こんにちは、隙あらば店頭展示機を試しているスタッフOです。最近は、いろんな場所で作業したり、夜中に楽曲制作をすることが増え、ヘッドフォンの奥深さを改めて実感しています。今回は、お家でレコーディングする方に向けてヘッドフォンを特集したいと思います。ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです!
まず最初のポイントは、密閉型構造のヘッドフォンを選ぶことです。ヘッドフォンには基本的に密閉型と開放型の2種類があります。
・外部の音を遮断しやすい
・音漏れが少ない
・低音が強調されやすい
・自然な音場が得られる
・長時間の使用でも疲れにくい
・外部の音が入りやすく、音漏れもある
見分け方はハウジングに音を通すための穴があれば開放型、そうでなければ密閉型になります。
密閉型ヘッドフォンは、ハウジングが外部の音を遮断するのでレコーディングには最適です。
開放型の自然な音場は魅力的ですが、ほぼ100%でクリックやカラオケの音が混ざってしまうので、この場合では密閉型一択になります。
ヘッドフォンは、ウェアラブル音響機器と捉えると分かりやすいですが、服と同じで身につけて使うものです。
そのため、頭と耳のフィット感がとても大事な要素です。
フィット感が悪いと、以下のような問題が起こります。
・ハウジングの角度がずれて隙間ができる
・耳を包み込むタイプのイヤーパッドなのに、はまりが悪くて隙間ができる
これらの問題が原因で音漏れや意図せず音像が変わってしまうことがありますので、自分にフィットするものを選びましょう。
特に隙間があると音漏れだけでなく、低音が抜けた音像になりやすいです。
また、側圧が強いと気密性が上がり、密閉度が増しますが、締め付けが強すぎると長時間の作業が難しくなります。
そのため、「側圧がそれなりにあるもの、または頭にフィットするもの」を選ぶことがポイントです。
このチェックは実際に聴いてみないとわからないので、モニターヘッドフォンを選ぶ際はぜひ店頭で試してみてください。
ヘッドフォンは、レコーディング用、ミックス用、ノイズチェック用など様々な使用用途があります。
その都度ヘッドフォンを用意する方もいますが、コストや置き場所の問題もありますので、極力1つで作業を完結させたい方もいるでしょう。
そんな場合は、音像が広めに聞こえる密閉型ヘッドフォンを選ぶことをお勧めします。
例えば、ULTRASONEのSignature MASTER MkIIは、特許技術S-Logic™により、ヘッドフォンでもスピーカーで聴いているような自然な音の響きと定位感を実現しています。
このように、製品やメーカーによって音像が広く聞こえる設計が施されているものもあります。
ここでミックスでも使用できる音像が広いものを選んでおくと、後々の作業も考慮してレコーディングできるのでオススメですので試聴して確認してみてください。
いかがでしたでしょうか。
ポイントをまとめると密閉型ヘッドフォンを選び、側圧やフィット感を重視することが大事です。
また、さらにポイントで音像が広いヘッドフォンを選ぶことで、一つのヘッドフォンで様々な作業を行うことができ効率化もできます。
ロックオンでは様々なモニターヘッドホンの試聴機がありますので、ぜひ、これらのポイントを参考にして、自分に最適なヘッドフォンを見つけてください!
隙あらば店頭展示機を試しているスタッフOでした。ありがとうございました。