DX5ⅡのD/A回路には自社開発のI/V変換回路を採用した、ESS社の新世代DAC「ES9039Q2M」をLRへデュアル構成で採用することで、DX5よりも高いS/N比、優れたダイナミックレンジ、低歪み(<0.00006%)を実現しています。
これにより、DX5Ⅱはコンパクトでありながらも、高い解像度と豊かなダイナミクスを実現した、優れたサウンドパフォーマンスを提供することができます。
X-Hybrid AMPはこれまでの製品に採用してきたNFCA(Nested Feedback Composite Amplifer)モジュールに代わる革新的アーキテクチャです。
ディスクリート入力段、ディスクリート出力段、オペアンプの3段ステージで構成される、新開発のハイブリッドヘッドフォンアンプ回路を採用しました。
従来機に採用してきたNFCAモジュールの超低歪率、優れたダイナミックレンジは継承し、回路構成を最適化することでアイドル状態の消費電力と発熱を効果的に抑制し、回路全体の電源効率を大幅に向上させています。
コンパクトなボディの中に、フルバランスの4チャンネルアンプを搭載したDX5Ⅱは、高い駆動力と歪みを感じさせないハイクオリティなサウンドを実現しています。
DX5Ⅱに採用したES9039Q2Mは、優れたSNR特性の電流出力で動作し、DACチップのポテンシャルをフルに引き出すために自社開発のI/V変換モジュールを採用しています。
コンパクトなデザインの中で物理的な限界に挑戦するこの卓越した回路設計は、DACチップ最大限のパフォーマンスを引き出すためにはとても重要なセクションです。
この卓越した回路設計により、DX5ⅡはコンパクトサイズのデスクトップDAC/AMPの中でも驚異的な低歪みと低ノイズを実現し、優れたサウンドクオリティを実現することができています。
6.35mmシングルエンドと4.4mmバランスヘッドフォン端子、そして4pinXLR端子を備え、インピーダンスを問わず幅広いイヤホン・ヘッドホンのニーズに対応することが可能です。
1.8uVrmsの低ノイズフロアは、高い感度を有するプロユースのIEMにも対応し、7600mW×2@16Ω、6400mW×2@32Ωのパワフルな出力により、 あらゆるヘッドホンのポテンシャルをフルに引き出します。
2.0インチのフルカラースクリーンと3つの物理ボタンで、迅速なセットアップと効率的なコントロールが可能になっており、UIカラーは9色のカラーからメインカラーを自由に選択ができ、さらにメイン画面の表示内容を再生ステータス表示、FFT(高速フーリエ変換)、VUメーターから選んでお好みにカスタマイズすることが可能になっています。
電源/ボリュームダイヤルのプッシュ操作は、ファンクションキーとなっており、設定からショートカットキーとして、自由にカスタマイズすることが可能です。
ユーザーの良く使用する項目や、シーン・ニーズに合わせて設定することが可能です。
新開発のPEQ機能はカスタマイズ可能な10バンドの周波数帯域調整に対応し、TOPPINGが独自開発したアジャストメントアルゴリズムとデスクトップソフトウェアにより、周波数・Gain・帯域幅を細かく設定することができるTOPPINGオリジナルのPEQです。
ソフトウェアは、ターゲットカーブとのインポートをサポートし、ターゲットカーブを使用したEQの作成やカーブ補正ができ、他のユーザーの作成したEQを元にオリジナリティを追求したり、共有したりすることが可能です。
また、複数のプロファイルを保存することができ、ユーザーのお好みのプリセットの保存と切り替えができ、音楽のリスニングからゲーミングシーン、映像コンテンツにまで、最適化した嗜好のサウンドを実現することができます。
※PEQはPCM:192kHz / 32bitまでの音源に反映されます。
DX5 IIは幅広い互換性を持ち、Windows10、Windows11、MAC、Linux、iOS/Androidなど様々なOSに対応しています。
第3世代のUSBインターフェースXMOS XU316とThesycon社のUSB AUDIOドライバを採用しており、安定性と信頼性に優れています。
また、USB入力の対応サンプリングはPCM/768kHZ/32bitとDSD512まで対応しており、楽曲に忠実で細部まで鮮やかに再現します。
※Windows デバイスでは、ドライバをインストールしてセットアップする必要があります。
他のシステムではドライバは必要ありません。
Qualcomm社QCC5125チップを搭載したDX5IIは、Bluetooth5.1に対応し、最大96kHz/24bitまで高品質ワイヤレス接続をサポートします。
また、LDAC/ aptX-Adaptive / aptX / aptX HD / AAC / SBCなどのBluetoothコーデックに対応し、ワイヤレスでも高音質なリスニングをサポートします
DX5Ⅱは出力の有効・無効をユーザーでカスタムできるアウトプットオプションを備えています。
【HPA:ALL / BAL / SE】【LO:ALL / BAL / SE】から有効化する出力を選択し、ボリュームダイヤルのプッシュ操作でスピーディに切り替えることが可能です。
DX5ⅡはバックパネルにXLRとRCA端子を備え、Line Outモードは「DAC(固定)」「Preamp(可変)」に対応しています。
「Output Option」からLO Mode各種へ設定することでLine Outモードは有効になり、
DX5ⅡのDAC OUTをソースとしてオーディオシステムに組み込むことや、Preamp出力でDX5Ⅱの出力ボリュームを調整し、パワーアンプやアクティブスピーカーにダイレクトに接続することができます。
DX5Ⅱは12VトリガーIN/OUTを備えており、他の機器とDX5Ⅱを連動させるだけでなく、接続機器を連動してアクティブにすることができます。
同軸デジタルと光デジタルのデジタル入力端子を備え、PCやスマートフォンとの接続に限らず、オーディオシステムのD/Aとしてセットアップすることも考えられています。
サイズ | 190×131×44mm(ゴム足を含む) |
---|---|
重量 | 954g |
電源 | AC(100-240V 50/60Hz) |
消費電力 | 15W |
DAC | ES9039Q2M×2 |
対応サンプリングレート | PCM 768kHz / 32bit、DSD512 |
Gain機能 | Low / High |
Bluetooth | Ver5.1 |
Bluetoothコーデック(受信機能のみ) | LDAC / aptX-Adaptive / aptX / aptX HD / AAC / SBC |
6.35mmヘッドフォン出力 | THD+N@1kHz(A-wt): <0.00008% @Output=200mW(32Ω) <0.00007% @Output=22mW(300Ω) THD @20-20kHz(45kBW): <0.00060% @Output=200mW(32Ω) <0.00050% @Output=22mW(300Ω) SNR @MAXOUT 1kHz(A-wt):131dB @1kHz |
ダイナミックレンジ@1kHz(A-wt) | 131dB @1kHz |
周波数特性 | 20Hz – 20kHz(±0.3dB) 20Hz – 40kHz(±1.0dB) |
出力レベル | 7.2Vpp @Gain Low 24.2Vpp @Gain High |
ノイズ(A-wt) | <1.1uVrms @ Gain Low <2.5uVrms @ Gain High |
クロストーク | -127dB @1kHz |
Gain | Gain Low 8.6dB(Vrms/FS) Gain High 18.7dB(Vrms/FS) |
チャンネルバランス | 0.3dB |
出力インピーダンス | <0.1Ω |
出力パワー | 3300mW×2 @16Ω THD+N<1% 2200mW×2 @32Ω THD+N<1% 1160mW×2 @64Ω THD+N<1% 250mW×2 @300Ω THD+N<1% 120mW×2 @600Ω THD+N<1% |
負荷インピーダンス | >8Ω |
付属品 | ・専用リモコン ・USBケーブル ・6.35mm to 3.5mmアダプタ ・電源ケーブル ・Bluetoothアンテナ ・製品保証書 |
スタッフコメント