oz design製品に多数搭載されてきたFET Compressorが500モジュール版で登場です。
操作ノブ類は、1176等の操作感を踏襲しつつも、過不足なく幅広いサウンドづくりを行えるようにMixノブも搭載した万能型超低ノイズFET Compです。
ユーザーによって、また求めるサウンドによって好みの分かれるSidechain HPAは基板上のDipスイッチで150Hzと60Hzを切り替える事が出来ます。
ReductionメーターはLEDで表現され、シンプルながら視認性も抜群です。
ヘッドアンプはoz designオリジナルの高精度ディスクリートオペアンプを搭載しています。
数年に渡りパーツや回路は改良を重ね、その能力はAPI2520を凌駕します。
入力回路にJensenのトランスを搭載したモデルと、トランスレスのモデルを2種類ご用意しました。
Padal Compなどでも定評のある低ノイズ設計は500moduleでも勿論行っています。
FET Comp = ノイズはそこそこある、という常識を覆します。
Ratioに1.2:1を搭載し、かなり少しだけコンプを掛けてMixノブで更にコンプ感を調整することにより、元のダイナミクスを極力維持した形で、少しだけFET Compのエッセンスを加えたいといった用途でもお使いいただけます。
ソースによってSidechain HPAの最適値は異なります。
パネル面には空きスペースが無い為、基板内のDipスイッチにより60Hz/150Hzの切り替えを行えます。
Dipスイッチを1,2共にOnすると60HzのHPFに、Offにすると150HzのHPFになります。
モジュールに送り込まれる電源の質は、モジュール側では制御できません。
この事は500モジュールを使う上でのデメリットとしてエンジニアの方々からは認識されています。
また、大元の電源の質が高かったとしても、電源というのはDCに変換されてから負荷(この場合アンプ)までの距離があるとそのインピーダンスで電圧が揺れ、質が低下します。
その為、取るべき手は一つで、モジュール側で電源を作り直すしかありません。
一度作り直して供給する為、極めて質の高い電源で動作させています。
本機の入力回路にはJensenトランスを使ったトランスバージョンと、オペアンプによるバランス受けのトランスレスバージョンの2種類をご用意しました。
価格はトランスの値段分トランスバージョンが高くなってはいますが、質としての優劣はありません。
使用するトランスがJensen製なので、トランスを通っていることを忘れるほどの透明感があります。そういう意味では両者に違いはほとんどないとも言えますが、トランスバージョンの方がローエンドハイエンドがやや丸くなるので、柔らかいサウンド傾向になります。※この辺はLundahlを搭載したOZ-336等ともその変化の具合は近いです。
Ratio | 1.2:1 / 2:1 / 4:1 / 8:1 |
---|---|
Attackスイッチ(Fast/Slow) | Fast 0.2msec / Slow 10msec |
Releaseスイッチ(Fast/Auto) | Fast 100msec / Slow 570msec |
入力インピーダンス | トランスバージョン:20kΩ、トランスレスバージョン:25kΩ |
出力インピーダンス | 50Ω以下 |
周波数特性 | 5Hz-100kHz ±0.5dB |
ひずみ率(THD+N) | 0.005%以下 (1k / +4dBu)@Compressionを掛けない設定 |
最大入出力レベル | +28dBu |
付属品 | 本体/取説(保証書) |
重量 | 1.5kg |
寸法 | 500 moduleに準拠 |
スタッフコメント