Ferrum Audioの「WANDLA GoldenSound Edition Gen 2」は、フラッグシップD/AコンバーターWANDLAをベースに、オーディオレビュアーGoldenSoundとの協業から生まれたGoldenSound Editionの主要機能をさらに進化させた特別仕様モデルです。
Impact+、Tube Mode、Spatial Enhancement hostの3機能を全面的に刷新し、Ferrum Sweet Spot Tuningによって、システムや好みに合わせたより緻密なサウンドメイクを可能にしました。
スピーカーやヘッドホンごとに異なる低域の量感やレスポンスを調整でき、環境に合わせた最適なバランスを実現します。
※WANDLA GoldenSound EditionはFerrum Control Appよりファームウェアアップグレードを行うことで、GoldenSound Edition Gen2へ無償アップグレードが可能です。
※WANDLA GoldenSound Edition Gen 2はMQAのデコード/アンフォールドには対応しておらず、MQAファイルは通常のPCM信号として扱われます。
WANDLAは、ハイエンドDACチップとして定評のあるESS Technology製「ES9038PRO」を搭載し、PCM768kHz/32bit、DSD512(ASIO Native)に対応しました。
DACチップ近傍に配置されたAbracon製超低ノイズ100MHz水晶クロックにより、ジッターの影響を抑えたクロック供給を行います。
さらに、電流バッファーを設けた新開発のI/V変換回路により、極めて低歪みなD/A変換を実現しました。
WANDLAでは、これまで分散して実装していた5つのチップを1チップに集約し、最短のシグナルパスを実現する自社設計の「SERCE」モジュールを新開発いたしました。
チップには高速処理が可能なARM STM32H7を使用し、独自開発のフィルター、USBレシーバーや各種デジタル処理など複数の機能を1箇所にまとめ、信号伝達の合理化を図りました。
WANDLAは、HQ Playerで知られるSignalyst社のJussi Laako氏とのコラボレーションにより、Signalyst独自のデジタルフィルターを搭載した世界初のD/Aコンバーターです。
フィルターはSERCEモジュールに実装され、独自開発のデジタルフィルターを任意に選択可能です。
ガウスフィルター (HQ Gauss):最適な時間周波数応答に重点を置いたアポダイジングフィルター。非常に優れた過渡応答と空間情報を提供します。ほとんどのソースコンテンツやジャンルに適した汎用フィルターです。
アポダイジングフィルター (HQ Apod.):特に現代のレコーディング向けのアポダイジングフィルター。実際の音響で行われた録音、または豊富な空間情報を含む録音の場合に適しています。
※デジタルフィルターの内容は今後のファームウェアアップデートで変更になる場合があります。
大きな電流出力をもつES9038PROでは、大電流を受け止めるI/V変換回路の開発が難しく、I/V変換部分がボトルネックとなる課題がありました。
WANDLAでは、ES9038PROをチャンネルあたり4基で使用した際に発生する大電流を受け止め、DACチップの性能を余すことなく後段へ受け渡すためにI/V変換回路を新設計。
度重なるリスニングテストの末、高速・高スルーレートを実現するTI製バッファーアンプ「BUF634A」を使用し、最もシンプルな回路構成を採用するに至りました。
さらに、アナログ・アンチエイリアシング・フィルターにより、シグマ・デルタ変調の残留成分を効果的に除去します。
これらの特長により、これまで採用されてきたI/V段の設計に起因する色付けを抑え、よりニュートラルなサウンドを実現します。
WANDLAは、デスクトップオーディオ/リビングオーディオシステムの中核を担うべく、USB Type-C、S/PDIF(RCA、TOS)、AES/EBUといった主要なデジタル入力を装備しています。
さらに、ARC(Audio Return Channel)とI2S入力を実装。テレビの音声を高音質化したり、I2S出力搭載のトランスポートと組み合わせてシステムの拡張が可能です。
※I2S入力では、standard I2SとMSB/left-justified、DSD信号のピンアサインを任意に切り替え可能です。
※ARC、I2S入力では市販のHDMIケーブルをご使用ください。
※ARC、I2S入力は送出機器やケーブルの仕様により正常に動作しない場合がございます。
| DACチップ | ESS Sabre ES9038PRO |
|---|---|
| デジタルフィルター | Signalyst社製カスタム・デジタルフィルター(Dynamic Digital Filtering) |
| 対応サンプリングレート/ビットレート | PCM:768kHz/32bit DSD:DSD512/1bit(ASIO Native) DSD:DSD256/1bit(DoP) |
| MQA対応 | 非対応 |
| デジタル入力 | USB Type-C×1 AES/EBU×1 RCA同軸(S/PDIF)×1 TOS光(S/PDIF)×1 ARC×1 I2S×1 |
| 対応サンプリングレート/ビットレート(最大) | USB Type-C:768kHz/32bit, DSD512(ASIO Native), DSD256(DoP) AES/EBU:192kHz/24bit, DoP 64 RCA同軸(S/PDIF):192kHz/24bit, DoP 64 TOS光(S/PDIF):96kHz/24bit * ARC:192kHz/24bit(CEC対応テレビ接続用) I2S:768kHz/32bit, DSD512(ASIO Native), DSD256(DoP)(PS Audio準拠) * 環境により192kHz/DoP 64で動作する場合があります |
| アナログ入力 | RCAアンバランス×1 |
| アナログ出力 | XLRバランス×1 RCAアンバランス×1 |
| アナログ入力時最大電圧 | 9.5V RMS(2 – 3.5V RMSを推奨) |
| アナログ入力インピーダンス | 47kΩ |
| 出力レベル(@0dBFS, 1kHzサイン波) | PROモード:8V RMSバランス、4V RMSアンバランス REDモード:3.5V RMSバランス、1.75V RMSアンバランス |
| 周波数応答(アナログ入力時) | 10 Hz〜200 kHz (+/- 0.1 dB) |
| ダイナミックレンジ(A-weighted) | 127dB(アナログ入力時)、119dB(デジタル入力時) |
| クロストーク | -120dB(1kHz)、-100dB(20Hz – 20kHz) |
| THD(デジタル入力時) | -121dB (0.00009%)、THD+N: -118dB (unweighted) |
| THD(アナログ入力時) | -123dB @ 2V RMS時 |
| 出力インピーダンス | 22Ω(アンバランス)、44Ω(バランス) |
| ボリュームバイパス機能 | 有り |
| Impact+(低域/ダイナミクスコントロール) | 7種のシェイプ設定:Reference, Ref+, Smooth, Kick+, DD-Comp, DD-Comp+, Sub-Bass レベル調整:10%〜130%(64bit精度処理) Ferrum Sweet Spot Tuning対応 |
| Tube Mode(真空管サウンド再現) | 5種の真空管モデル:EL34, KT88, 300B, 2A3, 7062 第7次高調波までモデリング レベル調整:10%〜200% Ferrum Sweet Spot Tuning対応 |
| Spatial Enhancement(空間表現) | Transient Compensation(T-Comp)搭載 ヘッドホン/スピーカーモード独立切替 出力ごとに設定を保持可能 |
| 消費電力 | 定格10W/最大15W |
| 電源入力 | 5.5/2.5mm DCインレット(DC22〜30V、センタープラス) Ferrum Power Link(FPL)4ピンDCコネクタ |
| サイズ | W217mm × D206mm × H50mm(ノブ、足、コネクターを除く) |
| 重量 | 1.8kg |
| 付属品 | クイックスタートガイド リモートコントローラー USB Type-A to Type-Cケーブル ACアダプター(100-240VAC / 24VDC) |
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