API525は1970年代にすでにリリースされていましたが、タイプとしては1176や660のような「フィードバック」方式のコンプレッサーです。インプット(スレッショルド)コントロールとアウトプット(ゲイン)コントロールの設定でコンプレッションを実行します。
加えて「CEILING」コントロールで出力を変化させることなくスレッショルドとゲインを微調整します。コンプレッション/リミットスイッチは、2:1または20:1のどちらかに圧縮比を設定します。アタックタイムは15μsec以上です。2個のスイッチの組み合わせによって、0.1、0.5、1.5、および2.0で4タイプのオートリリースモードを提供します。
ディエッサー機能はボーカルに対して逆のエネルギー曲線フィルターをシビランスおよびポップ音減少のために挿入します。API525は今まででもっともポピュラーなAPI製品の完全復刻版です。
| 入力インピーダンス | 30kオーム以上(バランス) |
|---|---|
| 出力インピーダンス | 100オーム(トランスタイプ、バランス) |
| 動作レベル | -15dBu ~ +20dBu |
| 最大ゲインリダクション | +25dB |
| ノイズ | 98dB以下@+10dBu出力、10dBコンプレッション |
| ディストーション | 最大0.5%、30Hz ~ 20kHz |
| アタックタイム | 15μsec |
| リリースタイム | +.1,.5,2.0,2.5sec |
| ディエッサー | ボイスエナジーカーブ反転型 |
| スロープ | コンプレッション、2:1 リミッティング、20:1 |
| メータリング | コンプレッションまたはリミッティング時のゲインリダクション表示用自照式アナログVUメーター |
| 周波数特性 | ±.5dB、30Hz ~ 20kHz |
| 消費電力 | ±12/18V/DC,@80ma. |
スタッフコメント