ポーランドの老舗モジュラーブランドXAOC DEVICESからまたまた新製品が登場!わずか3HPの超コンパクトなクロスフェーダーモジュールZLINはシンプルながら痒いところに手がとどく十徳ナイフのようなプロダクト!VCAを一個増やそうかと検討しているあなた、ぜひZLINをチェックしてみてください!

A入力とB入力の両方に信号が入力されている状態でスライダー を動かすと、両信号間で滑らかな直線的なクロスフェードが生成されます。また、モジュール下部のXFADE cv入力にCVを入れれば、もちろんミックスポイント自体をモジュレートすることも可能です。スライダーが中央にあるときは±5VのバイポーラCVでA→Bへスイープします。スライダーを一番下にすれば、0~+10V のユニポーラエンベロープでも同様の効果が得られます。これはつまり、、、②です。
入力Aのみを使用する場合、ZlinはリニアVCAとして機能します。 スライダーがを一番下にしている時はVCAは閉じられており、 XFADE cv入力に10VのCVを入れると完全に開きます。スライダーを徐々に上げると 、VCAは「常時開状態」にオフセットされ、ドローン操作に有用 です。
たとえばシンセベースをBに入力し、キックのタイミングでエンベロープをXFADE cv入力に入れればモジュールは反転または「ダッキング」VCAとして動作し、CVに応じて閉じます。
さらに面白いのがアディショナルジャック(特定機能の入出力になる)があるところ。

入力Aに足される形でもう一つオーディオを入力することができます。クロスフェーダーとして使っているときはスライダーを上にすればAと一緒にもう1音色鳴らすことができます。
Aの入力音のコピーを出力することができます。これを別のフィルターモジュールなどに入れて別の加工で音を深く作り込むことができます。もちろんAがなっている時だけ出力されますのでクロスフェーダーの位置やCV入力によってAと同等に制御されます。
スライダー位置及びCV入力の値をCVで出力します。2台以上のZlinをリンクしたりフェーダーコントロールモジュールとして使ったりできます。

①入力Bには低倍音成分のVCO波形(例:三角波または正弦波) を、入力Aには豊富な倍音成分の波形(例:ノコギリ波またはパルス波)を接続します。 次にエンベロープをXFADEのcv入力に接続します。これでフィルターでスウィープするのとは違う、倍音のスウィープサウンドが実現できます。
②2つのVCO波形を入力AとBに接続します。3つ目の波形(CVではなくオシレーター波形です。AMですね。)を XFADE CV入力に接続する。これでスライダーの位置に応じて、様々な新しい波形が得られます。リングモジュレーションに似てますが、振幅がゼロにならないのでエネルギーの損失なくパワフルなサウンドが実現できます。
③異なる周波数特性のフィルター(またはマルチモードフィルターの2出力)でフィルタリングされた同一信号を入力AとBに接続します。アディショナルジャックをCTRL OUTモードにしてそのCVでさらにフィルターを動かします。これで信号スペクトル間の豊富なモーフィングができます。いかにもXAOCっぽいですね。
価格もコンパクトなので大ヒットの予感です!ぜひお求めください。