スタッフレビュー

年の瀬に届いた今年一番HOTな新製品!?アウトボードユーザーへのパッチ革命!

2024.12.04

一年中ハードウェアに囲まれてるワタクシ「あのにまうす」が、今年の秋にこっそりと発表されてから、いつ国内にはいってくるのか気になってしょうがなかったのが製品でもあります。

昨年話題になったUSB接続でプラグインコントロールできるハードウェアの真空管サチュレーター「FreqTube FT1」でお馴染みのFreqport社の新製品「FreqInOut FO1」です。

あまりにもシンプルな見た目なので、サイズ比較のためにAPPLEのリモコンと並べてみました。

ざっくりいうとUSB-Cで繋がるデジタルパッチベイになります。調べれば調べるほどすごくない?って一人でワクワクしてたところ、ついに実機でのデモをする機会がありましたので、この感動を皆様にもご共有させて頂きます!(現時点でのプロトタイプを基準にお話しさせて頂きます。)

接続がシンプル!

入出力はTRSで4in/4outになりまして、モノx 4ch、モノx 2ch & ステレオ x 1ch、ステレオ x 2chの組み合わせでハードウェアをつなぐことができます。

基本的にはUSB-Cでバスパワー駆動になりますが、USBで接続する機器が多い環境だと安定のために外部電源をとることもできる様になっております。

今回のデモでは、1chにEmpirical LabsのDistressor EL-8X、3~4chにStrymonのNightSkyを接続してみました。

物理的に接続し、任意のトラックにコントロールプラグインを指せば、アナログフレーバーたっぷりの音が返ってきますね〜。気になるAD/DAクォリティは、なんとUnivesarlAudioのApolloシリーズのGEN1と同等レベルということなので全く問題ないと思います。

プラグインもシンプルかつ気が利いてます!

専用のプラグインも結構考えられてまして、ルーティングが簡単なのはもちろんなのですが、特筆すべきはメモ画像機能です!

プラグインでコントロールできても、アウトボード側の設定忘れちゃったってこともありますよね。。。そんな時はお手持ちのスマートフォンで設定の画像を撮りまして、、、、それをプラグイン側に表示したQRコードを読むとその画像を貼り付けることができます!プラグイン内で簡単なトリミングやズームアップもできちゃうんですね〜。

プラグイン内でDry/WETやM/S(ステレオのみ)など、ハイブリッド機材ならではの機能ももちろん標準搭載です。

でもそんなことより、この手の機材で一番気になるのはレーテンシーですよね?

ProtoolsHDXのシステムの様な専用のDSPを使ったシステム以外のCPUベース(いわゆるネーティブ環境)の場合、オーディオ入出力にバッファーサイズ分のレイテンシーという音の遅れが発生します。

もっと簡単にいうと、インターフェースから音を出してアウトボードなりを通してインターフェースに戻した場合、CPUで計算している分、再生が遅れてしまいます。マイクなりで録音したことがある人ならみんな経験するあれです。

それを解消するためにいろいろなDAWが純正のプラグインで対応してますが、少々難しかったりバッファーサイズ変えるとやり直しも必要だったりと。遅れる分と波形を前に動かしてなんて時代もありましたが、そういったことは全てこっそりプラグイン側で完璧調整してくれるので、その辺の設定すらありません。

これがとんでもなくすごいことなんですけど、見えないところサラッとやってくれてるのが地味にすごいです。担当のマイケルさんも「何を変更しても勝手に計算し直し、100%ずれない」と何度も強調されておりました。

拡張性&将来性もワクワク!現在のシステムにサクッと追加できます。

現在の時点では、USB-Cで接続で最大2台までシステムに追加することができるので、最大で8モノ/4ステレオまで対応できます。

このUSB-C接続ってのもかなりのメリットがありますよね!どういうことかというと、今使ってるインタフェースはそのままに独立して入出力が増えるってことでもあります。

最初の頃はプラグインベースで環境を構築する人が多いので、入出力の少ない小型のインターフェースを選ばれる人が多いと思いますが、知識や経験が増えていくとハードウェアに興味が出てくるのがこの業界の楽しいところです。

しかしながら、いざそれらを繋ごうとするとインタフェースの入出力が足りず、チャンネルの多いインターフェースの買い替えも必要という大きな出費が追加されるわけです。

現在のシステムにハードウェアを導入するのに際の大きなハードルである「レーテンシー」「拡張性」という、この二つの大きな問題をサクッと解決するのが「FreqInOut FO1」って訳です!

一番気になるお値段は、本国HPで$599となっております。(2024/12月の時点)

日本円で9万税込くらいでしょうかね?この機種が欲しくなる人なら意外とお求めやすい価格に収まってるのではないでしょうか?国内の発売は来年のNAMMの頃を予定しているそうです。

将来的には1UラックでDB25接続の8in/8out + ADAT搭載の上位モデルも計画にはあるそうです!そこまでにはもう少し機能が増えそうな話も出ていたので、今後が楽しみですね。

あのにまうす
システム構築やライブ&マニピ機材など幅広く、特にマイク、マイクプリ、コンプレッサーなどハードウェアが得意ジャンルです。実際に試したことしか書かない主義でございまうす。
記事内に掲載されている価格は 2024年12月04日 時点での価格となります
スタッフレビューの新着記事