新年おめでとうございます!2026年も宜しくお願い致します。
今回は少し難しいお話になります。
B.D(バスドラ)の音をピックアップする2つのマイクロフォンについて、その役割と音作りをする上で基本的な事を書きます。あくまでも、小松の考える理論ですので参考までに!

①のマイクロフォンは、バスドラの中に置くバウンダリーマイクロフォンです。
このマイクロフォンは、バスドラのペダルに近いので、ペダルのビーターがバスドラの革にヒット(当たる)するアタック音をピックアップ出来ます。
②のマイクロフォンは、バスドラの外の穴より数cm離して立てています。
このマイクロフォンアレンジはバスドラの低音をピックアップする為です。
①のバウンダリーマイクロフォンと②のマイクロフォンには距離がありますので、①のマイクロフォンにInput Delay(時間遅延)を使い、②のマイクロフォンと時間を合わせる必要があります。


①と②のマイクロフォンの距離は、バスドラの胴の深さにもよりますが1msec前後を目安で考えます。
DelayのOn/Offをして効果を確認します。この時に必要な判断はDelayをOnにしなくても音的にOKな場合はそれで良いと思います。
コンサートでのバスドラサウンドの気持ち良い低音はとても魅力ですよね!!
②位置のマイクロフォンアレンジは、低音をピックアップしたいのでその空気の動きを意識します。
マイクロフォンに音波が入りますと、2番Hotのマイクロフォンであれば、2番のPinに+(プラス)信号が発生します。

これはバスドラムをドラマーが踏んだ時に、身体にはスピーカーの空気振動がストレートに伝わってくる感覚があります。バスドラムのマイクロフォンの位置によっては、スピーカーの空気振動がストレートに伝わらない事があります。

ドラマーにバスドラを踏んでもらい、上記の写真の空気の流れを確認するとマイクロフォンのダイヤフラムをストレートに空気を動かしている位置が良く分かります。
1つの楽器に2本のマイクロフォンを立てる場合は、マイクロフォンの位相を意識しましょう。
まず、位相とはなんなのか!? 説明します。

上の図はAのマイクロフォンの波形とBのマイクロフォン①と②の波形のタイムアライメント(時間軸)が合っていますのでミキシングされた合成音のエネルギーはプラスされ、押し出し感や音の豊かさを感じます。
下の図はAのマイクロフォンの波形とBのマイクロフォンの波形のタイムアライメント(時間軸)がズレていますので④のポイントでは、お互いを打ち消し合ってアタック感や空気の押し出し感を失います。
1つの楽器に2本のマイクロフォンを立てる場合は、マイクロフォンのタイムアライメントと位相を意識する事が必要です。次回は僕が使っているディバイスやパラメーターでB.D(バスドラ)の時間軸と位相の調整について説明したいと思います!!
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