HDSPe AoX-Mは、AVB技術に基づいたプロフェッショナル・オーディオ・ネットワーク規格「Milan」に対応するPCIe x4対応PCI Expressオーディオ・インターフェイス・カードです。
わずか1スロット占有のコンパクト設計ながら、2系統のギガビット・イーサネット・ポートを介して最大512チャンネルのネットワークオーディオ信号を送受信可能で、プロフェッショナルの現場に求められる高い処理能力と優れた安定性を備えています。
HDSPe AoX-Mは、2系統のギガビット・イーサネット・ポートに加え、ヘッドフォン出力、AES/EBU入出力とMIDI入出力(ブレイクアウト・ケーブル経由)を搭載。
HDSPe AoX-Mは、2系統のギガビット・イーサネット・ポートに加え、ヘッドフォン出力、AES/EBU入出力とMIDI入出力(ブレイクアウト・ケーブル経由)を搭載。
オプションの拡張ボード「AoX-MADI-EXT-BNC」および「AoX-MADI-EXT-SFP」を追加することで、最大4系統のMADI入出力とワードクロックの拡張が可能です。これにより、ネットワークオーディオ・チャンネルの一部をMADI信号へ置き換えることができます。
HDSPe AoX-Mは、デスクトップPCのPCIeスロットに直接取り付けるほか、Thunderbolt™対応の外部エンクロージャーに組み込むことで、モバイル環境でも使用可能で、柔軟なミキシングやルーティングを提供します。
※2026年11月現在、DigiCheck NGはHDSPe AoXカードへの対応を準備中です。また、従来のDIGICheckは本機には対応しておりません。
HDSPe AoX-Mは、わずか1スロットに収まる省スペース性でありながら、2系統の独立したRJ45コネクターを通じて最大512チャンネルのネットワークオーディオ信号の送受信を実現します。
オプションのMADI拡張ボード「AoX-MADI-EXT-BNC」「AoX-MADI-EXT-SFP」を使用し、MADIコアキシャル入出力 × 2系統、MADIオプティカル入出力 × 2系統を追加可能。これにより、ネットワークオーディオ・チャンネルの一部をMADI信号へ置き換えることができます。
その結果、macOSとWindowsいずれの環境でも、1つのオーディオ・インターフェイスでネットワーク・オーディオ・チャンネルと同時に最大4系統のMADI入出力を扱えるようになります。
AVB(Audio Video Bridging)はFireWireやLAN(IEEE802)などの規格を開発したIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)によって制定された規格で、イーサネットのネットワーク内で、オーディオ、ビデオの伝送を行うために開発されたネットワーキング技術です。しかし、AVBはオーディオ、ビデオに限らず幅広い用途で利用が可能なため、使用用途に応じたフォーマットなどの互換性が問題となることがありました。
MilanはAVBの規格のひとつで、厳格なフォーマットの統一をすることで互換性の問題を解決します。よってMilan対応機器同士の完全な互換性を保証し、信頼性の高い相互運用を提供します。
これにより、Milanに準拠した機器であれば異なるメーカーの機器でもスムーズな通信と操作が保証され、システム全体の統合が容易になります。
HDSPe AoX-Mには、1/4インチのステレオヘッドフォン端子が搭載されています。膨大なチャンネル数を扱える他の端子と比べるとスペースを取りますが、これには重要な理由があります。このヘッドフォン端子を使うことで、コンピュータやネットワーク、またはオプションのMADI入力からHDSPe AoX-Mに流れ込むすべてのオーディオ信号をモニタリングできるからです。
これにより、制作・放送・ライブ環境などクリティカルな現場で、即座に信号確認を行える高い信頼性を提供します。
また、入出力を追加したい場合には、ブレイクアウト・ケーブルを使ってステレオAES3デジタル入出力を利用できます。さらに、同じケーブルでMIDI入出力も使用可能です。これにより、様々な用途に対応できる本格的なプロフェッショナル・オーディオ・インターフェイスとして活躍します。
膨大なチャンネル数でも、2つのステップで簡単にミキシングとルーティングを管理できます。
ドライバー・ダイアログまたはウェブ・インターフェイスを使い、ネットワーク・チャンネルとオプションのMADIチャンネルの数を調整します。TotalMixエンジンに入力するチャンネルを最大256チャンネルまで選択可能です。残りのチャンネルは最大256チャンネルまで、TotalMixエンジンを経由せず、そのままDAWへ出力されます。そのため、最大512チャンネルまでをDAWで使用することが可能です。
HDSPe AoX-MでTotalMixを使用する場合、エフェクト機能以外の基本的な機能が使用可能です。プリセットの保存やレイアウト変更、ループバック設定、複数のチャンネルをまとめるなど、便利な機能をお使いいただけます。
デジタル・オーディオでは、オーディオ・ビットとリファレンスとなる時間軸の間に相関関係を要するため、クロック周波数は重要な要素です。しかしながら、クロック周波数は常に安定しているとは限りません。HDSPe AoX-Mは、SteadyClock FS回路を搭載し、ジッター値をフェムト秒(1000兆分の1秒)単位の精度で抑制させることができます。よって全てのクロック・モードにおいて高品質なアナログ・コンバージョンを提供します。RME製品のデジタル・コンバージョンは、一切のデータ損失や音質劣化なく行われ、またSteadyClock FSは音像が劣化しないことを保証します。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行うことができます。
※2026年10月現在、DigiCheck NGはHDSPe AoXカードへの対応を準備中です。また、従来のDIGICheckは本機には対応しておりません。
RMEの非常に強力なデジタル・オーディオ用メーター/アナライザー/測定ツール「DIGICheck NG」を利用頂けます。これによりHDSPe AoX-Mは、精密なオーディオ測定器としても利用可能です。
DIGICheckはハードウェア上で動作するPeak/RMSメーター、位相スコープ、サラウンド・メーター、さらにはソフトウェアの仕様に依存せずに再生音を解析できるアナライザーといった機能が含まれています。
DigiCheck NGは、DIGICheckの次世代版として、グラフィックの改善に加えて、すべてのツールは設定で高度にカスタマイズ可能で、レイアウトを自由に配置できます。macOSおよびWindowsに対応します。
ARC USBをHDSPe AOX-M搭載のMc/PCに接続することで、DSPで動作するTotalMix FXをダイレクトにコントロールが可能になります。
これによって、予め設定されたルーティングなどのプリセットの切り替え、ボリューム・コントロール、トークバックなどを瞬時に行うことができます。スタジオ、設備などで必須の拡張デバイスです。
| 仕様概要 | 任意のサンプル・レートでMILAN準拠の8チャンネルAVBストリームを最大128チャンネル伝送 512チャンネル@48 kHz/24 bit 録音・再生 256チャンネル@96 kHz/24 bit 録音・再生 128チャンネル@192 kHz/24 bit 録音・再生 TotalMix: 46ビット内部解像度、ゼロレイテンシーのサブミックスを作成できる256 × 256チャンネル・ミキサー 1 × MIDI入出力(16チャンネル、ハイスピードMIDI) 1 × AES-3入出力(2チャンネル、最大192 kHz) |
|---|---|
| 動作環境 | Windows 10 以上、macOS 14(Sonoma)以上 PCI Express × 4(4レーン、バージョン1.1)空きスロット × 1 |
| 同梱物 | AES/EBU & MIDI ブレイクアウト・ケーブル(BOAESMIDI) VKWC 内蔵接続用シンクケーブル 3pin |
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