はじめまして!ケーブル担当ファジー日下部です!
自身でもエレキギターを弾きながらレコーディングにも携わる立場から「ケーブルって本当に音変わるの?」という素朴な疑問に、できる限り根拠を持ってお答えしていきたいと思っています!
またハードウェアを自作してた経験から、単なるスペック紹介ではなく組み合わせや選び方など音作りの一つとしてケーブルを選ぶ楽しみを語れる担当を目指します!よろしくお願いします!

OYAIDE SCI-04
オスストポイント
・お気に入りのIFの音質を余すことなく発揮させたい方へ
オーディオインターフェースの性能はケーブルまで含めてシステムです。付属のUSBケーブルでも普通に動きますが、ノイズ耐性・電源供給の安定性という観点で、IFが本来持っているポテンシャルを引き出す余地があります。
・バスパワー+DSP搭載のIFをお使いの方へ
バスパワーで駆動しながら内部DSPまで動かす機種は、USB経由の電源供給に対する要求が高くなります。SCI-04はAWG21まで強化された電力線を採用しており、こうした機種での安定性向上に寄与します。
まず大前提として、デジタル信号だからケーブルは何でもいいという考えは少し違います。
よく言われる「デジタルは繋がるか繋がらないかの世界」は確かにその通りです。ただノイズの影響はそれだけではありません。
ノイズが乗る
→ エラーが発生する
→ リトライ処理が増える
→ レイテンシーが増加したり、オーディオクロックの揺らぎ(ジッター)の一因になる
→ ジッターはDAコンバーターの出力品質に影響する
つまりデジタルオーディオにおいてもノイズは無関係ではなく、特にオーディオインターフェース・DACのような用途ではケーブルのノイズ耐性が音質に影響しうるということです。

核心は信号路の構造です。一般的なUSB4ケーブルはツイストペア構造が多いのに対してSCI-04は極細同軸構造です。
同軸構造はアナログオーディオケーブルで長年使われてきたノイズ対策の設計思想です。OYAIDEがアナログケーブルで培ったノウハウをUSB4に持ち込んだのがSCI-04の核心です。さらにシールドは三重構造(錫メッキ銅編組+アルミマイラー+銅マイラー)を採用。一般的なUSB4ケーブルに比べて伝導ノイズレベルを約25%低減しています。
その他、導体にも厚肉銀メッキ高純度無酸素銅を採用しており、この「厚肉」というのが高速通信時の表皮効果に対応するためで、信号が表面付近を流れやすい高周波特性を考慮した設計になっているのです。
電力線はAWG21まで強化されており、バスパワー駆動機器への安定した電源供給に寄与します。
また、USB4規格なのでUSB 3.0・USB 2.0機器にも下位互換で接続できます。その場合は接続機器の規格に合わせた速度で動作します。またThunderbolt3互換を謳っているので対応機器にも使用可能ですが、長さにより帯域が変わります。
長さと帯域については、
0.7m → 最大40Gbps
1.2m以上 → 最大20Gbps

1.2m以上では規格上の帯域が落ちます。ただ店頭でさまざまな機種を繋いだ体感として、2.5mでもThunderbolt3接続として動作するケースが多いです。
ただあくまで、接続する機種がThunderbolt3でどれだけの帯域を必要とするかや過負荷時などによる部分もあるので「認識する・一時的に問題ない」というレベルの話であり、安定動作を完全に保証するものではありません。
1.2m以上でも40Gbpsフル帯域が出ればこれ一本で全部解決なのになぁ、と思います。0.7mは確実ですが、スタジオの機材配置によっては微妙に届かないケースもありますよね。
どうしても2m以上でフル帯域が必要な場合はOWC Thunderbolt 4 Cableも選択肢になります。Thunderbolt4正式認証品で2mでも40Gbps保証、という確実性を求める方はそちらも検討してみてください。