まだ日が浅いですが、買って良かったです。
音質の良さや動作の不安定さについては他のレビューでもよく目にするので、ここでは個人的な観点でのメリット&デメリットを書いてみようと思います。
☆ルーティングの自由度
やはりルーティングの自由度は桁違いなので、ここが一番のメリットに感じています。
初心者には難解過ぎるので避けたほうがいいとのコメントをよく目にしますが、初見だと理解しづらいだけで実際はそんなことは無いです。
公式の動画がとてもわかり易いので、まず下記の動画を見ながら触ってみて下さい。
一度構造を理解できると、おおよそやりたいルーティングはなんでもできるようになります。
ループバックも簡単だし、どう繋ぐか考えるのが楽しいです。
ルーティング画面解説
https://jp.antelopeaudio.com/support/routing/
☆リアルタイムFX
FXをPC側じゃなくて、AIF側に持っているのがポイント。
あまりレビューに書いているのを見かけなかったのですが、実はPCに繋いでいなくてもスタンドアローンで使えるのでかなり強いです。持ち運ぶ機材を減らせるので、マシンライブ用のミキサーとしても使おうかと検討しています。
但し、新規でFXの設定を組んだり、細かい値の調整等はタッチパネル上ではできないので、PC側であらかじめ設定を組んでおく必要がありますが、プリセットを5つ保存できタッチパネルからすぐ切り替えられるので便利です。
ヴィンテージモデリングのコンプやEQも有名どころは結構揃っていたり、購入時に付属しているFXでも1176やPulteqが使えるので助かります。
ちなみに、Antelopeにユーザー登録を行う際にこちらの紹介用のリンクから行うと、先着10名までですがFXの購入に使える$200のリワードがお互い貰えます。ExpertCollectionなどのバンドルが買えると思うので、よかったらFXの買い増しに使って下さい。
https://en.antelopeaudio.com/sign-up?ref=G9LQ4C5I
☆ スリットについて
本体が熱くなるので、放熱のために両側面にスリット、底面にパンチ穴が広範囲に空いています。
ペットを飼っていたりホコリが多い環境で使用する場合は気になると思うので、あらかじめHP等の写真で確認しておいた方がいいかもしれません。
2024/10/04 00:04:36
by nyanco
音楽プロデューサーの倉川知也(クラカワトモヤ)です。
自分は『初代Discrete8』からのユーザーですが
アンテロープさんの『その取り巻き』ではないので
良い点も悪い点もイマイチな点も含め、
正直に書かせて戴きます。
まず「良い」と思った点から。
どなたかの記事で拝見した内容で
「Orion Studio SC をコンパクトにしたもの」
という触れ込みがありまして。
正直、「それはちょっと言い過ぎじゃないの?w」って思いましたが、
サウンドを聴いて、びっくり。
自分の氣のせいかもですが
「D8SC とスペック上は同じ数値なのに。。。
再生音が違うよな、これ。。。」
という印象だったのです。
試す当初、大して期待値もなく懐疑的だったので
プラシーボ的なものは皆無に等しいと思います。
ただ、前述した記事の件は
現時点で『Orion Studio SC』と
比較したりはしていないので定かではありません。
次は『悪い』点。
デカいw
とにかく『デカい』ですw
「バンドリハに氣楽に〜♪」とか
「氣軽に出先で作曲用に〜♪」
なんて感じではないですw
別電源必須ですし。
頻繁に持ち運んだりする方は
『Zen Q』シリーズがオススメです。
あれだけの『機能』と『音』で『バスパワー』はヤバイです。
(D8SC等には及びませんがサウンドも割と良いですw)
それと『多機能すぎる』パソコン上のコントロールパネル。
あれ、使い方を『事前に覚えて』からじゃないと
いきなり現場で使うのは結構厳しいと思いますw
D8SC で使い慣れてる僕でも
初めてバンド練に持って行った時、
概念が全然違って、結局使えず。。。
しぶしぶ持って帰りました。。。(涙
次はイマイチな点。
ネットレビュー上で騒がれている
所謂『接続が切れる問題』です。
これ、クラカワの経験上、
単に『TB4』(USB-C)コネクタの
問題じゃないか、って疑っています。
実際、USB-C から USB-A へのハブをかまして
一般的な『USB接続』のオーディオインターフェースを繋いでも
結構、見失ったりするんですよね。
『USB-C』(Thunderbolt3 or 4) のコネクタって
USB-A や TB2 と比べて、
個人的にかなり華奢に感じますし。
実際、本体を動かしまくってから
接続が切れたりしたことがありましたが、
上記した件もあり、これは
コネクタ規格の『仕様』だと
自分は考えるようになりました。
普通に使っている分には
接続切れたりしないです。
それと、地味にびっくりしたのですが
『本体』が割と『熱く』なります。
これは、MERGINGさんの
『Anubis』から比べれば「屁でもない」ってぐらい
『全然』という次元なのですが
「D8SC でこんな発熱したっけ???」って感じで。
(ま、ラッキングしてるから感じない、ってだけかもですが。。。)
さて、ツラツラと書いて参りましたが、
自分の友人知人だったらこういうニーズの方にお勧めします。
・パソコンのリテラシーが中級以上
・基本宅録、たまに持ち出ししたい
・ラックは邪魔、コンパクトに卓上がいい。
・そこまで多くのin/outを必要としない
・アウトボードに引けを取らないFXを多数持ち運びたい
・『プロQuality』のサウンドを常に使いたい
・モニコンとか無いけど一台でなんとかしたい
などなど、、、です。
あ、そうそう。
D-sub出力、ADAT、S/PDIF に関しては
まだ試して居ないので此処では言及しませんw
今後、クラカワのblog
→ https://tomoya.kurakawa.info/
もしくはTwitter
→ https://twitter.com/TomoyaJuku
等々で追って発信して行きたいと思っています。
ちなみに『星が4つ』なのは
アンチの方々向けの『辛口評価』です。
自分としては「導入してよかった!」と心から思っています。
2022/09/09 17:11:45
by 倉川 知也
「RME Babyface PRO FS」と「Apogee Symphony」で悩んでいたのですが、ルーティング機能に一目惚れしてしまい急遽「Antelope audio ZEN TOUR Synergy Core」に決めてしまいました。
実際に使用してみて音の良さにびっくり。
ソフトウェア音源をルーティングでオーディオレコーディングしたり、ルーティングによるモニタリングの切り替えやレコーディングバリエーションなど、アイデア次第で色々できる点は、他の製品と比べることができない自由度の高いオーディオインターフェースの枠を超えた製品ですね。
2021/05/20 23:17:28
by gon-chan
RME Babyface PRO FSから乗り換え
音質に関しては好みの部分も大きいが、こちらの方がより低域に締まりがあるように感じ、より音場が広がった印象を受けた。
RMEがどこまでもフラットで繊細な音に対し、こちらはリッチで色気があるような音に感じた。正直Antelopeの方が断然好みだ。
録りに関しては、UADのようにエフェクトのかけ録りができ、マイクプリも上等なものを積んでるおかげか非常にいい音質である。
ルーティング機能も慣れればかなり扱いやすく、どこに繋がって音が出ているか一目瞭然なので非常に作業が捗りやすい。
ただ強いて難点をあげるとすれば、何回かドライバやファームウェア、ハードのリセットをしなくてはならない場面があった。その際公式が推奨している手順通りにセットアップや設定を進めないとどこかで不具合が起きやすく、またその原因を見つけるのにもかなりの時間を費やしてしまうことがあった。
慣れの問題と言われればそれまでだが、RMEを使用していた時はこういったことはほぼなかったので、少し惜しい気分ではある。
2020/12/10 00:13:44
by jirooo
RME FireFaceからの乗り換えです。
高域はRMEの方が元気に出るのに対し、synergycoreは重心が下の、大人な音といった感じです。好みの差だと思います、僕はどちらも好きな音です。
windowsで運用しているのでSynergy Core FXはDAWではプラグインできませんが、ルーティングの操作で通すことが可能です。大して期待してなかったんですけど個人的にはUAD2よりずっと好みのエフェクトを掛けてくれるので、本当に満足しています。レイテンシーもなく、あらゆる録りにかけたくなります。
現状最高のI/Fの選択肢の一つだと思います。SCFXのこれからの展開も非常に期待してます。
2020/10/05 22:13:49
by nanashiDAC
RME社のUCXからZenTour SynergyCoreへ変更しました。
まず音の解像度が全くと言っていいほど違います。粒感というか、インもアウトも段違いに音がいいです。
ルーティングのやり方やWindowsとの相性など難しい面はありますが、満足度は高い商品となっています。
間違いなく買いです。
2020/08/08 06:12:37
by ryou
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