音源に付与する正確な空間情報を再現する背面開放型音響構造
ハウジングを音響的に塞がない背面開放型音響構造を採用することにより、ヘッドホン内部の反射音を低減し、クリエイターが意図する正確な音場再現が可能です。また、ドライバーユニットの前面と背面をつなぐ開口部に音響レジスターを大面積で使用し、通気を最適にコントロール。空間共鳴を排除し、色付けの少ない自然で充実した低音域再生を実現しています。
振動板は複数回にわたるシミュレーションと試作を重ね、低歪かつハイコンプライアンスである振動板形状とコルゲーションを導出。低音域での再現性が高く、超高音域再生と高感度再生が可能です。また、背面にダクトを備える構造により、中音域と低音域の分離感を維持しつつ、十分な量感とクイックでタイトな低音域再生を実現しています。
肌触りが良く、長時間使用に適したスエード調人工皮革をイヤーパッドに採用。さらにこれまでの数々のヘッドホン開発で得られた知見を活かし、細部にわたり軽量化をすることで、装着時の安定性と快適性をもたらします。
ケーブルは交換の容易な着脱式とし、確実な接続ができるねじ式のロックリングによる固定構造を採用しています。イヤーパッドはユーザーご自身での交換が可能です。(*)
* 交換用のイヤーパッドはサービスパーツでのお取り扱いとなります
ケーブルプラグは、制作現場で広く使われるφ6.3mmステレオ標準プラグを採用。付属のプラグアダプターを使用することで、φ3.5mmステレオミニジャックを備えたPCやスマートフォン、Walkman(R)等との接続も可能です。
ポータブル機器等、リスナー環境での試聴にもお使い頂けます。
型式 | オープンバックダイナミック |
---|---|
ドライバーユニット | 40 mm |
最大入力 | 1500 mW (IEC) *1 |
インピーダンス | 24 Ω(1kHzにて) |
感度 | 100 dB/mW |
再生周波数帯域 | 5 Hz - 80,000 Hz(IEC) *1 |
質量 (g) | 約 223 g(ケーブル含まず) |
*1 IEC(国際電気標準会議)規格による測定値です。 |
スタッフコメント