『SYNCHRON MOLZER ORGAN』は、数多くの映画作品などでも使用されるスコアリング・ステージ「Synchron Stage Vienna」のStage Aで収録された、サロン・オルガン音源です。
歴史的なサロン・オルガンをスコアリングステージでサンプリングするのはこれが初めてで、同じルーム感の様々なオーケストラとシームレスに融合させることが可能です。サロン・オルガンは一般的なパイプ・オルガンに比べると遥かに小さいですが、由緒あるサロン・オルガンはダイナミクスと色彩ある音色を持ち、荘厳なファンファーレからおとなしめなサウンドまで幅広く演奏可能です。
Synchron Stageが誇る大きなホールの音響は、このオルガンの音に透明感を与え、ルームの小さい室内楽から大規模なオーケストラ作品、教会音楽まで、さまざまなスタイルに適しています。また、Vienna Organ Playerの豊富なミキサー・プリセットを使用すれば、あらゆる音響環境でソロ楽器として使用することも可能です。
25のストップを有するこのマルチプレックス・オルガンは、当時ウィーン音楽大学のオルガン製作の教授であったFerdinand Molzerによって1938年に製作されたものです。2つのマニュアルとペダルボードに加え、プリンシパル/フルート/ストリングスの3列のフリューパイプを備えており、木、亜鉛、オルガン用合金によって作られた267本のパイプは、10mm ~ 2.5mの長さを持ちます。
また、ロマン派オルガンの定番であるクレッシェンド・ローラー(ロール・スウェラー)は、ピアニッシモからトゥッティまで、音域の追加・削除によるシームレスなクレッシェンドが可能です。さらに、オーストリアのオルガン製作者Franz Eisenhutによって修復・微調整された4つの音型(ピアノ/メゾ・フォルテ/フォルテ/トゥッティ)が特徴です。
モルツァー・オルガンは、ピアニスト&オルガニストのLeopold Marksteiner教授が長年所有していたもので、ウィーン1区にあるPalais Cavrianiに位置する彼のアパートで使われていました。彼は、オーストリアの小説家・劇作家でノーベル賞受賞者であるElfriede Jelinekのオルガン教師であったことでも有名でした。現在、モルツァー・オルガンは、ウィーン美術史博物館にある歴史的楽器コレクションの一部として保管されています。
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