Buchla 292t Quad Lopass Gateは4チャンネルのボルテージ・コントロールド・アンプ(VCA)兼、オーディオミキサー・モジュールです。
ローパスゲートと呼ばれるVCF/VCAユニットがモジュールの内に4つ搭載されており、それぞれのチャンネルごとのオーディオ出力、それらの出力をミックスした出力を持ちます。このローパスゲート・モジュールにはバクトロール(フォトカプラ)と呼ばれる特別な電子部品が使用されており、この特徴的なサウンドはBuchlaのシンセが生み出す音色を決定づけています。
それぞれのチャンネルのオーディオ入力です。
3種類のモードを各チャンネルごとに設定可能です。
・Gate・・・音色的変化のないシンプルなリニアVCAとして働きます。(下段LED点灯)
・Combo・・・GateとLopassモードの中間的な音色です。CVの入力に対して、アコースティック楽器のようなナチュラルなディケイ感、倍音変化を付与します。(LED消灯)
・Lopass・・・ローパスフィルターの特性を持ちます。短いゲートやディケイ・エンベロープのCVを入力した際にはパーカッシブな”スナップ”音を生み出します。(上段LED点灯)
各チャンネルのボリューム、つまりVCAオフセットのノブです。ノブで設定した値に対して入力CVが加算されます。
それぞれのチャンネルのCV入力です。入力電圧が大きくなるほど出力する信号が大きくなります。
それぞれのローパスゲートユニットをオーディオ出力です。
クアドラフォニックのシステムを実現するためのクアッドVCAとしても使用可能です。
1-4chのオーディオミキサーとして機能します。
ComboモードとLopassモードでは、入力したCVもしくはノブで設定するオフセットの値にて、音量の大-小と同時に音色の明るい-暗いが変化します。この性質は全てのアコースティック楽器の持つ音色的性質と同様です。
292tに入力するエンベロープの電圧を257tでコントロールすることでより多様な音色や反応を得ることができます。
アメリカ西海岸の伝説的シンセサイザー・メーカー「Buchla(ブックラ)」と Tiptop Audio のコラボレーションにより生まれた「Eurorack 200」シリーズ。およそ半世紀前に開発され、とても希少なモジュラー・シンセサイザーである「200 シリーズ」をユーロラック・フォーマットで再生産しました。西海岸スタイルのシンセシスの真髄である Buchla モジュールを、現代の多くのモジュラー・プレイヤーへ。Eurorack 200 シリーズはあなたのモジュラー・システムに西海岸の風を吹かせます。
幅 | 16HP |
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奥行き | 45mm |
消費電流 | +12V : 87mA -12V : 36mA |
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