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Rock oN Power Push Products:8月ソフトウェア

2026.08.31

極度のめんどくさがりなので私生活とDTM合わせて時短ツールばかり探しています。最近買ってよかった機材は食洗機です。すごくいい音がします。

XLN Audio Addictive trigger
オススメポイント!

・ドラム音源の音がいまいちしっくりこない..レイヤーしたい..
・めんどくさがりの人
・録音のドラムトラックを救済したい

Addictive triggerはドラムリプレイサーです。打点(叩いたタイミングと強さ)を検出し、そこにサンプル音源を鳴らし直すツールです。

流れはシンプルで、
・キックやスネアの単体トラックにプラグインをインサート
・波形のアタックを検出して「ここで叩いた/強さはこれくらい」を判定
・その情報でサンプルをトリガー(=発音)させる

使い方は主に2通り。
・リプレイス:録り音を丸ごと差し替える。部屋鳴りが悪い、チューニングが狂った、被りがひどい、といった録り直せない素材の救済に。
・レイヤー(補強):元の音は残したまま、下にサンプルを重ねて芯やアタックを足す。生の質感を保ちつつ音圧だけ稼げるので、実際の現場ではこちらの方が多いです。

ドラムリプレイサーの肝は「正しく叩いた点を見つけられるか」。ここが甘いと結局手打ちで直すことになり、時短のはずが逆に時間を食います。Addictive Trigger は FFT による周波数解析で音の「指紋」を照合するので、同じくらいのピークレベルでもクローズドリムとオープンショットを別物として判別できる。ピークとスレッショルドだけで判定する従来型のトリガーとは検出の考え方そのものが違います。
さらに SuperStart が数秒で素材を解析し、その音源に合わせた検出設定を自動で組み立ててくれる。「まず鳴らしてみる→そこから詰める」という順番で作業できるのが実際かなり効きます。中身のサウンドは Addictive Drums 2 と ADpak 由来なので、単体で完結しつつ、AD2ユーザーならプリセット資産をそのまま流用できるのも美味しいところ。

レイヤーってなんだかんだトラック数増えるしめんどくさいですよね。このAddictive Trigger。なんと4つの音色まで同時に重ねられます。当然Dry / Wet もついているので個人的にはレイヤー的な使い方をすることが多いです。やたらにエフェクトをかけるよりAddctive Triger でうっすらレイヤーがしっくりきますね。そしてAddictive Drumとセットで使う必要は全くありません。

自前のサンプルを読み込めないのが唯一にして最大のポイント。「あのスタジオで録った秘蔵のキック」を差し込めるようになったら無敵なのですが、現状は XLN のライブラリ内で完結する設計です。逆に言えば、音の当たり外れがなく、AD2 の完成されたサウンドに素早く辿り着けるということ。ライブラリを増やしたければ TrigPak / ADpak で拡張できるので、「検出精度と速度に全振りしたリプレイサー」として割り切れば、これ以上ないほど気持ちよく作業が進みます。

タムタム田村
好きなもの:バンド音楽、音源、AIプラグイン、手のひらサイズのガジェット、強チェ、レバブル
記事内に掲載されている価格は 2026年8月31日 時点での価格となります
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