その名も「インドア」は、AUDIO EASEが送り出したポストプロダクション用のリバーブ・プラグインです。屋内の音響特性に特化したフラッグシップ製品としての音質を誇ります。タブも無い1つの画面で操作のすべてが可能。Dolby Atmos®の天井2ch分を含めた、7.0.2や7.1.2chのサラウンド入出力にも対応します。
10のロケーション、60の空間でインパルス・レスポンスを収録。あらゆる角度からの音響特性をリバーブ・プラグインとして再現します。数ある定位置の中から、スピーカーとマイクの位置をクリックして決定。ドアは全て開閉可能で、その組み合わせによっても音響が変わります。
各空間「内」だけでなく、各ロケーションにおいて、スピーカーとマイクが離れた2部屋に渡る音響も再現。建物内の部屋は、いずれも選択できます。計1,000以上のインパルス・レスポンス情報は、全て最大7.1.2chで使用可能で、しかも同社・従来以上のクオリティを誇ります。
プラグイン画面のスピーカーを回転させることで、マイクの方向を調整できます。しかも音声に継ぎ目が生じない、オートメーション制御による空間の切替も可能。7.0ch+ドルビーアトモス・天井2chまでのサラウンド仕様に対応、臨場感の高い音響空間を実現します。
例えば7.0ch入出力のIndoorを1つのバスにインサートして、動作を伴う複数の音源をセンドしてください。Spreadというパラメータ値を下げると、各音源周りにリバーブ要素が絞られて、それらのパンニングに追従します。言わば "Input Pan Following"リバーブです。
IRの調整や切替にフォーカスされた、全く新しいコンボリューション・エンジンで動作します。オートメーション制御で音声に継ぎ目が生じることなく、CPUへの突然の負荷も回避します。劇中のIR切替のためにプリロールを設定することも、複数のリバーブを起動する必要もありません。
2種類のサラウンド音声仕様が、簡単に切替可能です。仕切られた全指向性マイク(AB)と、Mid/Side(MS)です。これら2つの組み合わせによって、7.0ch DTS仕様を作り出します。ドルビーアトモス用・天井2chを加えて、計9chのリアルな音響を表現します。
タブやブラウザも無い、ユーザー・インターフェイスです。画面全体のサイズは縮小可能で、プリセットなどの操作も簡単です。CPUへの負荷は、機能から予想されるよりも小さいはずです。これまでリバーブのプラグインを幾つも起動した劇中場面でも、より少ない数で済むでしょう。
家屋や車両内のインパルス・レスポンスが、従来を大幅に上回る数量で収録されています。その全てが同社従来以上のクオリティで記録されており、ミキシング操作やリバーブの切替などは、これまでになく安定した動作を可能としています。
Appleシリコン搭載環境のMacにネイティブ・サポート
オーサライズ情報
従来のiLokキーに加えて、コンピュータ本体にライセンス情報を記録可
VST3フォーマット
NuendoやDPなど、プラグイン互換がVST3のDAWでも使用可能
システム要件 | iLokアカウント Indoor 2のオーサライズ情報は、iLok 2/3 USBキーまたは使用コンピュータ(要iLokアカウント)に記録することができます。iLokクラウドには対応していません。 Mac macOS 10.14(Mojave)〜 macOS 14(Sonoma) Windows 後日、対応予定。現時点でWindows PC環境においては、バージョン1をご使用ください(Indoor 1はWindows 7〜11にて使用可)。 |
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検証済みホスト・アプリケーション | Mac Pro Tools 10.3.8〜12、2018〜2024 Nuendo 7〜13 Audition CC Digital Performer 9〜11 Logic Pro X Windows(以下はIndoor 1についての情報です/AAX、VST2) Pro Tools 10.3.8〜12、2018〜2024 Nuendo 7〜13 Audition CC Digital Performer 9〜11 Pyramix 10〜14 Sequoia 12〜16 Sound Forge 10 |
プラグイン・フォーマット | AAX Native Audio Unit(AU) VST3 すべて64bit動作(バージョン1は32bitにも対応) |
入出力チャンネル仕様 | モノラル ステレオ LCR quad 5.0、5.1 7.0 DTS 7.1 DTS 7.0.2 Dolby Atmos® 7.1.2 Dolby Atmos® (以上、DAWの仕様に依ります) |
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