シンセサイザーには、大きく分けて以下の種類があります。
最近では、ソフトウェア・シンセサイザー(以下ソフトシンセ)も多数登場しており、DAW上で制作を行う際には、プラグインとして扱えるソフトシンセの方が便利に感じることも多いでしょう。ハードウェア的な制約がないため、機能的にもソフトシンセはハードウェア・シンセサイザー(以下ハードシンセ)に比べて多機能です。そのため、ハードシンセは使ったことがなくても、ソフトシンセを使ったことがある方は多いかもしれません。それでも、ハードシンセを導入する理由としては、直接ツマミやスライダーに触れて操作しながら音作りができることが挙げられます。ハードウェア特有の直感的な操作感は、音楽制作において独自の魅力を持っています。
今回は、いわゆる「シンセサイザー」的なサウンドや操作が可能な、ハードウェアのアナログ/アナログモデリングシンセに絞って、シンセサイザービギナーにもおすすめ機種を紹介していきます。
Yamahaのミニキーボードrefaceシリーズのアナログモデリングシンセです。
とてもコンパクトで持ち運びもしやすく、横一列に並んだパネルレイアウトはシンプルながらもアナログシンセの基本的な音作りに必要なパラメーターを押さえており、また多機能すぎないので操作も分かりやすく、電池駆動&スピーカー搭載なので場所を選ばず気軽に音作りを楽しめます。
モデリングではなく本物のアナログシンセサイザー回路による4音ポリフォニックをお手頃な価格で導入ができます。ディスプレイにはオシロスコープ機能が搭載しているため、音作りの過程での波形の変化を楽しめます。カーブが美しいアルミフロントパネルや木製のリアパネルなど質感やセレクターがトグルスイッチになっているのもメカっぽくてグッドです。
こちらは鍵盤なしのデスクトップタイプのアナログシンセです。
内蔵のステップシーケンサーでシーケンスを組むことが可能です。
また、MIDI、USB、CV/Gate端子も備えているので外部MIDIキーボード、コンピューター、モジュラーからコントロールも可能です。