KILOBYTE 2000は、これまでCaroline Guitar Companyが生み出してきた傑作ローファイディレイを完全に踏襲しつつ、さらにサウンドメイクの可能性を広げたディレイペダルです。
サウンドの中心となるのは、オーガニックに歪んだディレイサウンド。そこへ心地よく波打つモジュレーションを加えれば、ディレイサウンドが幻想的に揺らぎ始めます。
更に追加されたSHARPNESSコントロールで倍音感を調整すれば、きらめくアンビエンスがあなたを包み込みます。
加えてタップテンポやトレイルバイパスなど、現代で求められる機能も過不足なく搭載。更には外部エフェクトをインサート可能なFX LOOPや、発振を自在にコントロールするHAVOCなど、KILOBYTE 2000の滲むようなディレイサウンドをさらに印象的に演出する機能も充実しています。
KILOBYTE 2000の美しいディレイサウンドの秘密は、オールドスクールな”カラオケ・エコー”チップ、PT2399と、特別に調整されたプリアンプにあります。
プリアンプのゲインを上げるごとに、ディレイリピートにオーガニックな倍音を付与することが可能。クリーンなリピートからウォームなサチュレーション、太く存在感のあるトーン、更にはNastyにオーバーロードさせたラウドなカオスなど、「ローファイ感」を制御するようにも使えます。
2000へのアップデートで追加されたSHARPNESSコントロールは、プリアンプのゲインレンジとトーン感を調整。穏やかでスムースなサウンド、よりきらびやかなサウンドなど、ディレイリピートの雰囲気を更に繊細に操ることができるようになりました。
KILOBYTE 2000には穏やかで美しいモジュレーションが搭載されています。柔らかにピッチを揺らすこのモジュレーションは非常にナチュラルで、深くかけても不自然になることなく心地よいピッチベンドを生み出します。
またHAVOCフットスイッチを踏み込むことで、思い通りのタイミングで発振をトリガーすることが可能。加えてHAVOCコントロールで発振の激しさをコントロールすることで、割れんばかりに膨らんでいく激しいオシレーションはもちろん、発振し掛けで留まるようなサウンドメイクもできます。
更にKILOBYTE 2000はFX LOOPを搭載。WET音に対して、DRY音とミックスされる直前に好きな外部エフェクトをかけることができます。フィルターでさらにローファイ感を強調したり、強烈なゲートをかけてサウンドをグズグズにしても良いでしょう。可能性は無限大です。
KILOBYTE 2000の根幹にあるのはオールドスクールなPT2399と、特別に調整されたプリアンプが生み出すオーガニックな倍音。滲むように穏やかに広がっていくそのサウンドはナチュラルで、わざとフィルターをかけてアナログ感を出したり、逆にクリアにするために手を加えたりもしていません。
プリアンプのゲインはPREAMPノブでコントロールすることができ、暖かみを加える軽いサチュレーションはもちろん、よりNastyで激しいドライブにも対応しています。
またSHARPNESSコントロールを使えばプリアンプのゲインレンジとトーン感を調整可能。穏やかでスムースなサウンドから、よりきらびやかなサウンドまで調整が可能です。
①LEVEL
エフェクト音の音量を設定します。
②PREAMP
リピータープリアンプのゲインを設定します。このコントロールとSHARPNESSノブを下げ切ると、最も"クリーン"なサウンドになります。
③SHARPNESS
プリアンプのゲインレンジとトーン感を調整します。PREAMPの設定が高ければ高いほど、このコントロールの効きも強くなります。
④HAVOC
HAVOCフットスイッチを踏んだ際の発振の激しさを調整します。このコントロールを上げきると、HAVOC機能による発振が旧KILOBYTEやMEGABYTEと同様の挙動になります。
⑤MODULATION
ディレイ音へ控えめな(でも素敵な)モジュレーションを加えます。
⑥TAP DIVIDE
タップテンポのディビジョンを三連符/四分音符/符点八分から選択します。
⑦REPEATS
ディレイのフィードバック/リピート数をコントロールします。
⑧TIME
ディレイタイムを設定します。
⑨FX LOOP
外部エフェクトをディレイ音(WETシグナル)にかける為のFX send/returnです。TRSフォンからTSフォン2つへと別れる二股のケーブル(Yケーブル、インサートケーブル)を使用します。TRSジャックはTip=Send、Ring=Receiveとなっています。
⑩EXT TAP
外部タップテンポスイッチを接続します。
⑪BYPASS
エフェクトのON/OFFをコントロール。当たり前、だけど大事。
⑫TAP/HAVOC
タップすることでタップテンポを入力、長押しでHAVOC機能を有効にし、発振をトリガーします。通常はTAPとHAVOCの判定のため、長押しし始めてからHAVOCが起動するまでにわずかなラグがあります。従来のモデル同様に押した瞬間からHAVOCを起動させたい場合は、筐体内部のREVERTスイッチを矢印の方向にセットしてください。
電源 | DC9Vパワーサプライ(センターマイナス)で動作いたします。消費電流は60mAです。 |
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寸法 | 92mm x 120mm x 50mm(WxDxH) |
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