oz design製品に多数搭載されてきたOptical Compressorが単体機として500モジュール版で登場です。
操作ノブ類は、シンプルにまとめつつもAttack Releaseをスイッチで操作するなど幅広い音作りも可能にしました。
ユーザーによって、また求めるサウンドによって好みの分かれるSidechain HPAは基板上のDipスイッチで150Hzと75Hzを切り替える事が出来ます。
ReductionメーターはLEDで表現され、シンプルながら視認性も抜群です。
ヘッドアンプはoz designオリジナルの高精度ディスクリートオペアンプを搭載しています。
数年に渡りパーツや回路は改良を重ね、その能力はAPI2520を凌駕します。
入力回路にLundahlのトランスを搭載したモデルと、トランスレスのモデルを2種類ご用意しました。
500モジュールの欠点の一つとしてパネルのサイズが小さいので搭載できる操作ノブに物理的な制約があることが挙げられます。
コンプレッサーのサウンドメイクを考える時、Thresholdでリダクションをコントロールして、Makeupでその分を持ち上げる、この操作にノブ2つを搭載する事が難しかったため、ThresholdノブでMakeupも同時にコントロールできるようにしました。
ThresholdをDeep方向に回していくと、コンプレッションするとともにMakeupもされます。
自然なサウンドのコンプレッサーと言えばオプティカルコンプレッサーが思い浮かぶと思いますが、中でもFeedback制御のオプトコンプは至高のナチュラルサウンドです。
ある程度深く掛けても音像の破綻が全く感じられません。
ソースによってSidechain HPAの最適値は異なります。
パネル面には空きスペースが無い為、基板内のDipスイッチにより75Hz/150Hzの切り替えを行えます。
Dipスイッチを1,2共にOnすると75HzのHPFに、Offにすると150HzのHPFになります。
モジュールに送り込まれる電源の質は、モジュール側では制御できません。
この事は500モジュールを使う上でのデメリットとしてエンジニアの方々からは認識されています。
また、大元の電源の質が高かったとしても、電源というのはDCに変換されてから負荷(この場合アンプ)までの距離があるとそのインピーダンスで電圧が揺れ、質が低下します。
その為、取るべき手は一つで、モジュール側で電源を作り直すしかありません。
一度作り直して供給する為、極めて質の高い電源で動作させています。
本機の入力回路にはLundahlトランスを使ったトランスバージョンと、オペアンプによるバランス受けのトランスレスバージョンの2種類をご用意しました。
価格はトランスの値段分トランスバージョンが高くなってはいますが、質としての優劣はありません。
使用するトランスがLundahl製なので、トランスを通っていることを忘れるほどの透明感があります。そういう意味では両者に違いはほとんどないとも言えますが、トランスバージョンの方がローエンドハイエンドがやや丸くなるので、柔らかいサウンド傾向になります。
GAIN | 0dB~10dB |
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Attackスイッチ(Fast/Slow) | Fast 3msec / Slow 25msec |
Releaseスイッチ(Fast/Auto) | Fast 70msec |
入力インピーダンス | トランスバージョン:20kΩ、トランスレスバージョン:25kΩ |
出力インピーダンス | 50Ω以下 |
周波数特性 | 5Hz-100kHz ±0.5dB |
ひずみ率(THD+N) | 0.005%以下 (1k / +4dBu) |
最大入出力レベル | +28dBu |
付属品 | 本体/取説(保証書) |
重量 | 1.5kg |
寸法 | 500 moduleに準拠 |
スタッフコメント