SVT®は単なるベースアンプではありません ― 革命を起こしたのです。SVTがデビューした1969年当時、耳をつんざくようなギターアンプのフルスタックの壁が、ベース・プレイヤーたちを丸飲みにしようとしていました。ベースの音量を上げるには強大なパワーが必要だと気づいたAmpegは、当時としてはもっとも洗練されたアンプを作り上げました。それが300WのSVTです。ようやくステージには均衡が戻り、さらにベースがフィーチャーされた音楽の時代が到来するという、象徴的なできごとも起こりました。Ampegのこのような特異なまでの革新性と創意工夫のスピリットは、HeritageTM 50th Anniversary SVTにも存分に息づいています。
SVTのたぐいまれな功績をたたえるためにデザインされたHeritage 50th Anniversary SVTは、数々の伝説的なアンプの中でも特に賞賛された回路をヘッドアンプに搭載し、必須となる最新テクノロジーとエレガントなビンテージの美学が同時に注ぎ込まれています。それはまさに、21世紀のSVTといえるでしょう。
• 1969年の“ブルーライン”と1970年代中盤のMagnavox時代の回路がひとつのアンプに
• 耐久性の高い高品質なコンポーネントを使用してアメリカでハンドメイド
• 精細に再現されたグラフィックとフォント
• XLR DIアウトプット、ユーザー・バイアス調整、スピコン・アウトプット、スプリング式サイドハンドルなどのモダンな仕様を追加
• マッチングされた特注のAmpeg Super ValveTM 6550真空管を採用
• リイシューではない — 現代における究極のSVT
マニアックなアマチュアから優れたプロフェッショナルまで、Ampeg SVTほど熱心なファンを持つアンプはありません。この新たなSVTのために、Ampegはロイヤル・カスタマーたちへ調査を実施し、彼らの願いを叶え、さらにそれを超える設計になっているかを確認しました。それぞれの世代のSVTにそれぞれの熱烈なファンがいますが、Ampegは最も眼識のあるSVTマニアを満足させるべく、Heritage 50th Anniversary SVTをデザインしました。これは誰もが求めていたSVTなのです。
Heritage 50th Anniversary SVTは、アンプの最も魅力的な時代 — 1969年の “ブルーライン”SVTと70年代中期のMagnavoxデザイン — 敬愛されたトーンを再現する2つの独立したプリアンプ・チャンネルを搭載しています。さらに、プレイヤーは2つのチャンネルを「ジャンプ」してブレンドし、アグレッシブで斬新なサウンドを作ることも可能です。この新たなSVTのトーンの信頼性を強固なものにするために、Ampegは特注でマッチングされた6本のAmpeg Super Valve 6550真空管を採用しています。
ビル・ヒューズとロジャー・コックスは1969年のオリジナル “Super Valve Technology” (SVT)アンプで成功を収めましたが、現代のプレイヤーたちはこれまでになかった特色をアンプに求めています。それが、Heritage 50th Anniversary SVTにバランスXLR DIアウトプットやシンプルなユーザー・バイアス調整機能、真空管を長持ちさせる静音動作のファン、モダンな仕様のあらゆるスピーカーキャビネットにつなぐための強固なNeutrikスピコンジャックなど、数々の追加機能を搭載した理由です。しかし、おそらくAmpegファンにとって最も重要なのは、Heritage 50th Anniversary SVTが耐久性のある高品質なコンポーネントを使い、アメリカにてハンドメイドでつくられていること — つまりロックンロールと同じくらいアメリカンであるということでしょう。
青い文字の刻印やフロントパネルを囲む青いラインを持ったオリジナルの“ブルーライン”SVTのような特徴的な外観のアンプはまず存在しません。Ampegは、Heritage 50th Anniversary SVTがただの復刻モデルで終わらないものにするための労をいといませんでした。コレクターでもプレイヤーでも、当時を完全に再現した“ブルーライン”のグラフィックと文字の刻印や、ぴたりと収納されるスプリング式サイドハンドルをとても気に入ってくれるはずです。
基本仕様 | プリアンプ真空管: Premium JJ (5 x 12AX7) ドライバー真空管: Premium JJ (1 x 12AX7, 2 x 12AU7) パワーアンプ真空管: Ampeg Super Valve (6 x 6550) 出力: 300W RMS minimum continuous @ <5% THD into @ 2 or 4 S/N比: (20 Hz – 20 kHz) 75 75 dB (20 Hz - 20 kHz) 最大Gain: 78 dB @ 1 kHz –3 dB @ 20 Hz & 15 kHz トーンコントロール チャンネル 1: オリジナル1969 "Blue Line" SVTを再現したボイシング(ジャンプ可能) チャンネル 2: Voiced after mid 70's Magnavox era SVT (jumpable) Bass: +12/-12 dB @ 40 Hz Midrange: +10/-20 dB @ 220 Hz, 450 Hz, 800 Hz, 1.6 kHz, or 3 kHz Treble: +15/–20 dB @ 4 kHz Ultra Lo: +2 dB @ 40 Hz, -10 dB @ 500 Hz Ultra Hi: +9 dB @ 8 kHz |
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推奨キャビネット | Heritage HSVT-810E(グリルは810AV) Classic SVT-810AV Classic SVT-212AV Classic SVT-112AV |
外形寸法 | 610(W)×324(D)×292(H)mm |
重量 | 38.6kg |
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