伝統のビッグ・リボン(4.7mmx59.7mm)を用いながら、極限までコンパクトなサイズとスタイリッシュなデザインに納めたファンタムパワーによるJFETアクティブタイプのビッグ・リボン・マイクです。
その音質はリボンマイク独特のストレートなレスポンスを持ちながらコンデンサーマイクに近い音質を持った独特なマイクロホンです。
また、外部のポップ・フィルターが不要な特殊構造とし、シンガーソングライター向けに使いやすく、リーズナブルな価格に設定されたオールマイティーなマイクです。
2001年に初めて発表されてからR84は、数々の賞にノミネートされ、さらに世界中のエンジニアやプロデューサーの作品受賞を支えてきました。
R84はスタジオに新たな基準を設けると共に、Turtle Island String Quartet (タートル・アイランド・ストリング・カルテット)、A Love Supreme(至上の愛)(Best Classical Crossover Grammy 2008)、Los Tigres Del Norte(ロス・ティグレス・デル・ノルテ)、MTVアンプラグド(Best Regional Mexican Grammy and Best Norteno Latin Grammy 2011)、Juanes(フアネス)、MTVアンプラグド(Best Latin Pop Album Grammy 2012)、The Zac Brown Band(ザ・ザック・ブラウン・バンド)、Uncaged(Best Country Album Grammy 2012)などの受賞作品において、当マイクロフォンが使用されました。
アメリカ、ナッシュビルのBlackbird Studiosやニューヨーク州のSear Soundなど世界最先端のスタジオでも導入され、最優先で起用され続けています。
AEA A480は、クラシックR44と同じく、「ビッグ」な2.35” x 0.185”と2 micron純アルミ製低圧リボン素材を使用しています。
一般的なリボンマイク生産者は簡単に取付可能な短いリボンを選びますが、AEAのLarge Ribbon GeometryTMデザインにより多くの利点が得られます。
リボンマイクは、コンデンサや可動コイル変換機と違い、共振周波数上では線形に動きます。
良いマイクであれば共振周波数は限りなく低いものとなり、その値はリボンが長ければ長いほど低くなります。
それは、リボンが磁気ギャップ内で振動する際、1オクターブ下がる度に倍の動作をしなければならず、リボンが長ければ上下の振動の距離は長くなり、必然的に周波数も低くなるからです。
このようなリボンは、音量や音圧レベル(SPL)が大きな音源を取り扱うことができます。
A840を含めほとんどのAEA製リボンは、16.5Hzに調律されています。
よって、他のAEA製Big Ribbon™製造ラインのマイクと同等の滑らかで、ナチュラルな音を体感でき、リボンやコンデンサに生じる不自然なレゾナンスを一切気にせずに使用できます。
数々のエンジニアによれば、そのサウンドはスタジオに立って、そのまま耳から聞こえてくる様な音質だと。
操作原理 | 圧力傾度マイクロフォン |
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周波数域 | 20 Hz - 20 kHz |
最大SPL | 165 + dB SPL above 1 kHz for 1% third harmonic |
出力感度 | -52 dBv/Pa |
出力インピーダンス | 270 Ω nominal |
推奨ロードインピーダンス | 1.2 K Ω 以上 |
極性 | 2番ホット |
コネクター | XLR3-pin オス 3mケーブル付属(2Hot) |
指向性 | 双指向性 |
付属品 | 専用ケース |
寸法 | 長さ 30cm 奥行き6.3cm 幅 10cm |
重さ | 1.3kg(ケーブル含) |
スタッフコメント