パラダイス

★今シブ研究所 〜ゼンハイザーラボ Vol.1〜

2025.08.23

ご無沙汰しておりますバウンス清水が戻ってきました。

本業に勤しみながら、イマーシブオーディオの普及に尽力しております。

イマーシブオーディオという呼び名が一般的??な気がしますが個人的には空間オーディオの方がしっくりきていたりします。AppleもAmazonも空間オーディオって言ってるからそちらの方が一般的なのか?、、、

そんな話はどうでもいいんですが、今回はゼンハイザージャパン様と実験する企画を初めまして。

題して

=ゼンハイザーラボ(Sennheiser Lab.)= 

ゼンハイザージャパン様が取り扱う製品をRockoNのバウンス清水とともに深掘りしていく、そんな企画となっております。第1回目は日本工学院専門学校 蒲田キャンパス内にある『Neumann イマーシブ・デモルーム』にお邪魔しまして、KHスピーカーを用いた7.1.4chの8ch CUBEの聴き比べ。

こちらのデモルームはNeumann KHシリーズによる7.1.4chのDolby Atmos対応のスタジオとなっております。

ミッドレイヤーはKH150、トップレイヤーはKH120 IIという構成なのですが、今回はKH120 IIを4つ持ち込みトップレイヤーの下に4つ配置し、その8本で 8ch CUBEを構成し、聴き比べてみようという実験をしてみました。

8ch CUBEを知らないぞという方に少し説明です。

8ch CUBEは名前の通り立方体の8つの角にスピーカーを設置し、リスニングポイントに対して、前後左右上下バランスのとれた音場を作ることができるスピーカーレイアウトです。

フォーマットにとらわれない空間オーディオ製作をするために、バウンス清水の自宅もこのスピーカーレイアウトにしました!

ACOUSTIC FIELD 様のblogのリンクを貼っておくのでチェックしてみてください。https://acousticfield.blogspot.com/2023/02/15-02.html

〜ここで聴き比べのシステムのお話を〜

もともとある7.1.4chに4つのスピーカーを追加。

MT 48 U上で30.2chというレイアウトを使用して全てのスピーカーが鳴るようにします。

さらに7.1.4、8ch CUBE の2種類のソースを作り、ここのスイッチングにより即座に聴き比べができるようにしました。

そのソースにはどんなものが送られているか。

それはPro Toolsで色々とやっているのですが

まず、Apple MusicでDolby Atmos を再生。これがPro Tools Audio Bridgeを使って7.1.4ch Pro ToolsにInputします。

MT 48 Uの”7.1.4”のソースにはPro Tools Audio Bridgeで受けた7.1.4chがそのままアサインされています。

そしてもう一方の”CUBE”にはPro Tools Audio Bridgeで受けた7.1.4chを3DXというプラグインを使って、8ch CUBEへコンバートしそれをアサインしています。

これでApple Musicで再生した曲を手元のMT 48 Uのソース切り替えで聴き比べられるわけですね!

スピーカーレイアウトの違いを即座に切り替えての聴き比べたことがなかったので、楽しい経験でした。

やはり8ch CUBEはスピーカーの存在感がなく空間オーディオ制作に非常に適したレイアウトだと改めて実感しました。

バウンス清水
ラッパー→ビートメーカー→レコーディングスタジオ勤務→RockoN 常にヴァイブスは満タン
記事内に掲載されている価格は 2025年8月23日 時点での価格となります