Citadel Alchemist は、モノフォニックでありながら、メロディやハーモニーの発見を可能にする、パッチ可能なハイブリッド・シンセシス方式のユーロラック・モジュールです。
2つの PITCH MOD 入力にコントロール信号を送ることで、パッチ・プログラマブルなシーケンスが可能になり、選択した スケールを維持したまま、従来のアルペジオを超えたメロディックなインスピレーションの世界が広がります。
BASTL ISTRUMENTSのALCHEMISTは、FILTER、FM、HYPERSINE、SUPERSAW、GLITCHNOISE の5タイプのシンセシス・モードを駆使して、綿密にデザインされた、幅広い音色レンジで演奏が可能です。
これらのモードは、 TIMBRE のスイープによってアクセスされ、RATIO コントロールによってさらに細かく調整されます。
ENVマクロ・ノブは、シンセおよびシーケンス・エンジンのさまざまな要素に作用し、音楽性を最大限に引き出します。また、シンセシス・モード間を連続的にモーフィングさせることもできるため、他にはないユニークなサウンドにアクセス可能です。
これらの音色のパレットは、内蔵のデュアルFXエンジンによってさらに拡張され、アルペジオを反響するハーモニーへと溶かし込むワイド・ディレイ、または各シンセ・モードに合わせてカスタム調整されたコーラス/フランジャー/ディストーション/コムフィルターのエフェクトを適応できます。
さらに、PITCH SLIDEマクロにより、ピッチ・エンベロープとポルタメントを適用した、滑らかでゴムのような質感のグライド・サウンドにもアクセス可能です。
すべての主要パラメーターは、驚くほど強力な CV/GATE パターン・ジェネレーターによってモジュレーションおよびシーケンスが可能です。内蔵 LFO を使えば、同期・リセット・フリーランのいずれにも対応した、グルーヴ感のあるオフグリッドなビートを瞬時に作り出せます。
リズムやスケールは、もちろんWEB ベースのエディターで自由にカスタマイズ可能です。
楽しさを最優先に。メロディを書こうとするのではなく、さまざまなモジュレーション・ソースをパッチで相互作用させ、セットアップした挙動の中からメロディが自然に立ち上がるのを楽しむ。それが「ALCHEMIST」のスタイルです。
Citadel Alchemistは、単なるサウンドモジュールではありません!背面のUSBポートに接続することで、高機能なMIDIコントローラー/シーケンサーとしても動作します。
USB MIDIデータをDAWやUSB MIDI対応機器へ送信し、モジュラー・インターフェースを通じた新しい演奏やインタラクションの可能性を広げられます。
Citadel Alchemistは、フロントパネルのTRS MIDI入力にも対応、背面のUSBコネクターからはUSB MIDIの送受信の両方を行うことができます。
Citadelは、リバーシブル仕様のフロントパネルを備えており、Citadel Alchemistの背面パネルは右写真のようになっています。
これはファームウェアの書き換えによって、本機をWave Bard、FX Wizardとしても利用できることを意味しています。背面のUSBポートを使用して、Citadel/Kastle 2の既存および今後のファームウェアやアップデートを読み込み、すぐに試すことができます。
CITADEL は、人気のセミモジュラー・デスクトップデバイス Kastle 2 をユーロラック向けに再構築したモジュールです。
CITADEL にはフル仕様の 3.5mmパッチベイ が備わっており、ユーロラック・フォーマットに求められる柔軟性を確保しながら、Kastle 2 の長所をそのまま活かしています。単体でも十分に機能しますが、他のモジュールとパッチングすることで真価を発揮します。
さらに、パターンジェネレーターを直感的に操作できるスイッチも追加されています。
CITADEL は、エレクトロニック・ミュージック制作におけるユーロラックシステム統合に必要な基本要素をすべて備えています。
ヘッドフォン出力、TRS MIDI入力と同期機能、テンポジェネレーター(ディバイダー/マルチプライヤー付き)、USB MIDI(背面ポート経由)、ステレオミキシング、内蔵LFOとパターンジェネレーター、さらにエフェクトも搭載。
これらすべてにより、CITADELは小規模システムや初心者向けの理想的なモジュールとなっています。
自分のスケールやリズムを使って、Kastle 2 Alchemistのカスタムファームウェアを作成し、音楽表現を強化しましょう。作業内容は「ドラフトファイル」として保存でき、後で続きから再開したり、友人と共有したりできます。
WEBアプリ(alchemist-laboratory)の中には、クオンタイズのスケールを自由に変更できる「Scale Editor」、様々なリズムパターンを構築できる「Rhythm Editor」があります。
さらにUF2ファームウェアファイルのダウンロードもこのAppから可能です。
MODEボタンは、異なるシンセシス・モードを切り替えます。
PITCHノブは、6オクターブの範囲で基準となるNOTEを設定します。 選択されたルートノートを起点とし、ノブのスイープは選択されたスケールにクオンタイズされます。
PITCH MODノブは、PLAY入力およびNOTE入力がピッチにどの程度影響するかを設定します。 右に回すとピッチは高くなり、中央ではピッチに影響せず、左に回すとピッチは低くなります。 2つのピッチ・モジュレーション入力の相互作用によって、複雑なシーケンスやアルペジオが展開されます。
NOTE入力は、TRIG入力でトリガーが検出されたときにのみ更新されます。 基準となるNOTEは、PITCHノブの位置とNOTE入力の電圧(PITCH MODノブによってアッテネートされた値)によって決定されます。 基準NOTEは、常に選択されたスケールにクオンタイズされます(詳しくはQuantizerセクションを参照してください)。 PITCH MODノブを完全に時計回りにすると、NOTE入力はV/Octでトラッキングします。 すべての半音を有効にするには、クロマチック・スケールを選択してください。
►PLAY入力は、基準となるNOTEに対して、3度、5度、およびオクターブ上の音程を生成します。これらの音程は、常に選択されたスケールにクオンタイズされます。 PLAY入力の電圧(PITCH MODノブによってアッテヌバータされた値)が変化すると、エンベロープがトリガーされます。 エンベロープのトリガーは、PLAY GRIDに時間的に揃えられます。 PLAY GRIDは通常、クロックを高速化したバージョンであり、正確な分周/倍周はENVノブおよびTEMPOの設定によって設定できます。 常に音楽的な時間スケールになるようチューニングされているクリエイティブな機能です。
TIMBREノブは、低倍音のサイン波からフル・スペクトラムの音色までをコントロールする主要なパラメーターです。 シンセシス・モードごとに、波形の複雑さを加えていく仕組みに変化を与えられます。 TIMBRE MODノブは、TIMBRE MOD入力を介してTIMBREノブがどの程度モジュレーションされるかを設定します。 中央ではモジュレーションなし、右に回すと正のモジュレーションが増加し、左に回すと負のモジュレーションが増加します。
SHIFTを押しながらTIMBREノブを回すことで、RATIOを調整します。 RATIOは、メインのTIMBREスイープを細かく調整し、各シンセシス・モードのキャラクターを決定します。多くの場合、複数のオシレーター間のデチューン/比率や、それぞれの波形ミックスの比率を設定します。具体的な機能は、シンセシス・モードによって異なります。 RATIOは、各シンセシス・モードごとに記憶され、自動的に保存されます。
ENVノブはALCHEMISTの中心となるパラメーターです。 音楽的なかたちで他のパラメーターにも影響を与え、PAD/REVERSE/PLUCK/DRONEといったキャラクターを行き来するマクロ・ノブとして機能します。ノブを右方向、左方向へ回す位置によってさまざまなエンベローブカーブをクリエイトできます。詳細は日本語説明書をご覧ください。
ノブを右方向、左方向へ回す位置によってさまざまなエンベローブカーブをクリエイトできます。ENV出力もあります。詳細は日本語説明書をご覧ください。
TRIG入力は、Alchemistにおいてエンベロープおよびサウンドをトリガーする5つの方法の中核となる入力です。 TRIG入力で立ち上がりエッジが検出されると、すべての内部エンベロープがトリガーされ、同時にNOTE入力も更新されます。 つまり、さまざまな信号を使ってトリガーを行うことができます。
SHIFTを押しながらTIMBRE MODノブを回すことで、FXを設定します。 Alchemistの音色パレットは、デュアルFXセクションによって拡張されます。 このFXセクションでは、アルペジオをエコーされたハーモニーへと溶かす広がりのあるテンポ同期されたディレイ、または各シンセシス・モードごとにカスタム・チューニングされたコーラス/フランジャー/ディストーション/コムフィルターのマクロ・エフェクトを使用できます。
MODEを押しながらTIMBREノブを回すことで、PITCH SLIDEを設定します。 PITCH SLIDEは、ピッチ・エンベロープやポルタメントを適用することで、パッチの表現力を変化させる優れた手段です。
| 5つのシンセモード | FILTER FM SUPER SAW HYPER SINE GLITCH NOISE |
|---|---|
| ハイブリッド・シンセシス | 4 オシレーター フィードバック付きFM ロー・ウェーブフォーム・ミキシング リングモジュレーション トラック&ホールド ステレオ・ノイズ(トラック&ホールド付き) ステレオ・フィルター トランジェント・シェイパー |
| デュアルFXセクション | ノブ左方向:ディレイ ノブ右方向:コーラス/フランジャー/ディストーション |
| PITCH MOD アッテヌバータ・ノブによるピッチモジュレーション | NOTE入力:クオンタイズされたピッチ(選択可能なスケール、トリガー時に更新) ►PLAY入力:NOTEに対して3度・5度・オクターブ上を生成。変化時にエンベロープをトリガーし、PLAY GRIDに基づき時間がクオンタイズされる。アルペジオに最適 Webベースエディターによるユーザー定義スケール BANK+PITCH MOD:クオンタイザー・スケールを変更 BANK+TIMBRE MOD:ルートノートを調整 BANK+LFO MOD:ファインチューニング BANK+PITCH:オクターブを変更およびプレビュー |
| TIMBREノブ(メインの音色変化) | RATIOによるTIMBREスイープの微調整(オシレーターのデチューン比および波形ミックス比) SHIFTボタンでサウンドをトリガー TRIGGER入力でサウンドをトリガー TIMBRE MOD入力(アッテヌバーション付き) |
| ENVノブ | 右に回す:ディケイを設定し、トランジェントにTIMBREをフォーカス 左に回す:アタックとディケイを逆方向に追加し、ボディにTIMBREをフォーカス 最左および最右:DRONEモード 長いエンベロープではアルペジオがスローダウン 左方向でMODEモーフィング ENV MOD入力(アッテヌバータ付き) ENV MODはトリガー時のみ更新 パッチ可能なエンベロープのENV出力 |
| サイズ | 16HP |
| 奥行き | 24mm |
| 消費電流 | +12V:<60mA(ヘッドホン未使用時)、<90mA(ヘッドホン最大時);-12V:<20mA |
スタッフコメント