『SYNCHRON-IZED HISTORIC WINDS PACKAGE』にも含まれるこの『SYNCHRON-IZED NATURAL TRUMPETS』は、『VIENNA HISTORIC WINDS 2』のナチュラル・トランペットをSynchron Stage ViennaのStage Aに配置した音源です。Vienna Synchron Player用に再編集・最適化されており、すべてのアーティキュレーションの柔軟性と使いやすさが向上しているため、迅速でクリエイティブなワークフローを実現します。
ナチュラル・トランペットは、もともと軍隊楽器として使用されていました。16世紀にはヴェネツィアの儀式音楽でも使われていましたが、古典派からロマン派初期に至るまで使われ続け、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、テレマンなどの作曲家がこの楽器のための作品を制作したバロック時代に全盛期を迎えました。バルブがないため現代のトランペットに比べて管が長いのが特徴で、対応する調の第3音から第16音までの自然倍音列の音を演奏できます。7、11、13、14音などの不純な倍音や半音も、高度な「リッピング」技術(アンブシュアを変えてチューニングを調整すること)で実現できます。超高音域での演奏はクラリオン(ラテン語でclarus=明るい)とも呼ばれることもあります。バロック・トランペットのパート譜の多くはB♭/C/Dのキーで演奏する楽器向けに書かれていますが、この音源にはこれらのキーを持つ3種類のライブラリが含まれているので、柔軟に対応できます。
Synchron Playerに搭載されたコンボリューション・リバーブは、「Synchron Stage Vienna」の540m²のメインホールの優れたアンビエンスを、ドライ・サンプルにリアルタイムで適用します。専門的に作られたミキサー・プリセットは、楽器をステージ上の最適な場所に配置し、『SYNCHRON-IZED WOODWINDS』の楽器や他のSynchronシリーズ製品のサウンドとシームレスに調和する、「すぐに使える」サウンドを実現しています。
VSL の新しいSYNCHRON シリーズの1製品である本ライブラリには、圧倒的なストリーミングパフォーマンスを実現しながら「使いやすさ」を最大限に高めた、史上最も強力なプレイバック・エンジンを搭載した「SYNCHRON PLAYER」(シンクロンプレイヤー)を付属しています。
手動でアーティキュレーションを切り替える必要性が最小限に抑えられており、1つまたは2つのコントローラを動かすだけで、ショート・ノートや様々なアタック・タイムのロング・ノート、レガート、ヴィブラートを自在にコントロールすることができます。また「SYNCHRON PLAYER」には5バンドEQ, マイクチャンネルごとにディレイ、アルゴリズミックリバーブ、フェーズスイッチ、パノラマコントロールを備えた本格的なミキサーなど、様々な機能が搭載されています。「SYNCHRON PLAYER」の革新的なアルゴリズムにより、このスモールアンサンブルが持つ活発なサウンドは、楽曲中に魔法のように広がるでしょう。
グループ | アーティキュレーション |
---|---|
Natural Trumpets | Natural trumpets in Bb, C, D Staccato Portato Repetitions legato, portato, staccato Sustained and marcato with and without vibrato Legato with and without vibrato Sforzato, fortepiano, sforzatissimo Crescendo and diminuendo, 2/3/4 sec. Flutter tonguing normal and crescendo Fast repetitions between 140 and 200 BPM |
ご使用にあたって
・4.7 GB以上の空き領域が必要です。インストール時には倍程度の空き容量(別ストレージ可)が必要です。
・SSD (M2, SATA 6 or USB3/3.1 UASP 対応) の使用を推奨します。
・本ライブラリはVIENNA INSTRUMENTS ソフトウェアならびにVIENNA INSTRUMENTS PRO ソフトウェアに対応していません。専用ソフト「SYNCHRON PLAYER」でのみお使い頂けます。
・サウンド・モジュールをスムーズに動作させる為に、処理速度の速いCPU及びRAMメモリに十分な余裕があるコンピュータにインストールしてご使用されることをお奨めいたします。
・ここに掲載している製品の仕様は、予告無く変更されることがあります。
動作環境 | 最新の動作環境につきましてはこちらよりご確認ください。 |
---|
スタッフコメント