こんにちは。タムラです。
SNSですでに話題ですがDAWの新時代を感じるAbleton / Live の新情報がやってきましたので紹介します。
新バージョンのAbleton Liveにて実装予定のとんでもない機能です。
https://www.ableton.com/en/live/extensions/#browse_extensions
簡単に言うと『AbletonLive自体を好きにカスタマイズできるよ』といった内容です。
今までのカスタマイズの範囲はあくまでAbletonが用意した枠組からユーザーが自由に選択できる範囲にすぎませんでした。例えばUIのカラーを変更したり、起動状態でのプリセットを組んだり、ショートキーを入れ替えたり。これらはあくまでAbletonが用意したカスタムの範囲を抜け出すことはできませんでした。
ところがその枠を超えてカスタマイズできることができるように!(厳密には『なりそう』ですが)
要するにメジャーアップデートで追加されるようなDAW根本の機能を好き勝手にこちらで追加できるようになったということです。
ゲームに例えるなら、プラグインはダウンロードコンテンツ。Extensions はマクロやツールの追加に近いイメージです。料理に例えるなら、プラグインは調理器具。Extensions は下ごしらえや片付けを自動化する作業ツールを自分で組むイメージです。(伝わってほしい…)
いくらプラグインを入れようが、DAW という母艦の操作フロー自体は変わりません。プラグインが影響を及ぼす範囲は、おおよそ各トラックの音作りの範囲からはみ出ません。(例外もありますが)
一方で Extensions は、プロジェクトそのもののデータを読み書きできます。 散らかったセッションを整理したり、トラックをリネーム&色分けしたり、アレンジを解析したり、クリップを移動させたり、バリエーションを生成したり、Live を外部サービスに繋いだり…といった、ワークフローの自動化・解析・生成系のツールを自作できます。
「音をいじる」のは従来どおりプラグインや Max for Live の領分で、Extensions はプロジェクト内を操作・整理・生成する作業という棲み分けです。
つまり『あのDAWでできるのにLiveでなんでできないんだろう』『アプデ求ム』と指を咥えてみていた機能がある程度ユーザー自身で追加できるようになりました。元々Reaperがこの類でカスタマイズできるのは有名な話ですね。

とはいえまだリリースされていません。ベータテスト版としてLive 12.4.5 が配布されておりこちらを使用してのテストという形で一般ユーザーは使用できます。
https://ableton.centercode.com/key/l12bfpbpbt
Liveユーザーであれば、どのグレードであれベータテスト自体は参加可能ですがExtensions SDKはSuiteのみの対応となりますのでご注意を。
あとそもそもいつも使っているLiveが上書きされないように気をつけてください!
そしてあくまでテストなので遊んだらフィードバックを共有すると吉でしょう。
自作はまた別の機会にして共有されているものを触ってみます。今回はコミュニティで公開されている『Photo MIDI』を入れてみました。(拡張子は.ablxでした)
作者は Tom Cameronさん。写真をMIDIに起こすという拡張機能です。
先ほど撮ったこの写真を…

読み込ませて…

ドン!

おおおお!!
想像以上の出来で驚きました。楽曲制作に全く役に立ちなさそうなロマン重視の機能、私は大好きです..
実践投入できる日が待ち遠しいです!
Protoolsのストリップサイレンスのような機能やトラックの自動リネームなど魅力的な機能など見つけましたのでこれからもっともアツいDAWになるでしょう!(Live 12 Suite クロスグレード版、在庫限り特価品まだありますよ。※6/10時点の状況となりますので売り切れ時はご了承くださいませ)
最後に。今回はベータテスト版なので本気の作曲作業をやるのは避けましょう。