Rolandがリズム・マシンとして約40年ぶりにアナログ音源を搭載した「TR-1000」を10月11日(木)に発売します。
RolandのTRシリーズといえば、TR-808、TR-909といった世界中の音楽シーンをリードした名機として、今なお高い人気を誇っています。
今回発売したTR-1000 Rhythm Creatorは、今なお数多くのアーティストに愛されるTR-808、909のアナログ・サウンドを継承し、より磨き上げ、さらに最新のデジタル・サウンドとサンプリング技術を融合したリズムマシンのフラッグシップ・モデルです。
16のステップを用いた定番のシーケンサーやワークフローもさらにブラッシュアップし、より自由度の高いグルーヴを素早く構築できるようになりました。
※初回入荷分完売、次回入荷は未定です。
TR-1000は、スタンダードなサウンドからエクスペリメンタルなものまで、あらゆるドラム・サウンドを網羅します。アナログ、デジタル、サンプリングによる高品位な音源と進化した音作り、レイヤー・トラック構造によって、音色の着想から創造、そしてパフォーマンスまで、いつまでも惹きつけてやみません。
TR-1000はローランドとして約40年ぶりとなる、純粋なアナログ音源を搭載したリズム・マシンです。TR-808とTR-909から厳選した16の回路は、オリジナルの設計に基づきながら、入念なエンジニアリングと厳選した現代のコンポーネントで忠実に再現しました。ヴィンテージの心臓部にさらなる手を施したこのエンジンは、新しいパラメーターによる操作と広いダイナミック・レンジでいっそうブーストされた、本物のアナログTRサウンドをもたらします。
TR-1000はアナログに加えて、ローランドの最新技術による強力なデジタル・サウンド・エンジンも備えます。独自のACB(Analog Circuit Behavior)技術により、サーキットベントが施された21種類の8Xと9Xモデルを含めて、高精度なアナログ・エミュレーションで駆動します。新しく追加されたパラメーターで808や909の音作りをすれば、従来のアナログの枠を超えたサウンドが楽しめます。さらにFMパーカッション、バーチャル・アナログ波形、膨大なPCMサンプル・ライブラリも搭載し、新しいデジタル表現と音の探求を叶えます。
これまでTRシリーズは、数々の電子音楽ジャンルの礎を築いてきました。TR-1000では、デジタル・サンプリングとの融合で、その可能性をさらに広げます。ステレオ・サンプリング、リサンプリング、BPM同期、シームレスなタイムストレッチ、非破壊スライス編集など、高度なサンプル・ツールがワークフローに統合されています。64GBのストレージを内蔵し、中には厳選された2,000種以上のサンプルが含まれます。サンプリングや編集、外部からのサンプル・インポートなどが快適に行えるよう、46GBのユーザー・エリアを確保しています。
TR-1000のシーケンサーは、従来のTRスタイルのワークフローをより直感的で柔軟にすることで、一層進化しました。豊富なパターンツール、表現力を広げるコントロール、細やかなタイミング設定を活かして、リアルタイムに素早く打ち込みながら、その演奏に没頭できます。
●主な特徴