SPL MixDream XP Mk2は、16入力/2出力のClass-Aアナログ・サミングミキサーです。±30Vの内部動作電圧により優れたオーディオ品質を実現し、複数のトラックを音楽的にまとめ上げ、豊かな奥行き、正確な定位、印象的な立体感のあるミックスを構築します。DAWの編集性やリコール、オートメーション機能をそのまま生かせるようパンやフェーダーを排した設計で、モノ化可能なチャンネルペアや信号ディテールを保つ-18dBアッテネーターを搭載。音質を追求したスルーホール実装やアルマイト加工フロントパネルなど、堅牢性と操作性にも長けたドイツ製モデルです。
MixDream XP Mk2によるアナログサミングは、ミックスに豊かな奥行き、正確な定位、印象的な立体感をもたらします。
個々の楽器が滑らかにつながり、各トラックが自然に溶け合った音楽的なミックスを構築できます。
アナログサミングでは、コンピューター上の個別トラックをD/AコンバーターからMixDream XP Mk2へ送ります。
MixDream XP Mk2内部で各トラックをアナログサミングし、完成したステレオ信号をA/Dコンバーター経由でDAWへ再録音します。
MixDream XP Mk2は、最大16トラックのオーディオ信号をアナログ領域でステレオサミングできるように設計されています。
デジタル制作システムと組み合わせることで、次の利点を両立できます。
MixDream XP Mk2は、高品位なアナログサミングに機能を集中させ、パンポットやチャンネルフェーダーを搭載していません。
これにより、DAWのオートメーション機能をそのまま活用できます。
MixDream XP Mk2を導入しても、通常のDAWワークフローを変更する必要はありません。パン、レベル、ミュート、プラグイン、オートメーションなど、DAW上のすべての機能を制限なく使用できます。
最初の4つのチャンネルペアは、Monoスイッチによってステレオからモノへ切り替えられます。Monoを有効にすると、赤色のステータスLEDが点灯します。
対象となるチャンネルは次のとおりです。
この機能は、ステレオミックスの中央へ正確に配置するモノ信号に適しています。
代表的な信号にはキック、スネア、リードボーカル、ベースなどがあります。
Stereoモードでは、基本的に各ペアの2チャンネルが左右へ完全に振り分けられます。この設定はステレオ信号のサミングに適しています。
パンニングとオートメーションはDAW側で行うため、従来のミキシング設定を変更する必要はありません。
最後の4つのチャンネルペアは、−18 dBスイッチによってレベルを18 dB減衰できます。機能を有効にすると、青色のステータスLEDが点灯します。
対象となるチャンネルは次のとおりです。
ミックス内でレベルの小さい信号は、DAWからD/Aコンバーターへ通常より高いデジタルレベルで出力し、MixDream XP Mk2側で18 dB減衰できます。
D/A変換時に、より高いデジタルレベルとビット解像度を利用できるため、信号に含まれる細かなディテールや音色を保持しやすくなります。
※ この機能は、特にデジタルリバーブやリバーブ・プラグインのリターン信号に効果的です。
Outputノブでは、MixDream XP Mk2の出力レベルを調整します。
調整範囲は−10~+5 dBです。
後段に接続するA/Dコンバーターの最適な入力レベルに合わせて、サミング後のステレオ出力を調整できます。
Main OutputとMonitor Outputは並列に接続されているため、Outputノブは両方の出力レベルに作用します。
Variable Outputスイッチで、Outputノブを有効または無効にします。
Variable Outputを有効にすると、Outputノブを使用して出力レベルを−10~+5 dBの範囲で調整できます。
Variable Outputを無効にすると、入力信号と出力信号のレベル関係が1:1となるユニティゲインで動作します。
MixDream XP Mk2は、DB25端子による16系統のアナログ入力を搭載しています。
DAWからサミング対象のトラックを出力するD/Aコンバーターや、マルチチャンネル・オーディオインターフェースのアナログ出力を接続します。
DB25端子のピン配列は、TASCAM規格に準拠しています。
DB25端子には、TASCAM標準ピン配列に対応した8チャンネル・バランスケーブルを使用します。
接続するD/Aコンバーターやオーディオインターフェース、ブレイクアウトケーブルについても、同じTASCAMピン配列に対応していることを確認してください。
Main Outputから、サミングされたステレオミックスが出力されます。
この信号をA/Dコンバーターへ送り、DAWへステレオミックスとして再録音できます。
Monitor Outputには、電子バランス方式のXLR端子を採用しています。
Monitor OutputはMain Outputと並列に接続されており、サミング後のステレオ信号をモニターコントローラーまたはスタジオモニタースピーカーへ送るために使用できます。
重要:Main OutputとMonitor Outputは並列接続されているため、一方をアンバランス接続すると、両方の出力がアンバランス動作になります。
16チャンネルでは足りない場合は、Expansion Inputへ別のMixDream XP Mk2を接続できます。
複数台をカスケード接続することで、サミング可能なチャンネル数を拡張できます。
フロントパネルのExpansion Inputスイッチで、Expansion Inputをオン/オフできます。
Expansion Inputは、追加のステレオ入力として使用することも可能です。
DAWのオーディオトラックだけでなく、サンプラーやシンセサイザーのような外部音源をMixDream XP Mk2へ直接接続できます。
DAW上にMIDIトラックを作成し、外部音源をMIDIで演奏させ、そのアナログ出力をMixDream XP Mk2へ直接入力します。
これにより、外部音源を一度DAWへ録音することなく、そのままアナログサミングへ加えることができます。
MixDream XP Mk2のフロントパネルには、厚さ4 mmのブラックアルマイト処理アルミニウムを採用しています。
操作ノブはアルミニウム無垢材から削り出されています。
筐体には高品質なスチールを使用し、上品なブラックのパウダーコーティングを施しています。
SPLでは、回路図や測定値だけでなく、実際の試聴を重ねながら製品を開発しています。
音質上重要な多くの部品は、スルーホール方式で基板へ実装されています。
これにより、SPLが試聴によって選定した、最も音質に優れたコンポーネントを使用できます。
SPL製品は、ドイツ・ニーダーライン地方のニーダークリュヒテンにある自社工場で製造されています。
| 技術仕様 | アナログ入出力:XLRおよびDB25、バランス仕様 最大入出力レベル:+28 dBu 入力インピーダンス:10 kΩ 出力インピーダンス:82 Ω CMRR(1 kHz、+10 dBu):70 dB未満 周波数特性:10 Hz~200 kHz THD+N(Aウェイト、全チャンネル有効):−95 dBu ノイズ(Aウェイト、全チャンネル有効):−97 dBu クロストーク(1 kHz、+10 dBu):−90 dB ダイナミックレンジ:125 dB |
|---|---|
| 内部リニア電源 | シールド付きトロイダルトランス搭載 アナログオーディオ回路動作電圧:±30 V リレー/LED動作電圧:+12 V |
| 電源仕様 | 電源電圧:230 V AC/50 Hz、115 V AC/60 Hz 230 V用ヒューズ:T 315 mA 115 V用ヒューズ:T 630 mA 最大消費電力:30 VA |
| 寸法・重量 | 外形寸法(幅×高さ×奥行き):482 × 44 × 237 mm インチ表記:19 × 1.73 × 9.33インチ ラックサイズ:19インチ/1U 本体重量:3.55 kg 梱包時重量:4.9 kg |
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