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Rock oN Power Push Products:9月スピーカー

2026.09.01

スピーカー担当の渋谷店、Vツイン多田です!今月は満を辞してのあの製品が登場!

Kii Audio / Kii SEVEN
オスストポイント

・部屋の音響特性に悩まされず、且つこれまでの常識を覆す位相特性と超ローエンドまで正確に見極めたいクリエイターに!
・これ1台で「アンプ」「DAC」「DSP音場補正」「ストリーミング/ワイヤレス」を完全完結させたいスマート派に!
・ 作業クオリティや作品クオリティを、スピーカーのせいにしたくない人に!

ハイエンド・DSP搭載アクティブモニターの最高峰として一世を風靡した「Kii THREE」のDNAを継承し、よりコンパクトに現代の制作環境へアジャストさせたのが、このKii SEVENです。一見するとスタイリッシュな2wayアクティブモニターですが、内部構造と設計思想はまさにモンスター級です。
1台の中に1インチ・ツイーター、5インチ・ミッドレンジと、さらに左右側面に配置された「2機の6.5インチ・ウーファー」という計4つの基盤ドライバーと、計600W(Purifi Eigentakt&Pascal)の独立マルチアンプ&DSPを凝縮。

本機の最大の真価は、Kii Audio独自のコア技術「Active Wave Focusing(カーディオイド指向性制御)」にあります。通常、スピーカーから出る低音は全方位に広がり、背後の壁にぶつかって反射し、部屋のディップやキャンセレーション(部屋鳴り)を引き起こします。しかしKii SEVENは、前面ユニットが出す中低域に対し、側面ウーファーからmsecで計算された消音用の音(遅延・逆位相の波)を背後に打ち出します。

例えるなら、「前に放った波動拳の背後へ広がる衝撃波を、後ろに向けて、更に逆向きに撃った波動拳で相殺して空中で消去する」という状態です。実はこの「特定の方向にだけ音波を届かせ、後ろへの漏れ音を逆位相で消し去る」という発想、元を正せば潜水艦のスクリュー音を消す防衛技術や指向性ソナーといった軍事音響工学に深いルーツを持つアプローチ。音が壁にぶつかる前に物理的に消し去ってしまうため、測定マイクでの部屋測定無しでどんな部屋でも超クリーンでタイトな低域が手に入ります。

さらに、フロントのツイーターとミッドレンジは同軸構造ではないものの、強力なDSPによる完璧なタイムアライメント処理を実施。すべての帯域の音波が「まるで1つの完璧なフルレンジ・点音源から同時に発射されたかのように」耳に届くため、ボーカルのピント感や空間系エフェクトの奥行き描画力も異次元のレベルに達しています。
リスニングからガチ制作まで、入力ソース含めてなんでも来いを高い次元でこなす、モニタースピーカーのひとつの到達点です。

Kii Sevenを初めて聞いた時の感想になりますが、アナログで渡すよりもUSB接続やデジタル系で渡す方がKii audioっぽいキャラクターを感じます。
付属のKii Controlというおしゃリモコン経由でUSB接続できるのですが、内蔵のDAコンバーターこそ、イメージが覆る事間違い無しなのですが、モニコンだったりの接続ハードルが上がる事と、DAWやコンピューターの再生デバイスを占拠しちゃうのが痛いところ。アナログも勿論悪くないのですが、どうしてもKiiで確かめたいテクスチャーが滑らかになってしまうなぁと感じてしまいました。

ヤワなモニコンやインターフェースだと、ダイレクトにUSB接続した方に分があるのが、また新たな沼への招待状のようで恐ろしいです。

Vツイン多田
現行/ビンテージ問わず音が出るものは何でも好きなベーシスト。趣味はDIYとバイク。
記事内に掲載されている価格は 2026年9月01日 時点での価格となります
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