ADAM AUDIOより、開放型ヘッドホンのフラッグシップモデル「H715 Reference」を11月上旬に発売します。
正確な音の判断が求められるミキシングやマスタリング用に設計され、ADAM Audioがスタジオモニターの開発で培ってきた技術を、ヘッドホンによるモニタリング環境へと凝縮しています。さらに、ヘッドホン本体のスイッチを切り替えて使用できるバランス接続対応のHi-Fiモードを搭載。Hi-Fi専用ケーブルと高品位なアンプを組み合わせることで、より精密で純度の高いサウンドを楽しめます。

H715 Referenceは、人間工学に基づいたデザインと軽量な筐体により、長時間のセッションでも疲れにくい快適な装着感を実現。PEN素材にチタンコーティングを施した150Ωドライバーを採用し、左右どちらのイヤーカップからでもケーブルを接続できます。イヤーカップはフラットに折りたたむことができ、付属のハードシェルケースにコンパクトに収納可能。安全に持ち運び、保管できます。加えて、マグネット式で簡単に交換できるソフトクロス製と合成皮革製のイヤーパッド、1.3mのスタジオ用カールコード、Hi-Fi専用ケーブルが標準で付属します。
H715 Referenceの性能をさらに引き出すのが、専用に開発されたソフトウェア群です。プラグイン開発のスペシャリストであるSonnoxが開発した「Headphone Utility Plug-In」と「ListenHub」が付属し、システム全体に適用できるキャリブレーション機能に加え、メータリング、リファレンス音源との比較、ステレオイメージの確認など、制作をサポートする多彩な機能を提供します。
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ハードウェアとソフトウェアを高度に融合させたH715 Referenceは、適切に音響処理されたスタジオに設置されたADAM Audioの最高峰フルレンジモニターシステムにも匹敵する信頼性を追求しています。
バランスの取れた音響特性、卓越した低域再生能力、極めて低い歪み、そして十分な音圧レベル。ADAM Audioのエンジニアリングチームが培ってきた技術を結集し、幅広い制作環境で信頼できるモニタリングを実現します。

H715 Referenceの正確なサウンドを支えるのは、PEN素材にチタンコーティングを施した専用設計の150Ωドライバーです。強力なネオジム磁石を搭載し、精密にチューニングされたサスペンション機構と、特許出願中のベンチレーションシステムを採用しています。ドライバーは耳に対して角度をつけて配置されるよう設計され、音の透過性に優れたスチール製メッシュに収められています。この構造により、透明感と開放感のある自然なサウンドを実現しています。さらに、ドライバー出力部の位置を綿密に設計し、その周囲に高密度の吸音材を配置。不要な共振ピークを効果的に抑えることで、より正確で色付けの少ない音響再生を可能にしています。

ヘッドホンを長時間使用するうえで、快適性と耐久性を左右する重要な要素が筐体の構造です。H715 Referenceは、さまざまな頭の形やサイズに自然にフィットするスプリングスチール製ヘッドバンドを採用。安定した装着感と、長時間の使用でも疲れにくい快適性を両立しています。
ヘッドバンドのクッションには、頭頂部への圧迫を軽減する中央カットアウト構造を採用。イヤーパッドには非常に柔らかなメモリーフォームを使用し、耳の周囲に自然にフィットします。ヘッドバンドとイヤーカップをつなぐヨークには削り出しアルミニウムを採用。優れた強度と耐久性を確保しました。イヤーカップはフラットに折りたたむことができ、付属のハードシェルケースにコンパクトに収納可能。スタジオから自宅、外出先まで、リファレンス品質のサウンドを手軽に持ち運ぶことができます。

ADAM Audioは、プラグイン開発のエキスパートであるSonnoxとの協力関係をさらに深め、「Headphone Utility Plug-In」の機能を拡張しました。このプラグインは、ADAM Audioのすべてのヘッドホンに最適化された高精度なキャリブレーション機能を提供します。さらに、ユーザーが自由に調整できるクロスフィード機能を搭載。スピーカーでのリスニングに近い音響特性を再現し、ヘッドホンで制作したミックスがスピーカー環境でも意図どおりに再生されるようサポートします。
さらに、H715 Referenceにはバーチャル・モニタリング環境を提供する「ListenHub」も付属しています。ListenHubでは、ストリーミングサービス内のリファレンス音源との比較や、ラウドネスを揃えた状態での楽曲のチェックが可能です。さらに、モノラル、サイド、ステレオバランスの確認など、ミキシングやマスタリングをサポートする機能を備えています。macOS版ListenHubでは、Headphone Utility Plug-Inをアプリケーション内部で直接動作させることができ、再生ソースに依存せず、システム全体にキャリブレーションを適用できます。

H715 ReferenceはHi-Fiモードを使用することで、ミキシングやマスタリングといった制作用途だけでなく、高純度のリスニングを楽しむためのヘッドホンとしても優れた性能を発揮します。付属のHi-Fi専用ケーブルは、左右独立接続方式を採用した3mのケーブルで、4.4mm 5極Pentaconnコネクターを装備。接続に対応するアンプのバランス出力に接続することで、本格的なHi-Fiリスニングを楽しめます。
Hi-Fiモードへの切り替えは、左側イヤーカップ内に設けられたボタンを、付属の金属製ピンで押すだけです。Hi-Fiモードでは、左右のイヤーカップで共有しているグラウンド接続が分離されます。これにより、左右独立接続ケーブルを通じて、差動アンプからの正相・逆相信号を使用したバランス駆動が可能になります。ボタンをもう一度押すと共通グラウンド接続に戻り、通常の片側接続ケーブルを使用できます。プロフェッショナルなモニタリングから、こだわりのHi-Fiリスニングまで。H715 Referenceは、用途に応じた使い方に柔軟に対応します。

ADAM Audioでは、ヘッドホンを長期間使用する中で、一部のコンポーネントが通常使用によって交換を必要とする可能性を考慮して設計しています。H715 Referenceも、長期使用に伴うメンテナンスを考慮したモジュラー構造を採用しています。ヘッドバンドやイヤーパッドは、日常的な使用によって少しずつ摩耗していきます。また、ケーブルの被覆が傷んだり、保管や持ち運びの際にパーツが破損したりすることもあります。
H715 Referenceは、左右両側からのケーブル接続に対応し、ケーブル、イヤーパッド、ヘッドバンドパッドを交換可能な構造としています。さらに高品質なキャリングバッグを付属することで、長年にわたる使用を想定した設計となっています。