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Solid State Logicが「SUPER 9000 SUPER ANALOGUE CHANNEL STRIP」を発表!

2025.10.21

Solid State Logicが、SSLを代表するミキシングコンソール9000シリーズコンソールのチャンネルストリップ「SUPER 9000 SUPER ANALOGUE CHANNEL STRIP」を発表しました!

「SUPER 9000 SUPER ANALOGUE CHANNEL STRIP」は、VHD回路も搭載した待望のSSLオールインワン・アナログ・チャンネルストリップです。

9000シリーズコンソールはロックやポップスのミックスをかつてないほど大きく響かせると同時に、ヒップホップやR&Bには深みのある低域ときらめく高域をもたらしました。比類なきダイナミクスと深みで音楽を圧倒的なスケール感で表現することで名高い9000シリーズは、当時のスタンダードとなり、アナログ回路設計における画期的な成果を打ち立て、DualityやOracleなど最新のSSLコンソールの開発への道を開きました。

今、Super 9000は、かつて巨大な9000シリーズコンソールにのみ搭載されていた、そのプロフェッショナルな洗練さを、あなたのスタジオにお届けします。

11月発売予定で、ただいま予約受付中です!

SSL 9000シリーズコンソールのチャンネルストリップが復活

「SUPER 9000 SUPER ANALOGUE CHANNEL STRIP」は、SuperAnalogueプリアンプ、VHD回路、9000シリーズダイナミクス、Gシリーズ/Eシリーズカーブが選択可能な4バンドEQを搭載しており、SSLのSuperAnalogueスタジオコンソールが誇る超低歪みで息をのむようなクリアーなサウンドを1RUに凝縮しています。

●主な特徴
・プリアンプ部はSuperAnalogue とサウンドに厚みを加えるVHD回路搭載
・9000シリーズダイナミクスセクション(COMP+GATE)
・4バンドパラメトリックEQ:292Gシリーズ「ピンクノブ」EQ or 242Eシリーズ「ブラックノブ」EQ を選択可能。
・柔軟なルーティング・外部サイドチェーン/ステレオサイドチェーンリンク
・インサートポイント・アウトプットトリム

SSL SuperAnalogue デザイン

SuperAnalogueTM テクノロジーは、信号経路を極めて透明かつ広帯域に設計し、一切の信号の損失を排除しました。

SuperAnalogueTM テクノロジーの主な設計要素
• 超広帯域なオーディオ帯域幅
• 極めてフラットな周波数特性:20Hz~20kHzで±0.1dB。
• 超低過渡相互変調歪み
• オーディオ経路に電解コンデンサを一切使用しない
• 極めて低いノイズと高調波歪み。
• 可聴帯域全域で極めて低い位相シフト

その結果、比類のない迫力、明瞭さ、そして圧倒的なサウンドステージが実現されます。
これらは現代の「SSLサウンド」を定義する特性であり、SuperAnalogue™コンソールが音楽制作においてプロフェッショナルの選択であり続ける理由です。

●デュアル・マイク・アンプ – SuperAnalogue or VHD


SSLのフラッグシップコンソールであるDualityと同様に、Super9000は2種類の世界最高峰のプリアンプの選択が可能です。

比類なき透明感を実現する高ヘッドルームのSuperAnalogue™プリアンプ、あるいはキャラクターとサチュレーションを加える可変VHD(Variable Harmonics Drive)に切り替えられます。豊かな真空管のような温かみを得るには2次倍音を、より鋭いトランジスタ風のエッジを加えるには3次倍音を調整し、トーンを形作ります。INPUT FLIPボタンにより、VHD回路をマイク入力からライン入力へ移動可能。DAWステムやラインレベルの楽器・音源にカラーを簡単に加えられます。

●ヴァリアブル・ハーモニクス・ドライヴ(VHD)
ヴァリアブル・ハーモニクス・ドライブ(VHD)は、エンジニアやプロデューサーが幅広い音色スペクトルをカバーできる単一のプリアンプを提供するために開発されました。当初はDualityコンソールに搭載されているクリーンで透明な音色のSuperAnalogue™プリアンプを補完するために設計されたVHDは、数多くのSSLコンソールやラックマウントユニットに採用され、長年にわたり多くのエンジニアにとってサウンドにカラーを加える秘密兵器となってきました。

●フルダイナミクス処理

Super 9000はSSLの現代的ダイナミクスセクションの真髄を備え、究極の制御性とパンチ力を実現します。
高性能THAT 2181A VCAを中核に据えたコンプレッサーには、切り替え可能なFast Attackモードとピーク検出オプションを搭載。これはSL 9000コンソールで初導入され、Dualityシリーズにも継承された機能です。さらに、SSLのクラシックなエキスパンダー/ゲートセクションを内蔵。スレッショルドに可変ヒステリシスを組み込み、精密なゲート制御とダウンワードエキスパンション管理のためのホールドコントロールを備えています。加えて、Super9000ではダイナミクスセクションをEQ前(Pre)またはEQ後(Post)に移動可能です。

●ピンク(292)とブラック(242)EQ回路&ハイパス/ローパスフィルター

Super9000では292 Gシリーズの「ピンクノブ」EQ 回路、または 242 Eシリーズの「ブラックノブ」EQ回路の2種類から選択可能です。

292の可変Q設計はスムーズで幅広いブーストとカットを実現し、そのシェルフはより急峻なスロープと「アンダーシュート/オーバーシュート」を特徴とし、より音楽的なサウンドを提供します。
242のQ設計は、サー・ジョージ・マーティンと共同で開発され、292 と比べるとより精密なコントロールが可能です。

Super 9000 EQ セクションには、「E Bell/G÷3」および「Gx3/E Bell」という 2 つのボタンも備わっています。292 モードでは、これらのボタンにより、低中域周波数を3で割り、中高域周波数を3で乗算することができるため、通常はその標準範囲をはるかに超える周波数をターゲットとして中域バンドを使用することができ、驚異的な柔軟性と範囲を実現しています。

242モードでは、これらのボタンは低域帯域と高域帯域をベルモードとシェルビングモード間で切り替えます。SSLらしく、EQはダイナミクス・サイドチェーンに配置可能で、ハイパス(18dB/oct)およびローパス(12dB/oct)フィルターは完全バイパス、または入力/サイドチェーンへのルーティングが可能で、究極の制御を実現します。

●柔軟な処理とルーティング

Super 9000は、外部機器を信号経路に統合するためのバランスド・インサートポイントを搭載しています。インサート位置はデフォルト(入力段直後)から出力段(出力トリム直前)へ配置可能です。専用外部サイドチェーン(キー)入力、に加え、サイドチェーンリンク機能も備え、2台のSuper 9000をステレオペアで使用する場合に最適です。


入力フリップ制御により、LINE入力をマイクプリアンプにルーティングすると同時に、背面のMIC接続をLINE経路に切り替えます。これにより、ミックス段階でサチュレーション/ディストーション処理を施しながら、DAWからのラインレベルリターンを手動で再パッチすることなく処理できる、簡単な方法を提供します。

サチュレート宮崎
昔はアニソンディレクター、今じゃコスパ最強機材探しに夢中なシンセ好きなギタリスト。わかりやすく伝えます。
記事内に掲載されている価格は 2025年10月21日 時点での価格となります
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