DPA(B&K)や Schoep sのマイクロホンを使用するのは安心感がありますが、良くも悪くも音の癖みたいなものがあります。例えば DPA は、マイク軸上での 10 KHz 付近のピークが良い時もあれば逆に痛い時もありますし(個人的には 10 kHz 付近でディップさせます)、 Schoeps は暖かみのある音であると同時に、どこかヌルっとした印象があります。(私の技量によるところも大きいと思いますが…)
そういった意味では、この MKH 8020 は飾らない音を収音するのが特徴で、 Main マイクで使用する場合にかなり重宝します。ステレオペアで使用した場合、若干 300 Hz 付近が詰まった印象になることと、また 10 kHz 以上がもう少し欲しいな、と思いますが、これはマイク間隔をもう少し検討する必要があることと、普段ステレオペアをマイクロホンの高域の指向性を嫌って床面に対して平行に使っているので、マイクの軸をもう少し楽器側へ傾けて、指向性をうまく使ってあげれば良いな、と思っています(要は私の腕の問題)
さらにこのシリーズの秀逸な点は、マイクの軸の『外』の音です。被りの音はどちらかというと嫌われものですが、このマイクでは軸外の音もかなり綺麗(濁らない、変に潰れたりしない)に収音していますので、楽器の定位感を補強するのにとても役立ちし、楽器セクションのSpot マイクとして使用すると違いがわかると思います。
コストの面から考えても、かなり良いです。
2021/07/01 10:04:59
by しゅん
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