいアーティストはArtist
・個人でミキシングを行いたい音楽エンジニアはStudio
・商業スタジオやプロユースの操作性を求める方はUltimate
という感じでいかがでしょうか!!