この連載ではノウハウ0の状態からMax9で制作に関するプログラムの自作を目指します!試行錯誤をしながら一緒に無限の可能性を探っていきましょう。※Max for Liveについてはこちらの過去記事をご覧ください。
こんにちは。タムラです。
rekordboxでビギナーらしくゆるゆるDJライフを楽しんでいるのですが、ふと思ったことがありまして。
普段作曲に使っているLiveのエフェクトを使ってDJしてみたいな。と。
Live自体DJはできる様な機能はそもそもあるのですが、DJをする上ではやはりrekordboxが圧倒的に扱いやすい印象です。
なので今回はrekordboxの基本的な機能を可能な限り全て生かしつつ、エフェクトの部分をLiveで担う方法を模索します。
機材が増えれば簡単にできることは明白ですが、できるだけ扱いやすくスマートなシステムを目指します。
理想のシステムの簡単な系統図です。

いつもの様にrekordboxをFLX4で操作しつつ出力先を同時に立ち上げてるLiveにブリッジ。音声はFLX4のRCAから出力します。Cueも当然FLX4からです。
アナログのケーブルは最終のスピーカーのみでできる限りPC内部で完結させたいところです。
rekordboxからLiveに信号を渡す為に仮想オーディオデバイス『BlackHole』を使用します。パソコン内部でオーディオをソフトウェアからソフトウェアに橋渡しする為によく使います。(OBS配信などでよく使われてますね)
https://github.com/existentialaudio/blackhole
4ch必要なのでBlackHole16chをインストールします。
設定は非常にシンプルでrekordbox のオーディオ出力をBlackHole , Liveのオーディオ入力をBlackHole に割り当てます
Live側はそれぞれステレオで受けたいので1/2と3/4のトラックを立ち上げるのそれで設定完了です。

順調と思われましたがここで大問題
というかミキサーセクションが何も効きません。どうやらdeckの信号をBlackHoleで個別に出す為にエクスターナルモードに変えてしまったのが問題ですね。
インターナルモードであればいつも通りフェーダーやEQは使えますが、これはまとまったマスターアウトの2chしか出力できないのでやりたいことはできません。(Liveをマスターエフェクトとして使うなら問題ありませんが)

んー….
Live側で作りましょう!
改めて赤四角の部分がrekordboxで機能しません

上から順番に再現していきましょう
ここはやはり『Utility』でしょう。基本的にMIDIマップモードで一づつ設定していきます。MIDIマップアサインモードに入って設定したいパラメータとノブを触るだけで設定できます。(完全再現する為には各ノブを実測するのがベストですが、ここは大まかにFLX4の表記をそのままdBに変換して進めます)

ただしFLX4のゲイントリムは+9に対してLiveのUtilityは最大値が+35dBの設定です。このままでは爆発の恐れがあるので上限を同じく+9dBに設定しました。ここは実際にやりながらベストな値に変えていくと良いかと思います。
後述します…
これはLiveにCue Out が元々あるので活用します。
CUE output を3/4(Macであれば1/2がMaster , 3/4 がHP out に設定されているはずです)に設定しcue送りのボタンにアサインするだけです。

これもまた簡単。各トラックのフェーダーにアサインするだけ。最大値を0にしておきます。
難しそうかと思いきやLiveは元々クロスフェーダーの機能がついているのでこれもまたアサインするだけ。

なぜEQを飛ばしたかと言いますと一筋縄では行かないのです。
EQのノブをよくみてみます。

最大が+6に対して、最小が-26!そのまま先の様にアサインするとノブが真ん中の位置で-8.4dB下がってしまいます。

つまり折れ線グラフの様にカーブを設定し、ノブ中央で折り、その点を0dBにする必要があります。


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続きはまた次回!