K13 R2Rは、人気モデルK7の後継機種となるデスクトップヘッドホンアンプ/DACです。独自開発のフルバランス24bit R2R DAC回路を採用し、NOS/OSデュアルモード切換機能を搭載。2400mWの強力な出力でハイインピーダンスヘッドホンも余裕で駆動します。LDAC対応Bluetooth接続、DC/ACデュアル電源設計により、安定した高品質な音楽再生を実現。10バンド高精度PEQ(パラメトリックEQ)調整機能とフルバランス音声アンプ回路を搭載し、XLR・RCAプリアンプ出力により多様なオーディオシステムとの接続に対応します。R2R方式ならではの自然で温かみのある音質と、デジタル処理の利便性を両立した革新的なデスクトップオーディオソリューションです。
FIIO独自開発の4チャンネルフルバランス24bit R2R DACを搭載。チャンネルあたり48個、合計192個の高精度薄膜抵抗器(精度0.1%、温度ドリフト30ppm)で構成されています。この精密なR2R DAC回路により、自然で温かみのあるサウンドを実現します。
・フルバランス回路の優位性
K13 R2Rは全段にわたってフルバランス回路構成を採用。これにより従来の標準回路と比較して、ノイズを大幅に低減し、高調波歪みを抑制、静寂性の高いクリアなサウンドを提供します。
32Ω負荷に対してバランス出力時最大2400mWの強力な出力を実現。高感度なIEMから大型のヘッドホンまで、あらゆるヘッドホンを余裕で駆動します。ヘッドホンが本来持つ性能を最大限に引き出し、音楽の細やかなディテールまで豊かに再現します。
R2R DAC、LPF(ローパスフィルター)、ボリュームコントロール、ヘッドホンアンプまで、音声信号処理の全工程でフルバランス回路構成を採用。優れたノイズ耐性、低歪み、広いダイナミックレンジを実現しています。さらに増幅回路には、ゲイン制御、ヘッドホン保護機能、ポップノイズ除去機能を搭載し、安全で高品質なオーディオ体験を提供します。
・NOS(ノンオーバーサンプリング)モード
元のサンプリングレートを維持し、自然で温かみのある音質を楽しめます。
・OS(オーバーサンプリング)モード
音源を一律384kHzの高サンプリングレートにアップサンプリング。より解像度が高く、クリアで精密なサウンドを実現します。
XMOS XU316プラットフォームを活用して特別開発されたPEQ(パラメトリックEQ)(※1)を搭載。すべての動作モードで10バンドの周波数調整が可能です。
FiiO ControlアプリまたはWebインターフェース(※2)から、FIIO独自のチューニングアルゴリズムにアクセス。「Retro PEQ」などのプリセットを簡単に利用できるほか、お使いのヘッドホンに合わせた周波数特性の補正も行えます。EQカーブのエクスポート・インポート・共有・保存にも対応し、ストレスフリーなサウンドカスタマイズを実現します。
※1 PEQはPCM 192kHz/24bitサンプリングレートまでの音声信号に対応
※2 Web版PEQ:https://fiiocontrol.fiio.com/(USB入力時のみ利用可能。その他の入力時はFiiO Controlアプリで調整)
Bluetooth 5.4に対応し、LDAC/AAC/SBCコーデックの受信に対応したK13 R2Rは、ワイヤレスで聴いても高音質な音楽の世界に浸ることができます。
K13 R2Rは豊富な入出力端子を搭載し、さまざまなリスニングスタイルに対応します。プリアンプやパワーアンプとの接続に対応したライン出力も装備。
内蔵30Wスイッチング電源はニッケルメッキシールドカバーで保護され、干渉防止機能が大幅に向上し、よりクリーンな電源を実現。さらに外部DC電源入力(※)も備えており、高性能リニア電源との組み合わせが可能です。
※12V-2.5A以上の外部DC電源に対応
最大18個の低ノイズLDOと5個のDC-DCコンバータを備えたマルチレール電源を採用し、強力でクリーンな電力を供給します。
厳選されたシルクフィルム素材で作られたELNA RA3シリーズオーディオコンデンサとオーディオ専用タンタル電解コンデンサを組み合わせ、デバイスに純粋で安定した電力供給を確保し、温かみのある自然なサウンドを提供します。
高コントラストで長持ちする高解像度LCDディスプレイ(※)を搭載。サンプリングレート、ボリューム、ゲイン、出力モードなど、デバイスの現在の状態を見やすく表示します。
※焼き付きリスクがなく、常時点灯が可能です
厚みのあるユニボディアルミニウム合金ケーシングは、K11シリーズのミニマルなデザインを継承しながら、フルバランスR2R DACの美しい回路設計を覗ける「天窓」を設けました。流れるような光と鮮やかな色で、内部技術の美しさを表現しています。
さまざまな種類のIEMからヘッドホンに適応し、最適な音量調整が可能です。
異常な動作状態を検出すると保護回路が自動作動し、機器の損傷を防いで安全に使用できます。
現在のサンプリングレートを表示するほか、明るさ、色、点滅パターンをカスタマイズできます。
設定時間後の自動電源オフ機能を搭載。
※1回の設定で1回のみ動作します
SoC | ESP32-S3 |
---|---|
USBチップ | XMOS XU316 |
ボリュームコントロールチップ | NJW1195A |
DACモジュール | 独自開発のフルバランス24bit R2R DAC回路 |
R2R及びLPFオペアンプ | OPA1642×4 |
LOバッファ・オペアンプ | LTA8092×2 |
ヘッドホンアンプ | OPA1642×2 + TPA6120A×2 |
デジタル入力 | USB Type-C×2、同軸デジタル、光デジタル |
ラインアウト出力 | RCA×2、XLR |
ヘッドホン出力 | 4.4mmバランス、6.35mmシングル |
対応サンプリングレート | USB:PCM 384kHz/32bit、DSD 256 (Native) 同軸デジタル:PCM 192kHz/24bit、DSD64 光デジタル:PCM 96kHz/24bit |
出力インピーダンス | シングル:<0.7Ω(32Ω負荷) バランス:<1.0Ω(32Ω負荷) |
ヘッドホン出力レベル | シングル:1220mW(32Ω負荷時 / THD+N<1% / ハイゲイン時) シングル:150mW(300Ω負荷時 / THD+N<1% / ハイゲイン時) バランス:2400mW (32Ω負荷時 / THD+N<1% / ハイゲイン時) バランス:600mW (300Ω負荷時 / THD+N<1% / ハイゲイン時) |
周波数応答 | 20Hz~80kHz(<2.9dB) |
S/N比 | ≧116dB(A-weighted) |
THD+N | 0.0173%(1kHz / -6dB@32Ω) |
ノイズフロア | シングル:9uV未満(A-weighted) バランス:18uV未満(A-weighted) |
寸法、重量 | 約210x188x42mm(脚部含む)、約980g |
付属品 | AC電源コード/赤外線リモコン/USB Type-C to Aケーブル/6.35mm to 3.5mmヘッドホンアダプター/クイックスタートガイド/保証書 |
スタッフコメント