32ビットフロート録音対応のポータブルレコーダー『Portacapture X8』はフィールドレコーディングや映像制作、マルチトラックからワンテイクの楽曲制作など、様々にシーンにおいて低ノイズでクリアな録音をサポートします。搭載されているカラータッチパネルとアプリランチャーシステムにより直感的な操作が可能。32ビットフロート録音では、大音量での音割れの心配が無く、小さな音声も解像度の高い音質で収録できます。
まったく新しいアプリランチャーシステムを搭載。6つのアプリの中から、収録シーンに応じたアプリをサークルスクロールで選択、起動すると瞬時に録音プリセットを呼び出します。これにより、わずらわしい設定は不要で収録作業に集中することができます。録音プリセットは、今後のアップデートで追加される予定です。
V1.30 追加機能
録音アプリの任意の設定を『ユーザー設定』アプリとして最大3つアプリランチャー画面に登録でき、ワンタップで呼び出すことができます。 また、コンプレッサーやリミッターなどの入力設定をプリセットとして最大3つ保存でき、各録音アプリで呼び出すことが可能です。
3.5インチのカラータッチパネルを搭載。大径ジョグホイールとの組み合わせにより、エフェクトやフェーダーの微調整もストレスフリーな操作を実現します。
32ビットフロート録音は、『デュアルADコンバーター』と『32ビットフロート処理』の技術により、入力レベルを細かく設定することなく音割れしない高解像度での録音を実現。
『デュアルADコンバーター』では、レベル差を設けた2つのADコンバーターにより広いダイナミックレンジの音声入力を可能にし、『32ビットフロート処理』では、常に解像度を維持した音声データが記録できます。録音時にクリップしてしまった音声データもDAWまたはNLEソフトウェアで編集することで、適切なレベルまで下げることが可能。大音量の音を録音した際の音割れの心配がありません。
※ アナログ段での音割れは復元できません
最大8入力(6チャンネル+ 2ミックス)/2出力の32-bit float対応USBオーディオインターフェース※として機能します。これにより、DAWソフトでの収録においても入力レベルを細かく設定することなく広いダイナミックレンジと高い解像度の録音を実現し、制作に集中できます。また、USB伝送経路のレベル調節が可能なため、適切なモニタリングが可能です。
付属マイク、ミキサー、本体レコーダー機能は同時に使用でき、DAWソフトでのマルチ録音や、OBS Studioなどでのライブ配信と同時に本体microSDカードに録音可能です。また、パソコンやモバイルデバイスにUSB接続すればドライバーインストール不要のUSBマイクとしてボイスチャットやオンライン会議での音声収録を1台で実現します。
※V1.30追加機能:USBオーディオインターフェースが32-bit floatに対応。
※Windowsをお使いの場合、32-bit float伝送には専用ASIOドライバー (無償) のインストールが必要。
脱着が可能な付属のマイクは、左右を付け換えることでTrue X-Y方式、A-B方式の切り替えが可能です。TASCAMハンドヘルドレコーダーとしては最大サイズ※のマイク径14.6mmのラージダイアフラムコンデンサーマイクを採用し高音質なステレオ録音が可能です。
Portacapture X8は、最大8トラック (6トラック + 2ミックス) をmicro SDカード (別売) に同時録音できます。 マルチトラック録音、モノラル録音に対応し、バンド演奏からナレーション収録まで幅広い用途に柔軟に対応します。
4系統のファンタム電源対応マイク、ラインレベル※の入力が可能なXLR/TRSコンボジャックを装備。マイクプリアンプは、TASCAMのノウハウが詰め込まれたディスクリート回路を用いたHDDA (High Definition Discrete Architecture) を採用し低ノイズでクリアな録音を実現します。
さらに付属の脱着式コンデンサーマイクを外せば、3.5mmTRS端子プラグインパワー対応外部マイクの接続が可能です。
また、カメラ用途にCAMERA IN/OUT を兼ねたEXT IN/LINE OUTを装備し、これ一台で様々な録音をサポートします。音声は、ヘッドホン端子または、内蔵スピーカーでモニターすることができます。
※最大入力レベル:+24dBu
別売のBluetooth®アダプター『AK-BT1』を使用すれば、iPad、iPhone、Android用アプリ『Portacapture Control』により録音、停止などの基本操作のほかにPortacapture X8のアプリやダイナミクスプリセットの呼び出し、ゲイン調整、ミキシング、エフェクトのパラメーターの操作が可能です。
別売のAK-BT1を装着することで、Atomos社のAtomX SYNCやUltraSync BLUEとワイヤレスでタイムコード同期を取ることが可能となりました。
これにより、複数のカメラやレコーダーを使用する収録においても、動画ファイルとPortacapture X8で収録した音声ファイルをタイムコードで管理することができ、編集フローの効率化に役立ちます。
MANUALアプリでは、オーバーダブモードを使用してバッキングトラックにメロディーやフレーズを重ねて収録することができます。パンチイン、アウトも搭載し、マルチトラックレコーダーとしても音楽制作を強力にサポートします。
Portacapture X8は、ビデオグラファーや映像音声の収録ソリューションとしても柔軟に対応します。CAMERA IN端子はカメラ本体で収録した音声のモニターやワイヤレスマイク入力に対応、CAMERA OUT端子は最大30dBアッテネート(減衰)することが可能です。背面にはカメラネジを装備しPortacapture X8をカメラ本体のほか三脚やリグにマウントすることができます。また、背面に装備されたコールドシューを利用すれば、ショットガンマイクやワイヤレスレシーバーを装着することも可能です。
TASCAM独自のオートファイルセーブ機能により、電池切れなどで録音が停止してしまった場合のデータの消失を防ぎます。20秒ごとに録音データを自動で保存しているため、想定外のケースが発生した場合のデータ消失を最小限にします。
記録メディア | microSDカード (64MB - 2GB)、microSDHCカード (4GB - 32GB)、microSDXCカード (48GB - 512GB) *Class 10以上 |
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入力チャンネル数 | 最大6 チャンネル |
録音トラック数 | 最大8トラック (6トラック、ステレオミックス) |
電源 | 単3形電池4本 (アルカリ乾電池、ニッケル水素電池またはリチウム乾電池)、パソコンからのUSB バスパワー、専用AC アダプター (TASCAM PS-P520U、別売) |
外形寸法 | 83 (W) × 205.6 (H) × 41.5 (D) mm (突起を含む) |
質量 | 472g / 381g (電池を含む / 電池を含まず) |
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