Atlantixは、完全なアナログ・シンセ・ボイス。太く存在感のあるベースやリード・サウンドをすばやく作れるだけでなく、新しいサウンド領域へ踏み込むのも自在です。デュアルVCO、マルチモードVCF、ドライブ付きVCA、ADSRエンベロープ——音作りやラックの拡張に必要な基本構成をすべて備えています。32のパッチポイントと多彩なルーティング・スイッチにより、これらのブロックを自分だけの方法で組み合わせて使えます。
Atlantixは、IntellijelのAtlantisの正統な後継機。Atlantis自体は、往年の名機 Roland SH-101 にインスパイアされて誕生しました。シンプルなアーキテクチャながら、SH-101は創造的かつ音楽的に実用性の高いサウンドを生み出し、世代を超えてアーティストに影響を与えてきました。
Atlantixも、SH-101と同じく太くリッチなベースやリード・サウンドを直感的に作り出せます。さらに、洗練されたデザイン、数多くの追加機能、柔軟なパッチングによって、未知のサウンド領域へ大胆に踏み込めるツールとなっています。
Atlantixは、42HPに凝縮されたアナログのサブトラクティブ・シンセ・ボイス・モジュール。VCO、VCF、VCA、S&H、ノイズ、エンベロープといった、Eurorackでサウンドを作るための基礎がすべて揃っています。
VCO A:スルーゼロFM(FM INDEX付)、PWM、ハード/ソフト・シンク、オクターブ・スイッチ
VCO B:リニアFM、LFO/VCO切替、ハードシンク、オクターブ・スイッチ
Atlantixには2基のトライアングル・コアVCOを搭載。周波数変調に対して音楽的に心地よい応答をします。
ミキサーセクションでは、VCO Aの各波形、サブ、ノイズ、AUX(VCO A/Bからノーマル接続)をバランス調整可能。外部信号のミックスもAUXから可能。
AUX 2のルーティング・スイッチで、信号をミキサーサムに加えるか、VCFをバイパスしてVCAへ直接送るかを選べます。これは、Yamaha CS-80の構造(フィルター後にサイン波をミックス)を参考にしており、ハーモニクスを加えたガラスのような音を作ることができます。
VCFは、ローパス/バンドパス/ハイパス/フェイザー(マルチノッチ)を備えたディスクリート構成の4ポール・マルチモード・フィルター。
Atlxエキスパンダーを使用すると、各モードの専用アウトを使用可能。
ADSRエンベロープはアナログ仕様で、スロー/ミディアム/ファストの3レンジを切り替え可能。外部ゲートまたは中央パネルのマニュアル・ゲートでトリガーできます。VCAでのレベル/ベロシティ制御にも使用可能。
2つの8ポジション・ロータリー・スイッチにより、MOD X / Yの出力先をそれぞれ選択可能。極性切替やユニポーラ/バイポーラ動作の切替も可能です。
専用アウトプットを使えば、さらに自由なモジュレーション・ルーティングが可能です。
オプションのAtlxエキスパンダーは、Atlantixに16の追加ジャックを提供:
セルフパッチや高度なルーティング、他モジュールとの連携に新たな可能性をもたらします。
Width | 42HP |
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Depth | 25mm |
Power | 140mA @ +12V 138mA @ -12V |
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