ステレオアナログイコライザーのmuseqは、最高品質のコンポーネントによって組み立てられており、プレミアムなサウンドシェーピングの可能性と最適な値に計算されたパラメーターを備えています。これにより、ユーザーは音楽的な結果を簡単かつ迅速に得ることができます。5バンドのEQと豊富なゲインレンジ、そして独自の機能によって、museqはトラッキングやミキシングなどのあらゆる環境でフレクシブルに活躍いたします。さらに、23ステップ仕様のツマミが採用されていることで、ミックスバスやマスタリングで使用した際にも容易にセッティングをリコールすることが可能です。
両チャンネルは共に2種類のQ幅を切り替え可能な3つのパラメトリックバンドを備えています。両端の帯域はロー/ハイシェルビングフィルターとなっており、ローカット/ハイカットフィルターにそれぞれ切り替えることができます。ローカット/ハイカットモードでは、レゾナンスピークの調整が可能となっているのでカットオフ周波数が必要以上にダンピングの効いた音になってしまうことを防ぎ、クラシックなインダクタ回路を彷彿とさせるサウンドを演出することが可能です。
各チャンネルに設けられた5つすべてのゲインコントロールツマミは、問題のある帯域を容易に発見し、またゲイン調整の解像度を高めるため、ブーストモードとカットモードをスイッチで切り替える仕組みとなっています。また、チャンネルごとに強力なハーモニクスの色付けを可能にする切り替え可能なスイッチが搭載されており、2種類のサウンドキャラクターを併せ持つEQとなっています。一般的にはミキシングの際に色付けを行い、トラッキングの際にはクリーンなキャラクターが好まれますが、これはもちろん使用するあなた次第です。
museqに採用されている回路設計はすべてディスクリートアナログ回路となっています。すべての信号処理は常にA級モードで動作する単体のトランジスタ素子によって構成されており、パワーサプライに至るまで設計は全ディスクリートとなっています。オーバーサイズのトランスフォーマー、厳密に選別されたカプセル導電プラスチックポテンショメータ、特殊な電流帰還アンプ等の採用は、elysiaの技術的なこだわりのほんの一部です。これらすべての要素の組み合わせにより、極端なセッティングで使用した場合でもクリーンでパワフルなサウンドキャラクターが損なわれることはありません。
周波数特性 | <10 Hz - >200 kHz (-0.2 dB) |
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ダイナミックレンジ, 20Hz - 22 kHz | 119 dB |
最大入力レベル | +27 dBu |
最大出力レベル | +27 dBu |
入力インピーダンス | 10 kOhm |
出力インピーダンス | 68 Ohm |
入力ピン配列 | 1. Ground 2. Positive 3. Negative |
出力ピン配列 | 1. グランド 2. ポジティブ 3. グランド 68Ω |
消費電力 | 60 W max |
ヒューズタイプ | 230 VAC 0.8 A Slo-Blo 115 VAC 1.6 A Slo-Blo |
寸法 (W x H x D) | 483 mm x 89 mm x 377 mm 19 “ x 3.5“ (2 U) x 14.8“ |
重量 | 8 kg / 18 lb |
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