“シリーズ180” はすべての一般的なスタジオのアプリケーションの要求を満たす異なった指向特性を持たせた3 つのコンパクトなミニチュア マイクロフォンで構成されます。その最適化された機械的構造とモジュール方式を意識的に省略したことにより、“シリーズ180” は経済性優先の制作やホーム レコーディング スタジオ用として運命づけられています。
KM 183 無指向性 マイクロフォンは、非常に短期間で世界のスタジオ業界の標準となったKM184 カーディオイド マイクロフォンの設計に基づいています。
ウインドシールドとマイクロフォン ボディまたはXLR コネクタへの取付けができるスタンド マウントが付属して、ホールディング ボックスに収められています。
“シリーズ180” は、スレンダーな形状と以下に記述されているような伝送特性により、特にラジオやテレビの分野での広範囲にわたるタスクに適しています。
KM183マイクロフォンは、70年代以来世界的に成功裏に使用されて、実績のあるKM 83の後継者です。
KM 183 はフリーフィールドで10 kHz において7 dB ほどブーストしている圧力トランスデューサーです。デフューズ サウンドフィールドでは、フラットな周波数特性となります。
“シリーズ180” マイクロフォンは、優れた技術スペックに帰着したKM 100 システムで使用されているのと同じトランスレス回路です。KM 84 と比較すると、主に固有ノイズレベルをわずか22 dB (CCIR) まで削減したことと、138 dB まで音圧の処理能力を上昇させたことで、KM 184 のダイナミックレンジは24 dB 増加しています。
マイクロフォンは、あいにく接続する機器、例えばDAT レコーダーのようなアンバランスの入力に接続しても、何ら問題なく動作します。
“シリーズ180” の出力は、すべてのNeumannマイクロフォンのように、バランス型でファンタム (48 V) パワードです。
“シリーズ180” は、高品質のミニチュア マイクロフォンを探してはいるが、Neumann 製品群の一部で居続けている、複雑なモジュラーKM 100 システムまでは必要ないという、すべてユーザーために良い選択です。
機械的な構造が簡略化され、例えば、カプセルと出力ステージは、お互いから分離することができません。このため“シリーズ180” は、Neumann マイクロフォンにユーザーが期待する電気音響機能をギブ
アップすることなしの経済的な代替品です。
<Stereo set>
マイクロフォン, 2x WNS 100 ウインドスクリーン,
2x SG 21 bk スタンド マウント, 木箱入り
音響的動作原理 | 圧力 |
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指向特性 | 無指向性 |
周波数特性 | 20 Hz...20 kHz |
感度 1 kHz を1 k Ω負荷で | 12mV/Pa |
レーテッド インピーダンス | 50 Ω |
レーテッド 負荷インピーダンス | 1000 Ω |
S/N 比, CCIR1) (rel. 94 dB SPL) | 70dB |
S/N 比, A-weighted1) (rel. 94 dB SPL) | 81dB |
等価ノイズ レベル, CCIR1) | 24dB |
等価ノイズ レベル, A-weighted1) | 13dB-A |
最大 SPL for THD 0.5%2) | 140dB |
最大出力電圧 | 10 dBu |
動作電圧 (P48, IEC 61938) | 48 V ± 4 V |
消費電流 (P48, IEC 61938) | 3.2 mA |
接続コネクタ | XLR3F |
重量/径/長さ | 約. 80 g/22 mm/107 mm |
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