ソリューション

Pro Tools で始めるDolby Atmos ミックス

2024.09.09

Dolby Atmos やってますか?私はやってます。バウンス清水です。

Pro Tools 2023.12によりDolby Atmos Rendererが統合され、追加購入なしでPro Tools があればDolby Atmos のミキシングができるようになりました。これにより興味を持っていた方は実際やってみるところまで進んでいるかもしれません。

以前からDolby Atmosミックスをしていた方は外部レンダラーでの使用よりシンプルに作業ができるようになった感覚ですが、全く知らない方からするとどう設定すれば作業ができるか???な状況かもしれません。

Avidが使い方の動画を出しているので、これを見れば良いのですが、こちらにもざっくりまとめておきたいと思います。

0.まずはPro Tools 2023.12以上のバージョンにする。

古いバージョンの方で、期限切れとなってしまっている方は以下の製品をご購入いただき、Pro Toolsをアップグレードをしましょう。

Pro Tools Studio 永続版アップグレード

Pro Tools Ultimate 永続版アップグレード

まだPro Tools 持っていない方は新規でPro Tools を買いましょう!!!まずはPro Tools Studioから始めてみましょう!

Pro Tools Studio年間サブスクリプション – 新規

Pro Tools Studio 永続ライセンス新規 (DL納品)

さてここからが実際のPro Toolsの設定になります。

1.”設定”の中の”I/O…”を開いてください。

アウトプットのタブの右下のモニターバスが指定されている必要がありますので、こちらで使用しているOUTPUTを指定してください。

2.その後Dolby Atmosのタブにて内部レンダラーを指定してチェックを入れましょう。

“ステレオオブジェクトの作成” を選び ”デフォルト”を押すと通常のBed1-10、オブジェクト11-12….とできあがります。I/OセットアップはこれにてOK。

3.編集ウィンドウに戻り、トラックのオブジェクトの項目で任意の番号のオブジェクトを選ぶ。

パンナーが出てくるので、これで3D空間でパンニングができるようになりました!

4.オレンジ色のオブジェクトを押すとバスという表記に変わります。

この状態だとトラックのアウトプットで指定したアウトに音が行きます。Bedを使う際もこちらのバスを使いBedにアサインします。これでBedに音を送ることができます。使用するパンナーはそのままです。

オブジェクトの際は音の位置を示す玉の色はオレンジで、バスの場合は黄緑になります。

5.Dolby Atmos Rendererを表示するには”ウィンドウ”の中にある”Dolby Atmos Renderer”をクリックしてもらえれば、登場します。

Monitoringの項目モニターフォーマットが正しく選ばれていればOK!

細かいことは抜きにして、これでミックスが始められます!

あとはセンスでミックスしていきましょう!!!!

バウンス清水
ラッパー→ビートメーカー→レコーディングスタジオ勤務→RockoN 常にヴァイブスは満タン
記事内に掲載されている価格は 2024年9月09日 時点での価格となります
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